塩ビ管(パイプ)の面取り方法

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面取り加工した塩ビ管正面の図

塩ビ管と綱手を接着する際に必要となる面取り加工のやり方を詳しく説明します。

接着の問題となる抜け戻りを抑えるために、面倒でもキチンと面取りしておくことで、素人でも簡単に塩ビ管を接着出来てしまいます。

水道管以外にもなにかと使える素材なので、塩ビパイプの正しい接着のやり方を覚えておきましょう。

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面取り加工

面取り加工は塩ビパイプを接着する上で必要な作業です。

面取り加工する理由

塩ビパイプと綱手を塩ビ専用接着剤で接着する際、面取り加工をしていないと接着剤を剥ぎとってしまいます。

面取り加工をする事で、接着剤を剥ぎ取りづらくなり綺麗に接着できる可能性が上がります。

面取りする長さ

使用するパイプ径によって、面取り加工する長さが変わります。

直径50mm以下のパイプ
1mm程面取り加工します。
直径50mm以上のパイプ
2mm程面取り加工します。

面取り図解

塩ビパイプを綱手に差し込む際、面取り前後のイメージは下図のイラストのような感じです。

綱手はテーパー状になっています。図ではテーパーの状態が分かりやすいようにデフォルメしています。

面取り前 パイプ断面図

綱手の奥にいくにつれてキツくなっていくので、角が立っていると接着剤が剥ぎ取られやすくなります。

面取り後 パイプ断面図

角を落として面取りすることで、接着剤が剥ぎ取られにくくなります。また、綱手は限界以上に差し込みができないように突起が付いています。

面取り角度

市販のパイプリーマーなどでは15度くらいのものが多いようですが、45度程度でも基本的に問題はありません。

面取り道具

面取りする工具にはいくつか種類があります。

金ヤスリ・紙やすり

最も安価に済むのが紙やすりや金ヤスリを使うことです。ただこの方法は綺麗に面取りするのにも限界がありますし、地道な手作業なので時間もかかります。

パイプリーマー・チューブリーマー

パイプを面取りする専用の手工具もあります。専用なので使い勝手も良く、簡単に綺麗に加工できます。価格は50mm以下の小さい口径のものは比較的安価に販売されています。

構造は鉛筆削りの大型版のような形をしていて、すり鉢状の構造に刃がいくつもついている感じのものです。

パイプリーマーなどの専用工具は刃(刃物)で削るので、表面はかなり綺麗に仕上がります。

オービタルサンダー

塩ビパイプの面取りに使用したオービタルサンダーBosch GSS23AE/MF

オービタルサンダーやランダムアクションサンダー、ジスクグラインダーなどと言った電動工具を使用しても面取りすることが可能です。

パイプリーマーなどの専用工具は刃(刃物)で削るのに対して、サンダーは取り付けた紙やすりなどで削ることになるので、表面の仕上がりは荒くなります。

面取り方法

今回はオービタルサンダーを使用して面取りする方法を紹介します。

面取りのコツ

オービタルサンダーを使った面取りではちょっとしたコツが入りますが、コツを掴めばかなり綺麗な面取りに仕上げることが出来ます。

パイプを回転させる

パイプは転がりやすいのでカットする場合でもクランプなどで固定するのは少しコツがいります。面取り時にも固定して仕上げる事も出来なくはないですが、転がりやすいのを逆に利用する事で綺麗に縁取りを面取りすることができるのです。

塩ビ管の面取りのコツ パイプを転がすその1

パイプを手前から手のひらで転がしていきます。

塩ビ管の面取りのコツ パイプを転がすその2

手の指先から手首に向かってコロコロ。

塩ビ管の面取りのコツ パイプを転がすその3

手首付近まで来たら今度は逆に指先側に向かって逆回転させます。

塩ビ管の面取りのコツ パイプを転がすその4

あとは上記の繰り返しです。

塩ビ管の面取りのコツ オービタルサンダーを傾斜させて削るその1

オービタルサンダーを利き手で持ち、角度を付けてパイプの角に当てます。

塩ビ管の面取りのコツ オービタルサンダーを傾斜させて削るその2

オービタルサンダーは固定し、左手でパイプをコロコロとしてもいいですし、オービタルサンダー自体もパイプの回転方向とは逆にスライドさせるとより良いです。

塩ビ管の面取りのコツ オービタルサンダーを傾斜させて削るその3

一度に長くやり過ぎず、パイプを1,2往復させたら一度どれくらい削れたかを確認した方が、削り過ぎにならずに済みます。付けたペーパーの粒度や力加減によって加工時間も変わりますが、数十秒で加工できる事でしょう。

オービタルサンダーは元々自重で磨く道具ですからあまり力を入れる必要はありません。

面取り加工した塩ビ管サイドの図

綺麗に1mm程面取り加工が出来ました。

面取り加工した塩ビ管斜めの図

多少削りすぎても接着時に問題はありませんでしたが、なるべくこれくらいの面取りになるように加工を目指しましょう。

HI-VP管とHI綱手にはHI専用の接着剤を用いて接着する

面取り加工を済ませれば塩ビ管用接着剤で接合しやすくなります。

サンドペーパーの粒度

木材などを磨く際は、サンドペーパーは粗い粒度からきめ細かい粒度に変えて使用しますが、今回は#80程度の粒度のサンドペーパーのみを使用して削りました。

表面はなるべく綺麗に仕上げるべきなので、#120〜#240で徐々に削るのもありだと思います。#80だとかなり荒削りな感じが否めませんが、接着してみても問題は感じませんでした。

ただ、粗めなのは確かなので、気になる方は粒度を変えて見て下さい。

あとがき

塩ビ管と綱手を接着剤で繋げる際に必要となる面取りは、なるべく失敗をしないようにやっておきたい加工です。

慣れている配管のプロは加工せずとも施工できたりするようですが、キチンと面取りするのが正しいやり方です。

塩ビ素材を接着することができれば色々なパターンにも派生でき、水道管以外の用途にも応用できるので、一度やってみて覚えておくと良いと思います。

要所さえ抑えておけば、思っている以上に簡単なDIYです。

作り方

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