DIYのはじめ方

公開日: :

DIY初心者はまずこれを読むべし!DIY入門に必要な事を整理して体系的に書き上げました。この記事さえ読めばDIYの全容が分かるはず。

私もそうでした!初心者が最初に必ず悩むことや知りたいこと、疑問に思うことは決まってます。こんな事を教えて欲しかった!と思うことを自分が試行錯誤した経験を踏まえて、初心者に知っておいて欲しいことを出来る限り分かりやすく解説しちゃいます。

はっきり言って長いので覚悟してください!あえて複数記事に分けなかったのは一記事に収めたかったからです。かと言って薄めた内容にもしたくなかったので長いのです!一度で読み切ろうとはせずに、休憩しながら読んでください。

スポンサーリンク

はじめに

DIYをはじめたいと思っても最初はどうしたらよいのか何も分からないと思います。誰でも最初は初心者ですから、一からゆる~く学んでいけばいいのです。私も最初は右も左も分からない状態だったのです。

一口にDIYといってもその範囲は多岐にわたるのでいろいろなDIYがあります。そもそもDIYってなんなのさ!という初歩の初歩から説明していきます。

DIYとは

DIYとはDo it yourselfの頭文字を取ったもので、意味は「自分でやる!」という事です。昔から日本で使われている日曜大工を指す言葉でもあります。

DIYに限らず英字3文字略称はよく見かけるので、何がなにの略なのか分からないものも多いですが、これは元がかなり簡単なので分かりやすいです。

でも、Doは「~する」itは「それ」yourself「あなた自身」と、とにかく漠然とした言葉が並びます。直訳すれば「それ(なにかしら)を自分自身でやる!」という事です。つまり、なんでもいいので何かしらを自分自身でやれば、すなわちそれがDIY!ということなのです。アバウト極まりないですね、それゆえに対象となるit(それ)にはなんでも当てはめられるので、あなた自身(yourself)がやりたいこと(it)をする(do)だけの事でもあるのです。

DIYの可能性

DIYはあなたがやりたいと思うことだけ数、つまり可能性があります。大抵の物事にはその道のプロが既にいるわけですが、プロではなくあなた自身がやればDIYとなります。DIYには無限の可能性があると言ってもいいでしょう。

出来栄えも、はじめは下手の素人まるだしの作品だとしても、徐々に上手くなればプロ並みに、隠れた才能があって開花すればプロ以上になる可能性すらあります。世の中広いですから、素人でもものすごい驚くような作品をDIYで作っている方もいますよね。予算や時間のかけ方も自分次第なので、納得の行くところまで追求できるのもDIYならではの醍醐味と言えます。

DIYの危険性

DIYは楽しいものですが、危険もあります。DIYをするには作るものによって、加工によって、様々な道具が必要になってきます。そういった道具には使い方によって危険性の高いものもまた多くあります。

DIYを楽しくするためには安全第一です。危険を回避するのが前提なのです。安全第一を心がけて作業をしなければ、いつかきっと痛い目にあってから後悔することになります。

Let’s DIY

これからDIYをはじめようかなと思っているのに、危険もあるとか言うとやる気を無くしたり、怖気づいてしまったりするかもしれません。でも、怖いと感じることは恥でもなんでもありません。怖いと感じる気持ちは大事なことなのです。むしろ怖いもの知らずな方がよっぽど怖いことのはずです。時には度胸も必要ですが、蛮勇は違います。

興味を持ったならば、危険を知り、可能性を知り、少しの勇気を出して、いざDIYしちゃいましょう!

DIYに必要な心構え

まったくDIYを知らない人に何から教えたらいいのか悩みました。簡単で今すぐ作れるような物の作り方からはじめるべきか、基本的な道具の使い方から教えるべきかなどです。悩んだすえに、DIYをする上で私が心がけていることをまず最初に伝えておいたほうがいいかなと思いました。

私が幼い子供に教えた時の話ですが、子供は作りたいという気持ちが先走って、自分にもやらせてと言ってきます。でも、そのままやらせてあげるわけにはいきません。私が最初に教えたのは危険についてです。

安全性の確保

なによりも大事なのは安全第一ということです。繰り返しにもなりますがこれがDIYをする上で最も重要で外すことのできない大前提です。

私が幼いころ、工作をするたびに怪我をしていました。ノコギリで手を切ったり、トンカチで指を叩いてしまったり、痛い思いをした記憶があります。怪我をしながら覚えるのも一つの手ではありますが、出来ることなら怪我をしないように教えてあげるべきだと思うわけです。

