二重窓をDIY

公開日: : 最終更新日:2016/06/15

寒い冬を暖かく過ごすには断熱効果抜群の二重窓が絶対おすすめ!今まで自作してきた中でも間違いなくコスパ最強!

色んなタイプの二重窓の紹介から簡単に作れる方法、試行錯誤を重ねた本格的な作り方まで、数百枚を超える製作写真と動画の中から厳選した素材とイラストで徹底的に分かりやすく解説しちゃいます。

二重窓は結露対策だけじゃなく暖房費も相当節約できます!もっと早く作っておけば良かったと思うこと間違いなしなのです。

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二重窓って素晴らしい

自作した二重窓(中型サイズ)木製フレーム左サイド

二重窓のいいところはいっぱいあるのです。二重窓の素晴らしさを再認識してみましょう。

寒気はどこからやってくる?

暖房を付けても温度がなかなか上がらなかったりするのには様々な原因が考えられます。家は壁や床、天井、そして窓枠などで作られているわけですが、一体どこから寒さは来るのでしょうか。

寒気は窓からやってくる?

家の中で寒さの原因の7割は窓からの寒気という話があります。

家によっては窓の数はかなり多い上に、面積もかなりのものです。窓が原因というのは納得のいく理由でもあります。

断熱材が入っている家でも二重窓は効果的

壁や床、そして天井は、発泡ウレタンやグラスウールと言った断熱材を敷き詰めることで断熱性が上がります。ですが、窓枠は大きな面積を占めるわりに、そういった効果的な断熱材を詰めることはできません。

せっかく床や壁に断熱材を敷き詰めていても、窓に何も対策をしていなければ、窓からの寒気に室内は冷やされ、暖房器具でせっかく温めた空気も窓から冷やされていることになるのです。

断熱材の入ってない家を暖かくするには

比較的新しい家は断熱材が入っていますが、少し古い家だったりすると今みたく断熱材が入っていなかったりします。

断熱材の入っていない古い家に住んでいても、諦めることはありません。窓に対策を施せば十分に暖かく過ごせる可能性はあるのです。

ちなみに、昔ながらの板ガラス1枚では寒さは凌げませんが、複層ガラスと言った断熱効果の高いガラスを使用することで、断熱性を高めることもできます。但し、板ガラスに比べるとかなり高額です。

二重窓を作れば、大掛かりな工事をしなくても、窓の断熱効果を飛躍的に上げることで、暖かく過ごせる事ができるようになったりもするのです。

寒冷地で二重窓は当たり前

日本に限らず世界中には非常に寒い地域があります。そういった寒冷地では様々な防寒対策が施されているのですが、二重窓はとても当たり前なのです。

場合によっては、二重窓どころか三重窓もあったりもします。有用だからこそ、世界中の寒い地域で使用されているのです。

結露防止対策

二重窓を設置すれば空気層が増えるので、寒暖の差で出る窓の結露も抑えることができます。結露には、通常日本では一般的なアルミサッシが原因なところもあります。

アルミは熱伝導率が高い素材なので、寒気の影響を受けやすく、結露しやすいとも言えるのです。

アルミより樹脂製サッシが効果的

窓のフレーム材として日本では戦後アルミサッシが爆発的に増えて使われてきましたが、世界的に見ると窓フレームにアルミサッシを採用しているところは稀です。

より断熱効果に優れた樹脂製のフレームが使用されています。樹脂製サッシは日本でも主に北国で使われていたりしますが、流通しているアルミサッシに比べると高額です。

二重窓のフレーム材に樹脂製品を使えばより高い断熱効果が期待できます。また、樹脂製でなくてもアルミよりも断熱性の高い素材を用いればより効果的になるのです。

二重窓の効果

二重窓を設置することで得られる様々な効果を見て行きましょう。

断熱性

断熱材を詰め込むことができない窓枠に施せる断熱対策には高価な複層ガラスを用いる方法もありますが、二重窓を設置すると断熱性を高めることができます。

断熱性を高めることができれば、少ないエネルギーでも部屋がすぐに温まりやすくなり、快適に過ごせるようになるのです。

保温性

二重窓があると一度温めた空気が窓枠で冷やされることが軽減されるので、保温性が高まります。暖まった後に暖房器具を消しても、保温性が高ければ冷えにくくなるのです。

防音性

二重窓を設置すれば気密性が高くなり、ある程度の防音性も高まります。二重窓だけでは完全な防音は無理でも、窓からの騒音がかなり軽減されることは間違いありません。

防音について少し補足すると、音は少しの隙間からも簡単に侵入するので、完全なる防音を実現するのは容易ではありません。窓枠のみならずその他全ての気密性や材質も大きく影響します。

