塩ビ管で水道管の延長をDIY

公開日: : 最終更新日:2015/05/17

自作で外水栓を延長して敷地内の至るところに配管できてしまう簡単な水道配管を組んでみました。元々ある水栓に手を加える事なく拡張できるので簡単です。

塩ビ管を使った本格的な配管で、ホースではできない自由度の高い拡張をしちゃいましょう!園芸用スプリンクラーや水栓がもう1つ欲しいと言った用途にも応用できます。

これなら自分にも出来そうと思ったならDIY!(Do it yourself)

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水道管の延長

外水栓からホースで延長している現状から、一部を水道管を使った配管に変更する事になった経緯をゆるく説明しながら、どのような選択をした方が良いのかを詳しく見ていきます。

今までの水道配管

塩ビ配管を通す前水栓付近の様子

今までは外水栓にタカギのスプリンクラータイマーを設置して、そこから2分岐させ、それぞれホースに繋いで家の表側と裏側にホースを敷いていました。

裏側ではさらにスプリンクラー用の配管を分岐させていますが、表側ではホースリールに連結して、通常のホースで水撒きをできるようにしています。

問題点

表側には水栓の位置から駐車場の端を経て表側にホースを通しているのですが、車を駐車する時にホースをタイヤで踏んづけてしまう事があります。

気をつけてホースを引っ張ったりしてはいるのですが、狭いスペースなので数センチはみ出るだけでタイヤに踏まれてしまいます。これが原因で新品のホースでも1年くらいで穴が開いてしまうのです。

柔軟性のあるホースは便利なのですが、90度カーブさせても直角にはならず丸みを帯びて曲がります。水を流せば位置もズレます。なので、ピッタリとはみ出さないように位置調整するのは無理なのです。

車の後ろにホースリールを置いておけばいいのですが、水やりの度にいちいち車を移動させるのも面倒です。また、ホースを外壁に固定して宙に浮かせるのも壁に穴を開けることになりますし、見栄えもあまり宜しくはありません。

解決策

ホースでは狙った位置に固定させるのは困難なので、水道配管を新たに設置する事にしました。水道管なら素材は硬質ですし、縦にも横でも、自由な配管を組むことが出来ます。

水道配管を組むには様々なパーツがありますが、それをどのように組み上げるのかを考えてみると、結構簡単にいけそうだなと思いました。ただ、いくつか決めなければならないこともあるので、施工前に考えておいたほうがいいポイントをまとめておきます。

配管は埋設施工か露出施工

水道配管は基本的に地中に埋めて配管されることが多いです。我が家の場合も屋内、屋外ともに水道管は地中に埋まっています。しかし、マンションなどでは地中に埋めずにそのまま露出した状態で配管されていることも多いのです。

なので、水道管はなにがなんでも地中に埋めなければならないわけではないのです。

しかし、地中に埋める場合や露出させる場合には材料や設置方法が違います。ざっくりと違いを見て行きましょう。

露出配管と埋設配管の違い

水道配管は大きく分けて給水用と排水用に分けられますが、今回は給水用の配管設備を組む前提での配管の仕方についてです。

埋設配管の注意点

給水用の埋設配管には通常塩ビ管のVP管が使われています。ホームセンターに出かけるとよく見る灰色の配管です。価格もかなり安く手に入るので、水道管を使ったDIYで色々な物を作ったりするケースもあります。

埋設配管する際の注意点は以下のような感じです。

塩ビ配管の種類
通常は灰色の塩ビ管のVP管を使います。
水道管を埋設する深さ
埋設配管をする場合は敷地部分では0.3M(メートル)以上の深さが必要とされています。30cm以上穴を掘り埋設させる事で荷重、衝撃等に効果があります。公的な道路などの給水配管では道路法施行令と言った基準があるので深さが違います。(※1)

あまり詳しくは触れませんが、地中に埋めるには穴を掘らなければなりません。事前に水漏れなどがないかなど詳しくテストしてからでないといけないので、かなりの重労働が予想されます。