学校で習う工作にしても、記憶をたどると今思えば危険だなと感じる作業をしていたと思います。しっかりとした安全指導があったかと思うと微妙なところです。

日本ではDIYがあまり盛んではありません。これにはいろいろな理由があると思うのですが、DIYの盛んな国と比べると、日本とはかなりお国の事情が違うのです。

DIYにおいて、危機管理への意識は、海外と日本とを比べると、日本は安全面への配慮が二の次になっている気がしてなりません。

DIYを取り扱うテレビ番組も多くありますが、これは安全なのかなと疑うような場面もよく見受けられます。これをそのまま真似してしまったら危険ではないかと不安にもなります。

海外とくに欧米では、安全メガネをかけずに何かしらの機械を使って作業するような場面が雑誌に掲載されたり、テレビで放映されようものなら非難が殺到するという話もあります。

こんな凄いものがDIYで出来る!というところばかりに注力をして、肝心の安全管理面に配慮がされていなければ、随分無責任な行為だと感じてしまうのです。

基本的な心構えがある場合とない場合では、同じ情報番組を見ていても、感じるところ、注目するところが変わってきます。

どのようなものをDIYするにせよ、まず、なによりも十分な安全性の確保がされているのか、このことをなによりも最初に教えておきたいのです。

予算について

DIYをする大きな理由の1つに安く済むということがあると思います。市販品を買ったり、業者に依頼するよりも、自分で作れば、人件費や流通コストが削減できるので安く出来るというわけです。

ですが、必ずしもそうなるとは限らないのです。「100円ライターを自作する者はいない」といった事がよく言われます。

自分で材料を仕入れ、材料を加工し、組みたてればたいていの物は安く済むことが多いのは事実です。ただし、大量生産されていて、人件費の安い海外製造品などにおいてはこの限りではない事もまた多いのです。

また、大抵の場合安く済むという前提には材料費のみで計上します。自分の働くコストは計算にはいれませんし、なによりも、必要な道具、工具代が勘定に入っていません。

大掛かりなDIY、リノベーションにおいては、工具代を差し引いても、破格の安い費用に収まることはあります。しかし、1回限りしかその工具を使う必要がないものを使って、ちょっとした物だけを作ろうとした場合にはかえって高くつく事もありえます。

DIYに限った話ではありませんが、何かはじめるとなれば、必要な道具を揃えるためにそれなりに費用がかかります。材料があっても、道具がなければものを作ることはできません。

自分がDIYで作りたいものはきっとあると思います。それを作るためには何が必要か、どれくらいの予算をかけられるのか、作りはじめる前に考えておくべき事です。

目指すものと落とし所

自分が作ろうとイメージしたとおりにものを作れるのが理想です。簡単な棚であっても、複雑な構造物であったとしても同じです。例えプロから見れば間違えだらけだったり、些末な出来であったとしても、それが思い描いたもの通り作れたのなら、少なくても自分にとっては正しく作れたことになります。

しかし、理想通り、思い描いたとおりに作ることはなかなかできません。理想と現実、簡単にできると思っていたことができなかったり、材料の特性を知らなかったり、道具の扱いを間違っていたり、設計がそもそも実現不能だったりするわけです。

DIYをはじめたばかりの初心者なら、どのようなものが技術的に難しいのか、簡単なのかといった判断もしにくいわけです。自分が作りたいと思ったものが、実は高い技術を要するものだったりもします。

苦労して頑張って作ったものが自分の思い描いたものとは程遠い出来になることもあるでしょう。理想通りに作れたとしても、実際に作ったあとに、こんなはずではなかった…とイメージが違ったと思うこともありがちです。

最初から上手に理想通りのものを作れる人はまずいません。作りたいもののレベルが高ければ高いほど、高価な道具や、高い技術が必要なのは当たり前のことです。

自分の力量にあったものを作り、数をこなしていけば、徐々に技術はついてきます。理想は高くもちつつも、現実的な落とし所を見極めていけば、いつか思い描いたものをきっと作れる日がくることでしょう。

DIYに必要な環境

DIYを実際にはじめるために、重要なもの、必要なものはいくつもありますが、中でも作業場所は最大の悩みどころです。

作業場所に恵まれている方には悩みにすらならない事でもあるわけですが、日本の住宅事情を鑑みるに、作業場所に悩む人は大勢いると思います。

私もその一人に他ならず、DIYをはじめた当初から最大の悩みの種でした。

作業場所の確保

DIYの種類にもよりますが、必要スペース(作業場所)が小規模で済むような場合にも、やり始める前にはなかなか分からない、色々と考慮すべき点が出てきます。

特に、日曜大工に代表される木材を使った工作、木工に関して言えば、使用する木材もそれなりの長さや大きさがあるので、必然的に加工するための作業場所もそれなりの広さが必要になります。