完全なる防音を実現しようと思えば、それこそ空気循環装置等を設置しなければ窒息するほどの密閉性と、低音を防ぐため鉛などの重量がある素材で全体を覆う必要があります。

経済性

断熱性が高まれば少ないエネルギー(電気やガス)で効率よく部屋を温める事ができるので経済性が高まります。

元々の断熱対策がされてない家ほど効果的でその恩恵は相当なものです。電気やガス代と言った目に見える数値、金額として実感できることになります。

二重窓を設置するのにいくらかの初期投資は必要となりますが、長く住む家なので、早く対処すればするほど得する事になります。場合によっては数年で投資分を回収する事も可能でしょう。

省エネ

二重窓を設置すれば電気やガス代をそれまでよりも抑えることができるので省エネにも貢献します。環境にもエコロなわけです。

二重窓を作る方法

とても有用な二重窓を作る方法は大きく分けて二つあります。

メーカー製の二重窓キットで自作する

二重窓を作る材料が一式セットで販売されている自作キットを購入して造ります。

窓1枚あたりの単価は割とかかりますが、自力で材料を見繕う必要性がないので自作としてはかなり簡単です。

完全に自力で自作する

自作用の二重窓キットに頼らず、完全に自力で二重窓を作る方法で、作り方も様々考えられます。

材料選びから、設計、作り方まで全て自力で考えて自作するわけなので、自作キットと比べると難易度はかなり上がります。

価格はメーカー製品を購入するよりは基本的にかなり安く済みますが、選んだ素材などによっては逆に高くつく可能性もありえます。

今まで作った二重窓については、別項目にてなるべく詳しく紹介していきます。

メーカー製の二重窓

メーカー製の二重窓も以前は販売元が限られていましたが、最近になって各社が製品を販売するようになりました。

アクリサンデー社のエコな内窓

アクリサンデー社はポリカーボネイト製品を主として販売している会社です。

私が自作した二重窓に使用しているポリカーボネイトも、アクリサンデー社製の中空ポリカーボネイト板ハモニカーボを使用しています。

二重窓の自作キットを他社に比べ先駆けて開発しています。当初は窓枠の高さが1.4M(1400mm)以下と制限がありましたが、それ以降改良され高さ2.2M(2200mm)、幅2.1M(2100mm)まで対応可能な製品を販売するようになりました。(※1)

二重窓を設置前後で比較すると、断熱性はかなり向上します。

光モール社の二重窓

光モール社は、各種モールやレールの販売などをしている会社です。

以前、私が自作した簡単な二重窓では、光モール社製のガラス戸レールとプラスチックモールを使用していました。

二重窓の自作キットも最近になって販売し始め、高さ2.1M(2100mm)幅1.83(1830mm)まで対応可能な製品を販売するようになりました。(※1)

二重窓を設置前後で比較すると、断熱性はかなり向上します。

サッシメーカーの二重窓

他にも窓サッシメーカーが昔から二重窓を販売しています。ガラス製の本格的な二重窓で、DIY用の自作キットではなく業者が設置するタイプのものです。

自作キットとは明らかに造りが異なっており、構造も通常のガラス窓と同様で、高い気密性と断熱性があります。

製品を単体で購入し、設置はDIYで施工する事も不可能ではありませんが、基本的には施工は業者が担当するので、自作とはあまり関係ありませんが、二重窓を設置する選択肢になります。

二重窓自作キットの価格

値段はメーカーや製品により多少変わります。長さによって製品を分けていたりもするので、長尺な製品程高額になっていきます。

DIY用の二重窓、内窓は、自分で設置するタイプなので、本格的なガラス窓と比べると価格も控えめです。

大体の目安ですが、大きな窓用であるとレールやフレームの付いた1セットあたり1万円を超えるくらいでしょう。これに窓材を別途購入して合わせる事になるのです。(※1)

サッシメーカーの二重窓の価格

値段はメーカーや製品によりかなり変わると思います。

本格的なサッシタイプの二重窓は、自作キットと比べると当然の事ながら、かなり高額な設定になっています。

ガラス製の普通の窓枠をもう1つ作るような感じなので、設置も業者が行う為、二重窓自体の価格以外に施工費も掛かる事になります。

大体の目安ですが、窓1枚あたりで数万円は最低でも掛かるのではないでしょうか。(※1)

メーカー製品を調べて分かった事

  • 業者に依頼して設置してもらうタイプの二重窓は、本格的な構造でガラス窓を使用しているので品質は通常の窓並に高い。価格はその分通常の窓枠と変わらない高額設定。
  • DIYで設置するタイプの二重窓は、加工性を考慮しているのでプラスチックの枠にポリカーボネイトを使用しているタイプのものが多い。価格はかなり抑えられるものの品質は通常の窓枠には遠く及ばないが、断熱性はかなり高い。