一度埋設して通水が問題なければ、配管は地中に埋まっているので見た目はスッキリします。設置範囲が長い程、安価な塩ビ管が使用できるのも経済的です。

露出配管の注意点

我が家の設置では、コンクリートの駐車場を経由する事もあるので、埋設配管は選択できません。なので、露出配管をすることになります。露出配管は配管が見える位置にあるので、埋設配管に比べると見た目上はあまり良くありません。

また、通常給水用の埋設配管をするのであれば、安価なVP管を使用しても問題はありませんが、露出配管をするとなれば、冬場の凍結、紫外線や衝撃にも直接的に晒される事になるので、それらに対応可能な塩ビ管のHI-VP管を使用します。

HI-VP管は通常のVP管と比べると少々割高です。大きさ、内径外形はVP管と同じですが耐衝撃性に優れています。

露出配管をする際の注意点は以下のような感じです。

  • 給水用の塩ビ管の種類は、VP管ではなく、耐衝撃の高いHI-VP管を使用するとより良い。
  • 塩ビパイプ同士を連結する際に使用する綱手もHI-VP管用のHI綱手を使用する。
  • 塩ビパイプ同士を接着するのには専用のボンドがあるが、HI-VP管用と、通常のVP管専用とがある。
  • HI-VP管用の接着剤は、通常のVP管にも使用することができる。
  • VP管用の専用接着剤は、HI-VP管にも使用できなくはないですが推奨も保証もできないので、通常のVP管の接着のみに使用するのが正しい用法。
  • HI-VP管は耐衝撃用途で使用されるもので色は黒色(濃紺)。通常のVP管は灰色。他にも温水用の茶色の塩ビ管もある。

露出配管にVP管を使用することもできなくはありませんが、VU管より肉厚なVP管でも灰色の塩ビ管は耐衝撃性が高いわけではありません。

地震と言った災害や何かしらの外的衝撃などで破損した場合には漏水の危険があります。なので、凍結や衝撃に予め備えられるようにHI-VP管を使用したほうがより良いのです。

既存配管との連結をどうするか

外水栓は元々家に付いているもので勿論プロが設置したものです。新しく塩ビ管で配管を増設、延長する場合には既存の配管と直接繋ぐ方法もあります。しかし、既存の配管をいじること無く、増設して延長した方が難易度は低く手軽です。

今回は、簡単な方法である既存配管には一切手を加えないで、水道配管を延長する方法を取ります。

既存配管とは別の水道配管を新しく組み上げ、既存の配管と新しい配管を連結しなければなりません。その場合最も手軽な方法は水栓と塩ビ管をホースで繋ぐことです。配管の末端を水栓に隣接させることでホースで繋ぐ箇所の長さは最小限で済みます。

塩ビ管とホースを繋ぐには

塩ビ管ソケットとタカギジョイントをネジで連結可能

蛇口からホースへ、ホースからホースへの連結にはタカギなどの園芸用品メーカーが出しているジョイントを使うのが一般的ではないでしょうか。我が家でもスプリンクラーをはじめ色々な箇所に使っていて重宝しています。

しかし、塩ビ管とホースの接続はあまりしないケースです。蛇口を介さずに直接塩ビ管とホースを連結する為の綱手がないかと探してみると、いくつか便利なものが見つかりました。

私の購入したのはネジ口になっている塩ビ綱手です。これにタカギのカチっとホースを連結できる製品を使う事で、手軽に塩ビ管とホースを繋ぐ事ができるわけです。

配管の設計

ここまでくると必要な部材はあらかた出揃いました。あとは、塩ビ直管がどれだけの長さ必要なのか、どこで曲げるかなどを考えればいいだけです。

我が家の今回のケースでは、HI-VP管の直管6メートルと、曲げに必要なエルボ数個、延長用の綱手、タカギのホースジョイント用製品などを揃えて組み上げる事になりました。

塩ビ管も長さを合わせるために切断したりもしなければならないので、切断方法、接着方法などについても詳しく説明していきます。

材料

必要な材料などを整理してみます。

水道管の種類

前述した通り、水道管に使われている素材には用途に応じていくつか種類があります。

VU管
通常使われている灰色のVU管です。肉薄タイプで主に排水用途で使用されています。
VP管
通常使われている灰色のVP管です。肉厚タイプで主に給水用途で使用されています。
HI-VP管(耐衝撃)
耐衝撃用途で使用される黒色のVP管です。柔軟な素材で耐衝撃性に優れています。耐熱性はありません。
HT-VP管(温水用)
温水用途で使用される茶色(赤)のVP管です。