私の行ってきたDIYの多くはこの木工に属するものなので、基本的には屋外で作業することが多いのです。日曜大工を屋外でするのはある意味当たり前とも言えるので、多くの方が屋外で作業していることでしょう。しかし、屋外での作業はまず天候に左右されてしまいます。小雨程度ならまだしも、大雨の降る日には作業は断念せざる得ませんし、当たり前ですが台風などもっての他です。

理想を言えば、DIYをするためだけの専用の作業部屋や作業小屋があれば申し分ありません。もしそのような環境を簡単に用意できるのなら、多くのDIY愛好家から羨望の眼差しを受けることになるでしょう。そういった恵まれた環境の方は除外して、私自身を含む多くの悩めるDIY愛好家が必ずと言っていいほど直面する問題を、まだDIYをはじめる前の方、あなたに知っておいて欲しいのです。

騒音問題

大きな問題の1つに騒音問題があります。手工具と電動工具、両方に言えることでもありますが、特に電動工具を使用する場合には注意が必要になります。

電動工具は電気の力でモーターを動かしてある種のしごとをこなす道具です。物によっては大した騒音はでないものもありますが、下記に述べる別の問題が発生するものもあります。

例えば、コンクリートのハツリがしたいとなれば、大型のコンクリートハンマードリルという工具が必要になるので、凄まじい騒音と振動、粉塵までもが発生します。工事現場や解体現場から響き渡る音を聞いたことがある人は多いと思うので、想像に容易い事例です。

他にも、サンダー(ディスクグラインダー)は汎用的な使い方ができるので、よく使われる便利な工具の1つです。例えば、鉄パイプを切断したり、コンクリートを切断したり、バリを取ったりすることができます。金属を切断するには激しい火花(切るための理想の状態)や激しい騒音が発生します。

このように例を挙げればきりがないほど、作業と騒音は切っても切り離せない問題なのです。なにかものを作ろうと電動工具を使用すれば、騒音は発生するものです。なので、なにかしらの対策や配慮をしなければ、ご近所さんとのトラブルになりかねない重要な問題と認識すべきです。

電動工具以外にも、強力なパワーをもつエンジン式のチェーンソーやハツリ道具もありますが、これらは同等以上の配慮が必要となります。では、手工具では騒音は発生しないかというとそうでもありません。手工具でも簡単に騒音は発生してしまいます。

電動工具と比べれば、手工具は機械的な騒音は発生しませんが、金属を糸ノコギリで切れば音は出ますし、木材をノコギリで切っても音は出ます。金槌やハンマーで釘や杭を撃ちこめば、甲高く響き渡る音が発生します。

完全な騒音対策が簡単にできるなら誰も悩みはしません。音は少しの隙間からでも簡単に漏れでてしまう波(動)ですから、重低音から高音までさまざな波長の音を完全に防ぐことは容易ではありません。建築現場や工事現場などのプロの仕事でも、防音シートなどを施工している現場を多く見かける事はありますが、完全に音を遮断する対策は実質不可能です。

DIYでは防音シートを張ることもまず現実的ではありませんから、作業する時間帯や場所を考慮することで対策するのが現実的です。その他にも考えられる対策はいくつかあります。ここでは長くなるので割愛しますが、こういった意識があるのとないのとではまるで違うので、知っておいてほしい問題の1つです。

粉塵問題

騒音問題と比べると、それほど問題視されていないように思うのは、粉塵問題です。粉塵が問題となるようなケースは騒音と比べれば稀なケースとも言えます。

作業すべてに発生しかねない音に対して、粉塵は必ずしも作業で問題になるほど発生しないこともあるからです。周辺への影響がそれほど広範囲にはならない事が大半なのも理由の1つでしょうし、粉塵が発生するような工具を使用するかどうかによっても状況は変わってきます。

例えば、手ノコギリを使ってでる粉塵は微小なものです、大抵はおが屑として、地面にそのまま落下します。室内ではそれはそれで問題となるゴミとなるのですが、屋外で土の上で作業をするのであればそれほど問題になる量にはなりません。しかし、これが粉塵を大量に発生させる工具を使った作業となると、決して目をつむることのできない大きな問題となるのです。