脚注

※1:記事記載内容にはできる限り注意を払っていますが、価格、製品仕様などは改良、変更されたりしますので、最新の正確な情報はメーカー公式サイトを参照してください。

簡単な二重窓

自作した二重窓(中型サイズ)プラスチックフレーム

過去に二重窓をいくつか自作してきましたが、最初に作った二重窓で、かなり適当に作ってしまった簡単な構造の二重窓です。

この項目では概要のみ簡単に説明します。詳しくは別記事でも紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

素材

左右フレームは小型から中型までの窓であれば光モール社製のプラスチック製のモール材を使用。それ以上の大きさだと撓んでしまうのでアルミ材を使用しました。

上下レールにも光モール社製のプラスチック製品を使用し、大型の窓枠にはアルミのコの字型の汎用部材を使用しています。

窓の素材にはガラスではなく、断熱性に優れたアクリサンデー社製の中空ポリカーボネイトを使用しています。

費用

プラスチック素材のみであればかなり安価に済みます。モール材レール材ともに100円〜数百円以下で入手できます。アルミを使用した場合はそれなりに掛かります。

ポリカーボネイト板は910mmx1820mmの3×6一枚あたり2000円くらいです。

構造

中空ポリカーボネイト、上下レール、左右フレーム材、左右の隙間対策材のパーツで構成した二重窓です。

基本的に上下ガラス戸レールに直接ポリカーボネイトをはめ込む構造です。強度的には左右フレーム材ごとレールに収めた方がよい場合もありますが、レール幅も合わせる必要があります。

難易度

道具もあまり要求されず、自作の難易度としてはかなり低いです。ただし、細かな調整に関してはミリ単位の精度が要求されるので、かなり神経を使うことを考えると高いとも言えます。

断熱性能

調整さえできれば二重窓の断熱性能としてはかなり実感できるレベルのものです。しかし、問題点も多くあまり完成度は高くなりません。

問題点

  • 比較的小さい窓であれば使用に耐えるものの、それ以上の大型の窓だと膨張・収縮率が激しいので、調整が困難。
  • 上下レールの深さ以内に膨張・収縮時の大きさを収めなければならないので、細かい調整が必要。
  • 高温で膨張しすぎた場合、上下レールの隙間がなくなり開閉が困難になる事がある。
  • 低温で収縮しすぎた場合、上下レールの隙間が開きすぎてレールから外れやすくなる事がある。
  • 調整の為、必要以上にポリカーボネイトを切りすぎてしまった場合、上下レールにはまらなくなる可能性がある。
  • 断熱性、気密性は市販品には劣る。

木製二重窓

自作した二重窓(中型サイズ)木製フレーム

簡単な構造の二重窓での問題点を全て解決するために、改めて作りなおした本格的な構造の木製二重窓です。

当初から考えていたものですが、構想から実現までにはかなりの時間を要してしまいました。

この項目では概要のみ簡単に説明します。詳細は別記事でとことん詳しく紹介します。

改善点

  • 大型の窓でもたわまない素材と構造にした。
  • ポリカーボネイトの膨張・収縮率の高さに影響されづらい構造にした。
  • ポリカーボネイトのサイズ調整を最低限で済むようにした。
  • 膨張・収縮率によってレールから外れたり、動かせない状況にならない構造にした。
  • 気密性を格段に向上させたので、業者が設置する本格的なサッシタイプに近い機密性がある。
  • 断熱性、強度面と見た目も格段に向上させたので、市販品以上とも言える。