他にも色々な規格があります。色はほぼ上記のような区分けがされていますが、厳格な規定がある訳ではないようです。

透明な塩ビ管もあるので、研究用やアクアリウム等で使われていたりもしますが相当高価です。

綱手の種類

VU/DV綱手
あまり高圧にはならない排水用途で使用される事が多いVU管同士をジョイントする為の綱手です。
TS綱手
排水に比べ高圧になる給水用途で使用される事が多いVP管同士をジョイントする為の綱手です。
HI綱手
要耐衝撃性の給水用途で使用される事が多いHI-VP管同士をジョイントする為の綱手です。
HT綱手
要耐熱性の熱水用途で使用される事が多いHT-VP管同士をジョイントする為の綱手です。

VP管同士を連結するには、様々なケース、用途、設計に対応できるようなパーツがたくさんあります。今回使用する物を含めて代表的な物には以下のようなものがあります。

エルボ
直管を90度で連結するための綱手です。基本的には90度が多く使用されていますが、90度以外の物もあります。また、曲げRがより長くて抵抗の少ない物もあります。
異型レデューサー
塩ビ管の直径は用途に応じて様々な大きさのものがあります。口径の違うパイプ同士を連結する時にレデューサーを使います。

塩ビ管の大きさ

塩ビ管には様々な大きさの物があります。こういう規格は元々海外からの物が多く、単位もインチ(inch)だったりするのですが、mm(ミリ)表示もされています。

13A
13mm(内径)18mm(外径)の塩ビ管です。
16A
16mm(内径)22mm(外径)の塩ビ管です。
20A
20mm(内径)26mm(外径)の塩ビ管です。

注意すべき点は、内径表記なのか、外径表記なのかということです。今回採用したのは細めのホースと同じ内径13mmの13A塩ビ管です。当然ですが、塩ビ綱手も13Aの物を使用します。

塩ビ管用接着剤

HI-VP管用接着剤 タフダインHI

塩ビ管を接着するには塩ビ専用の接着剤を使用します。

HI-VP管用接着剤
耐衝撃用HI-VP管に使用できる専用の接着材です。通常のVP管にも使用できます。
VP管用接着剤
通常のVP管に使用できる専用の接着材です。HI-VP管への使用は推奨されていません。但し、接着できなくもないようなのですが、接着できたようでも強度面に問題があったりすると思うのでは、あえて使用する方は自己責任で。。

今回はHI-VP管とHI綱手を使用するので、HI-VP用の接着剤を使用しています。HI用と言ってもそれほど割高という事もないです。

材料費

材料費は全部で2000円超と言ったところでした。HI-VP管とHI綱手は通常のVP管用のものと比べると若干高価で綱手は特に倍近くしますが、元々の単価はそれほど高くはありません。しかし、数がそれなりに必要なので地味に嵩みます。

園芸用のホースとのジョイント部分であるタカギ製の部品単価が500円前後とかなり高かったのが材料費を底上げしています。。ただ、今まで使用していたホースなどがそのまま使え、接続も簡単なのでやはり重宝します。

作り方

塩ビ管をカットする

まず、必要な長さを計算して、直管の塩ビ管を綱手に差し込んだ長さを考慮した上で、墨線を油性マジックを使って書いていきます。

岡田金属のノコギリゼットソー265とソーガイドの組み合わせは木材だけでなく塩ビパイプでも簡単綺麗に切断できる

カット線を書いたら、愛用のノコギリであるゼットソー265と直管切断補助工具のソーガイドを使って、直角垂直にパイプを切断します。

切り口もかなり綺麗に切断できたが、パイプカッターやパイプソーと言った専用の切断工具もある

通常は塩ビ管用のノコギリであるパイプソーや、様々な種類のパイプを綺麗に切断できるパイプカッターなどを使えば簡単に切断できますが、硬質のHI-VP管と言えどプラスチックであれば通常の木材用ノコギリであるゼットソー265でも切断することは十分に可能でした。