粉塵発生装置と呼べなくもない電動工具にトリマーやルーターといった切除工具があります。これは取り付けたビットの形に木材を加工する機械なので、その加工するのに落とした部分の木材がそのまますべて粉塵となるわけです。それはもう恐ろしいほどの粉塵や木くずが発生します。もしこの工具を室内で使おうものなら大変ですし、屋外でも粉塵は細かく軽いので自宅の敷地を超えてしまい兼ねないのです。

他にも、コンクリートの粉を買ってきて練る場合にも、砂利や砂を混ぜるのに多少の粉塵が舞うこともあるでしょう。しかし、こういう粉塵が問題となるようなケースは、私が思うに中級者以上のDIYにおいて発生する事が多いと思うのです。なので、大抵の人はあまり意識しにくい問題とも言えるかもしれません。

例えあなたが、一生そういうDIYはしないと思っていたとしても、粉塵問題は一応知っておいてほしい問題の1つです。

粉塵対策として、色々とできる事はあります。粉塵を吸い込む集塵装置を導入することです。集塵装置は簡単なもので言えば、掃除機です。ただ、非常に細かい粒子である粉塵を家庭用の掃除機で吸うというのはフィルターを詰まらせる原因にもなったりもします。原始的ではありますが、ほうきで掃いて集めてゴミ袋に入れて捨てるやり方も有効な方法の1つです。ただしこの方法はすでに発生した粉塵の後処理、後始末になるので、作業中に発生している粉塵の元を断つことにはなりません。

収納問題

最初はあまり意識できないものの一つに収納問題があります。DIYをしていくうちに作りたいものが増えていけば、それだけ必要な道具や工具を揃えていくことになります。そうすると、それらの道具をしまう収納場所もちゃんと確保しなければなりません。この話はDIYに関してだけの話ではなく、一般的なことでもあります。計画的に置き場を確保してから購入に踏み切れば問題にはならないはずなのですが、増えていく道具の収納を考えずに増やしていくと、収納場所に困るハメになります。

道具も少なからず場所を取りますが、材料の置き場というのも忘れがちです。材料を購入してからすぐに制作に取りかかれば、材料を置く場所は一時的なスペースがあればいいとも言えます。しかし、何か物を作れば必ず端材が出ます。この端材を全て捨ててしまうというのなら、物を作り終えたら抱える材料はなくなるのですが、捨てるには惜しい端材も出てくるのです。こういった端材が物を作るたびに増えてくると、一時的な材料置き場がいつの間にか恒久的な端材、資材置き場と化してしまったりするのです。

日本の狭い住宅事情では、作業場所のみならず、収納場所の問題は常につきまとうものでもあります。道具は使いやすい場所に、作業場所の近くに置きたいところですから、作業場所の問題と関連する悩みでもあるわけです。収納場所と作業場所があまりにも遠い場合や、出しづらかったりすれば、作業自体にも影響が出てしまいます。

小規模なDIYであれば問題にはあまりならないかもしれませんが、やりたい事や作りたいモノが増えてくるとどうしても道具も増えていくのです。

特に、電動工具のなかには固定機械、据え置きの大型の機械もあります。こういう物は重量が相当あるので容易には移動するのもままならず、普段インテリアとして置くにはあまりにも個性が強すぎて周りとマッチしません。また、雨風に晒される場所に置くこともできないので、購入する前によくよく考えるべきものです。

例えば、ボール盤やテーブルソー、バンドソー、電動カンナといったものがあります。こういう据え置き型機械を素人で持つのはかなりの上級者、どっぷりとDIYの世界にハマっている愛好家がほとんどでしょうから、初心者はあまり意識しなくてもいいものです。

ただ、ネジやメジャーと言った細かい道具も揃えていけばかなりの数になり、収納スペースを必要としますから、これからはじめるDIY初心者といえども収納問題は考えておくべき問題の1つです。

問題の先へ

さて、ここまで2つの大項目を使ってDIYの負の面を重点的に説明してきました。あまりこういうDIYを専門とするブログでは取り扱わない項目なのではないかなと思います。私自身、今まで書いてきた記事の中で多少なりとも触れたことはありますが、ここまで順序立てて物申したことはありません。