素材

DIYでは一般的な木材で入手も容易で安価なSPF材を使用しています。高級志向であればより高価な木材を使用することも可能です。

木材は高い断熱性があるので、自然素材重視の業者が設置する高級内窓などでも使われているのです。

費用

木材の種類に影響されます。採用した材は一般的なSPFの為、高級感はあまりないですが、強度面、性能面では問題がなく、価格も極めて安価に収まりました。

構造

構造は一部特別な加工を要するものの、基本的にはシンプルな構造です。

中空ポリカーボネイト、(上下レール)、フレーム材、隙間対策材のパーツで構成しています。

難易度

特殊な加工をする為に電動工具が必要なので敷居は割と高いかもしれません。

断熱性能

断熱性、気密性ともにサッシ製二重窓並に高いと思います。

断熱性の高い素材である木製であること、ポリカーボネイトを採用した事を考慮すればアルミサッシ以上とも言えるかもしれません。

問題点

性能的な問題はまったくないものの、自作難易度が高めであまりゆるくない。。

二重窓を自作する意義

初めて二重窓を自作してから数年以上が経ち、メーカー製の自作キットが販売されるようになって、当時とは状況が変わってきました。

当初は、二重窓を設置したいと思えば、本格的な業者設置タイプを選ぶか、全て自力で自作するかの選択肢しかなかったわけです。

現在の状況で、二重窓を新たに設置したいと思った場合、どの選択肢を選んだほうが良いのか?自作する意義について考えてみましょう。

どの選択肢を選んだほうが良いのか

性能を取るか、楽さを取るか、かかる費用で検討するのか、判断材料は人それぞれです。なので、この問いに正解はありません。

DIYに興味がなく得意でない方であれば、業者設置タイプを選ぶ以外の選択肢はありません。費用はかかっても、高い品質の二重窓を楽に設置できます。

品質が下がっても費用を抑えたい人や、DIYに興味があり得意な人であれば、DIYの技量や費用によって、自作キットか完全自作かを選択することになります。

二重窓の自作キット

自作キットはDIYがあまり得意でない方でも手が出しやすいので、ある程度の品質の二重窓を比較的楽に設置することができます。

以前は高さ制限がついていたりして大きな窓枠には設置できなかったり、製品の種類も限られていたのですが、ごく最近では改良が重ねられて大きな窓枠にも対応するように改善された製品が販売され始めました。

一番最初に完全自作した簡易的な二重窓を作る前に、自作キットが販売されていたら、私もこの方法を取っていた可能性は高いです。

完全な自作

完全に自作するとなれば、作り方次第ではあるものの、ある程度のDIYレベルが要求されます。また、工具なども加工に応じて必要になったりします。

本来自作といえばこの方法で、自由度が高く、費用も基本的に抑えられます。

おそらくこの記事に辿り着いた人の多くは、この方法を選択したいと思っているのではないでしょうか。

勿論、私はこの方法を取って自作をしてきたので、詳しく自作方法を解説するつもりで記事を書いています。

完全自作の単価の安さ

完全自作する大きな利点は、やはり単価の安さです。素材から作り出すわけですから、最小限の費用で済みます。

完全自作は窓が多いほど有利

家の中の窓の数はかなりあります。二重窓を設置してみてその有用性を知ってしまうと、他の部屋にも設置したいと思うようになります。

初めは私も生活の中心となる居間だけでいいかなと思っていましたが、風呂場や寝室、キッチンと、いろんな場所に二重窓を設置したくなってきます。

設置したい場所が増えるほど、最終的にかかる総額には大きな違いが出てきます。

単価が高いと他に設置したいと思っても、断念してしまう事も多いことでしょう。その点においても、完全自作の単価の安さは大きな魅力なのです。

自作はメンテナンスが楽

自作全般に言えることですが、例えばパーツごとに取り替えることも可能なので、壊れたりしてもメンテナンスが楽です。

また、自作では構造も全て把握しているので、直すときにも簡単です。

自作は自由自在

完全自作では、高級志向で作るもよし、安価に仕上げるもよし、頑丈に作ることも思いのままです。

大きなサイズでも小さなサイズでも、必要に応じて作れるのは自作ならではの利点です。

もう自作するしかない

ここまで記事を読んでこられたあなたなら、きっともう二重窓を自作したくて仕方がない事でしょう。

誰でも簡単にとは言えないまでも、興味とやる気のある人なら作れてしまうくらいに、二重窓の自作方法について詳しく解説していきたいと思います。

なにかしら物を作るとなれば、ある程度決まった工程と手順があります。

難しいと思うものでもその1工程1工程を1つ1つ着実に、手順に従ってこなしていけば作れるのです。

道具や技術も同じです。道具がなければ少しづつ揃えていけばいいですし、技術も徐々につけていけばいいのです。

二重窓の設計

設計について、かなり詳しく解説したいので、別途記事を設けます。

二重窓の作り方

作り方についても、かなり詳しく解説したいので、別途記事を設けます。

あとがき

二重窓についての記事は以前いくつか書いていたのですが、ブログを始める前に作っていたものだったので、製作中の写真とかがあまりない状態でした。

改良した二重窓を作った後に詳しい記事を載せたいと思いつつ、構想から実現までには大分月日が流れてしまった訳ですが、ようやくお披露目できるというものです。

二重窓を作ってからというもの、寒冷地でなくても二重窓がない生活はもう考えられないと思うほど、様々な面での有用性を感じます。

光熱費が浮いたりとメリットはたくさんありますが、暖かく過ごせること、たったそれだけの事でも幸せなことです。

今以上に暖かく過ごせる人が一人でも多くなればいいな〜と思い、かなり気合を入れて記事を書いていたら相当長文になってしまいました。まだまだ関連記事も書いている途中なのでより一層長くなる予定です。。

最後まで読んで下さりありがとうございます。参考になれば幸いです。

DIY

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