短い塩ビ管も切断方法を工夫することで切れる

抑え方や切り方を工夫次第で40mmほどの短い長さに塩ビ管パイプを切断する事も可能です。

カットした塩ビ管を面取りする

塩ビ管同士の接合は、適した塩ビ管用綱手を使用し、塩ビ管用の接着剤を使用して接合します。その接合の際に問題となるのが、面取りです。

なぜ面取りをしてパイプの端の角を落とすのか?というと、接着剤が効きやすくなるのです。面取りをしない状態のパイプが角張った状態だと、パイプを綱手に差し込む際に塗った接着剤を剥ぎとってしまう可能性があります。

HI-VP管の面取り加工図その1 少し削り過ぎた?

少し削り過ぎた感じが否めませんが、角を落とし差し込み安くします。

HI-VP管の面取り加工図その2 荒削り

加工途中ではまだギザギザだったりとしているので、なるべく滑らかに面取りをするようにしないと接着不良を起こしかねません。

HI-VP管の面取り加工図その3 適度な面取り加工ができた

綺麗に1mm程度の面取りができました。このように加工できればなんの問題もありません。

面取り工具がないのでオービタルサンダーで面取りをする

今回は、面取り専用の工具がなかったので、電動工具のオービタルサンダーでお気に入りのBosch製GSS23AE/MFを代用しました。

少々コツが入りますが、オービタルサンダーでもかなり綺麗に面取りすることが出来ます。

また、接着不備による抜け戻りを抑えるためにも面取り加工はしておきたい作業の1つです。

詳しいやり方については下記の個別記事を参照して下さい

塩ビ管(パイプ)の面取り方法

差し込む部品を掃除する

細かい連結箇所のパーツ

パイプを綱手を使ってジョイントする際に、重なりあう接合部分が汚れていたりすると接着不良を起こしてしまいやすくなります。砂や油、汚れなどは完全に拭き取ると失敗する可能性が下がります。

綱手で仮組みをして墨線を引く

塩ビ管と綱手がどこまで入るのかが分かると接着時に適切な位置調整が可能

綺麗に掃除をし終えたら一旦パイプ同士を綱手を使って差し込んで組み立てます。この仮組みはかなり重要で、綱手とパイプがどこまで入るのか?という位置を予めマジックで線を引くのです。

カットする長さを決める際に一度仮組みしていればついでに線を引いておくと楽です。接着剤を塗ってから差し込む時、どこまで差し入れたら良いのかが線がないとよく分かりません。墨線を引いておくことで入れすぎなのか、入っていないのかが一目瞭然となります。

塩ビ管に綱手を差し入れ墨入れをする

塩ビ管に綱手をグイっと差し込み、油性マジックで連結位置をグルッとなぞって墨入れします。

塩ビ管から綱手を抜いてみるとだいたい15mm程度の位置に墨線が入る

綱手を外してみると端から15mm程度の位置に墨線が入ります。

細かい連結箇所のパーツを仮組みして墨入れや組み間違いを防止する

細かいパーツも一度仮組みをして墨入れをしておきます。仮組みをすることで組み間違いを防止できたりもします。

綱手とパイプに接着剤を塗って差し込み接合する

HI-VP管とHI綱手にはHI専用の接着剤を用いて接着する

仮組みしたのを一旦バラし、接着剤を綱手から先に塗ります。綱手は内側に接着剤を塗る事になりますが、奥まで軽く塗れば十分です。

次に、塩ビパイプの外側に先ほど墨線を入れた接合部分まで接着剤を満遍なく塗ります。パイプ側は適量をタップリと塗ります。

そして、接着剤が固まる前に素早く先ほど引いた墨線を目印にして綱手にパイプを差し入れます。

接着するまで固定する

目印の墨線まで綱手にパイプを差し入れたらそのままの位置でガッチリと固定させます。

手で十分なのでなるべくそのままの位置で動かさないようにするのです。直径50mm以下のパイプと綱手であれば30秒くらいの時間動かさなければ接着できます。

完全接着には24時間程かかりますが、木工用のボンドでも同じで、ある程度固定していればそこそこの強度あるものの、完全接着には時間が掛かるのです。

はみ出た接着剤を拭き取る

塗りすぎだったりしてはみ出てしまった接着剤はウエス(布)などを使って拭き取っておきます。この拭取りをサボると内部で強度が弱い場所が出来たり、通水した水に溶け出し、刺激臭がしたりする場合があります。

パーツごとに接着剤で組み上げた塩ビ配管

細かい曲がりが連続するような箇所は別途部品として組み上げ、最終的に全てを接合して全体的な配管を完成させます。

流水でパイプを洗う

接着後は圧力が掛からない範囲で水洗いすると内部のはみ出た接着剤を洗い流せる

ウエスで塗りすぎてはみ出た接着剤を拭きとった後、内部の拭き取りできないはみ出た接着剤や不純物などのゴミを取り除くために、水洗いをすると効果的です。

接着後すぐでは水圧のかかる状態にはなるべくするべきではないので、圧力を掛けないよう流水を通して水洗いするのです。

園芸用の外水管とは言えど、育てる作物になるべく影響を与えないように綺麗に掃除しておくと後々安心です。

ある程度のパーツごとに組み上げ、そのパーツごと流水で洗う事で、漏れている箇所などのチェックもできます。

配管を組み上げる

水栓付近に組み上げた塩ビ配管を配置する

水栓に近い位置に新たに組み上げた塩ビ配管を配置します。

コーナー部分の塩ビ配管にエルボを接着する

90度のカーブは塩ビパイプをエルボで連結して接着します。

微妙な位置調整が必要なのでパーツを現場合わせで接着した

現場合わせで微妙な角度のズレなどを補正することで、綺麗に接着できました。

ホースリールを取り付ける為、接着し配管した塩ビ管末端のソケット部にタカギのパーツを取り付ける

塩ビ配管の末端にはネジ式ソケットとタカギのパーツを取り付けておきます。

塩ビ管と水栓をホースでジョイントする

外水栓に取り付けたタカギのタイマー式装置と新たに塩ビ管を組んだ新しい配管をホースで繋ぐパーツを作る

水栓(蛇口)にはタカギのスプリンクラー用タイマーをセットしてあるので、今回配置した新しい塩ビ配管と連結できるように短く切断したホースでパーツを作ります。

タカギ製品よりも安価なホームセンターオリジナルのホースジョイントを使用して、短い連結ホースを作った

短く切ったホースの端には、タカギ製品のパーツを使用することも多いですが、他社製の製品もカチっとハマる物が安価で売られていたりもします。

塩ビ配管のネジ式ソケットにタカギのカチっと止まるパーツをねじ込み、2分岐させた片方と連結させる

タイマー装置から2分岐させた片方と、作成した塩ビ配管の末端とをパーツをはめ込んだホースで接続します。

塩ビ配管と蛇口からタイマーを挟んでに分岐させた先をパーツを組み込んだホースで連結する

長さも適切に合わせているのでピッタリとした長さで接続出来ました。カチっと式の便利なパーツを使えば抜き差しも容易です。

水道配管を固定する

配管したパイプはそのまま通水すると暴れが置きてしまうので、U字杭で要所を地面に留めておく

水道配管を埋設しているのなら問題ありませんが、露出配管の場合なにかしらで固定をしないで通水をすると、配管が暴れて動いてしまいます。ホースでも通水状態で手を離すと水圧でホースが暴れて水浸し。。な惨状を経験された方も多いはずです。

配管した塩ビ管を園芸用の安価なU字杭を使って要所を複数箇所固定することで、パイプの暴れを抑制できます。

園芸用のU字杭は安くてそれなりに固定でるけど、固定できればなんでもいい

使用したU字杭は15cm程しか長さがないものなのであまりガッチリとした固定は出来ませんが動かない程度には固定できます。

30cmを越す長さの物も販売されているので、地盤や配管次第でガッチリと固定したい場合は使い分けるといいでしょう。勿論、壁などに穴を開けても良いのであれば塩ビ管専用の留め具もあります。

流水テスト

全ての配管を組み上げ、水栓と配管もホースでジョイントし、配管も固定しました。ここまでくると完成間近です。

できれば1日置いて、接合部が完全接着したあとに本格的な水圧のかかる流水テストはしたいところですが、半日程度時間を開けた後であれば十分ぽいので、軽い流水テストをしておきます。

この時接合部や末端のジョイントから漏水がないかチェックしておきます。

完成

全ての塩ビ配管を組み上げホールリールに連結することでしっかりとした水道配管を延長することができた

全体的な配管の流水テストも終えて問題がなさそうなら完成です!

抜け戻りや漏水があった場合は、再度必要な部材を仕入れて補修再チャレンジ。。となりますが、ちゃんとした手順を踏んでいればまず問題はないことでしょう。

道具

今回の水道管延長で使用した道具などは以下のようなものです。必ずしも全てが必要というわけではありませんが、あると便利な道具もたくさん使っているので参考にしてみてください。

安全具

何か作業をするとなれば安全面の考慮は最低限しておくべき必須の前提条件となります。

安全メガネ
作業中何かの破片が飛んできたり、工具を使えば粉塵が発生したりするのはよくあることです。メガネをかけるだけでそういった危険から目を守れます。
粉塵マスク
粉塵が発生するような作業ではマスクをすることで肺を守れます。できれば専用のマスクをしたいところですが、普通の花粉用マスクとかでも効果はあります。
ゴム手袋
軍手や革手袋、ゴム手袋をすることでちょっとした怪我を防ぐ事ができます。ただし、回転系工具を使用する場合、繊維製の軍手は巻き込まれる可能性があるので禁止です。
作業着
作業中工具に巻き込まれてしまうような危険のある服装はするべきではありません。汚れたりしても大丈夫で、安全面の考慮がされている専用の作業着を用意しましょう。
ヘアバンドなど
髪が工具に巻き込まれてしまうととても危険です。髪を後ろで縛ったり、帽子などを着用するなどして安全対策を行ってください。

罫書き・測定工具

メジャー(巻尺・コンベックス)
スケールなどとも呼ばれる直線の長さを測定する工具。直尺(ちょくしゃく)など持っておきたい測定工具の1つ。
油性マジック
塩ビ管のカットやジョイント位置に墨付けする時に油性マジックを使いました。

切断工具

ゼットソー
大工さんも使っている岡田金属のゼットソーは切れ味抜群のノコギリなのです。替刃も売っているので長く愛用できます。
ソーガイド
岡田金属の開発したソーガイドは、素人でも簡単に木材を直角切断できる補助工具で、感動の切り口に惚れ惚れすること間違いなし。是非とも持っておきたいDIY必須の補助工具と言えます。

あると便利な切断工具

パイプソー
塩ビ管やパイプをカットする為の専用の刃のついたノコギリにパイプソーがあります。今回は、ゼットソーで代用しましたがあると便利な道具です。
パイプカッター
塩ビ管やパイプを綺麗にカットする為の専用の工具にパイプカッターがあります。クルクルと缶切りの用に使い綺麗にカットできるのであると便利な道具です。

面取り工具

Bosch GSS23AE/MF オービタルサンダー
塩ビ管を面取り加工をするために頑丈で使い勝手の良いプロ用オービタルサンダーBosch製GSS23AE/MFを使用しました。

あると便利な面取り工具

面取り工具
塩ビ管を面取り加工をするための便利な道具に、パイプリーマー、チューブリーマーと呼ばれる種類の面取り手工具があります。鉛筆削りの大きなバージョンみたいな構造で削るシンプルなタイプのものです。

クランプ(圧着工具)

Lクランプ
L型クランプは扱いやすいクランプの1つです。ある程度長い方が色々使えて便利ですが価格は長いほど高くなります。L型以外にC型クランプもあると便利です。

備品(ネジ・ボンドなど)

塩ビ管用ボンド
塩ビ管同士を接着するためのボンドで、HI-VP管用とVP管用とがあります。塩ビ管用の接着剤は塩ビ管の素材自体を溶かして接合させるタイプのものです。可燃性の危険物の類のボンドなので、取り扱い使用方法は注意書きよく読んで正しく使いましょう。揮発率が高く可燃性なので火気厳禁で、また吸引すると有毒です。
U字杭
園芸用のシート止めに使われるU字型の杭を塩ビ管の固定のために使用しました。

ポイント・注意点

結構長くなりましたが、今まででは説明しきれていないポイントや注意点について補足、及び整理します。

ポイント

  • パイプの切断面の面取りは、直径50mm以下の場合1mm程度、それ以上の場合2mm程度を目安とする。
  • 面取りはできれば専用の工具があると簡単で正確に加工ができるが、電動オービタルサンダーで荒削りするやり方でも基本的に問題は感じられない。
  • 電動オービタルサンダーがない場合は、手軽で安価なヤスリなどでも面取りできなくはないが、綺麗に加工するのは難しそう。
  • 接着剤無しで綱手とパイプを差し入れ墨線を引いた場合と、接着剤を塗った後差し入れた場合では、後者の方が深く差し入れやすい。
  • 接着作業で綱手とパイプを差し入れる際、ネジ入れたりはせず、なるべく真っ直ぐ差し入れる事。
  • 接着剤は粘性がかなりあり揮発性が高い。古くなりすぎるとさらに粘性がアップするようですが接着力は無くなるので使用期限切れのは使用しないこと。
  • 接着作業は焦らない程度に時間に余裕はあるものの、なるべく手早く済ませる。
  • 13AのHI-VP管は耐衝撃性があるとはいえ長尺の物は容易にしなる。

注意点

  • パイプの切断面の面取りはなるべく綺麗に仕上げないと接着不良を起こすかもしれません。
  • 接着剤は揮発性が高く有毒なので、換気が十分に取れる屋外などで注意して行う。マスクも用意しておくと安心。また可燃性なので火気厳禁。
  • 接着剤が皮膚に付かないようにゴム手袋をハメて作業する。安全メガネは安物でもいいのでしておくと安心。接着材を拭きとったウエス(布)も十分に水洗いするか使い捨てる。
  • 接着剤を塗る量には使用するパイプ径によって適量があるのでそれに従う事。塗りすぎても少なすぎてもダメ。
  • 接着時の適切な時間の固定を行わないと、抜け戻りや強度が弱くなったりと接着不良に至ることがある。

あとがき

簡単にできる水栓、水道管の延長方法をご紹介しました。外水栓の位置を動かすのはかなり大変ですが、新しく配管を組むことで元水栓の位置を変えること無く敷地内の至るところに水道を引くことが出来ます。

勿論、ホースで事足りるケースもままあるのですが、より丈夫な塩ビ管で配管するのはなかなか楽しいものです。

今回のようにホースでは問題がある箇所でも、塩ビ配管なら問題なく使えるケースもあります。蛇口を新しく付けたりと派生させることもできます。

塩ビ管を利用した可能性

塩ビ管は丈夫で加工もしやすいので、本来の用途以外の使い方でDIYに使っている方も多くいます。私も一時期塩ビ管サイクロン集じん装置を作ろうとしていました。

単純な用途では、例えばエルボと直管パイプで簡単な棚くらいは容易に出来ちゃいそうですね。

私は棚は木材で作るのがほとんどですが、屋外用ですと耐久性が求められますから、塩ビ管を使った屋外用の棚なら耐久性のあるいい感じの棚ができる事でしょう。

カットした材を接着剤で止めるだけなので、要所さえしっかりとポイントを押さえていれば色々な物が簡単に安く!作れる可能性のある素材です。

塩ビ管を使えば、園芸用のスプリンクラー代わりの水やり装置も、直管パイプに穴を開けて配管すれば出来てしまいます。既成品のように最適化したものはなかなか難しいでしょうが、アイデア次第では自作で安上がりに仕上げる事も可能でしょう。

使用してみた感想

自作した延長水道配管を実際に使用してみると、水漏れもなく、今までのように配管が車のタイヤに轢かれる事もなく!使用できています。

ホースリールとの連結位置も大分変えたので、より使いやすくなりました。

いかがでしたでしょうか、参考になれば幸いです。

DIY

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