DIYをはじめようと目を輝かせている初心者に、いきなりこんな負の面ばかり見せてはどうなんだ!と書いて読み返しながら私自身思います。

でも考え方によっては、DIYをはじめてから知るよりも、はじめる前に知っておいたほうがいい負の面もあると思うのです。私が自身の経験から得たDIYの負の面をまず知ってもらう。その上で、DIYはそんな負の面も打ち負かすほど楽しいものです。と、モノ作りの楽しさについてたくさん説明するほうが親切なのではないか、と思うのです。

興味が湧いたから、興味があるからこの記事にたどりついた人が大半なわけでして、別にここで私がDIYは楽しいですよ!とわざわざ説明しなくてもいいわけです。

何事も良い面ばかりなわけはないのですから、ありきたりな良い面ばかりを取り扱った初心者入門ではなく、悪い面も知った上ではじめる楽しいDIYというムチを最初に振るうことにしました。

DIYに必要な道具

DIYをするためには必要な道具・工具が様々あります。作りたいモノによって、必要な加工に応じて、組み方次第で、どのような道具が必要なのかを判断しなければなりません。

自分が作りたいものにはどの道具が必要なのかを判断するためには、まずどのような道具があるのかを知らなければ判断できないので、道具・工具を用途・種類別に系統立てて紹介していきます。

道具の種類

まず、大きく分けて道具にはその可動形式によって以下のような種類に分類することができます。

手工具
手で持って使う工具全般を指します。ノミやかんな、ノコギリ、金槌などで、可動形式としては人力と言えるわけです。
電動(式)工具
電気で稼働する工具全般を指します。DIYでは最も一般的な電動式の機械で、手工具では高い技術が必要な加工を素人でも簡単にできたり、大変な労力を必要とする作業を軽減できたりします。ドリルドライバー、丸鋸(マルノコ)やジグソー、サンダーなどで、稼働形式としては電気を使い、プラグをコンセントに指すコード式とバッテリーを搭載した充電式とに別れます。
エンジン(式)工具
ガソリンを燃料とする工具全般を指します。チェーンソーなどに代表され、可動形式は燃料にガソリンを使うことで、電気よりも強力なパワーを発揮できます。小型タンクを内蔵できるため携帯性も高いわけです。
エアー(式)工具
エアー(空気)を使って稼働する工具全般を指します。釘打ち機やドリルなど、エアーコンプレッサーを使用することで様々な工具に使用されています。稼働形式は圧縮空気を使い、高いパワーを発揮できます。

主にDIY用途で使用されるのは、手工具と電動工具がほとんどです。エンジン式は、チェンソーなどはDIYで需要も多少ありますが、ほぼプロ・専門用途で使用されているケースがほとんどでしょう。同様にコンプレッサーを使用するエアー工具も、日本のDIYではまず使われることはありません。ほぼプロ・専門用途で使用されるケースと考えて良いです。

どの道具を選択すればよいかというのは用途次第なので、用途と予算が見合えばどれを選んでも構いません。ただ、ほとんどのDIYでは手工具と電動工具で事足ります。

では次に、道具の用途・機能別によって分類することもできます。こちらの方が一般的で分かりやすいと思います。ただ、数ある道具・工具の全てを洗い出して分類するのには限界があるので、ある程度絞って紹介します。

以下のように大まかに分類しましたが、必ずしもこの表現が正しい用法というわけではありません。他の表現の仕方ももちろんあります。また、この分類に含まれていない工具もあります。

  • 作業台
  • 安全具
  • 圧着工具
  • 測量工具
  • 締結工具
  • 切断工具
  • 研磨工具
  • 塗装工具
  • 溝加工工具
  • 接合工具

作業台

作業台はなにかしらDIYで作業をする場合、ほぼ必須といえる道具になります。作業台は、市販されているものも多いですが、自分で、DIYで作ることも多いのです。

私が最初にしたDIYは作業台を作ることでした。現在でも使っているものですが、他にもいくつか作業台を作ったり、購入したりもしています。

あまり分類するようなものでもないのですが、あえて分類しようとすればできなくもないので、以下に型(タイプ)別に分けてみました。

  • 固定テーブルタイプ
  • 馬タイプ
  • 折りたたみタイプ

固定テーブルタイプ

最初の「固定テーブルタイプ」は折りたたみできるテーブルタイプもあるので、あえて固定と付けました。このような正式名称があるわけではありません。もっとも一般的といえるテーブルタイプは比較的大きく、頑丈な構造にできるのが特徴です。バイス(万力)を付けたりと幅広い用途で使うことができます。一畳(91cm x 182cm)の平面面積を持つ大型の作業台が理想的です。移動可能にする事も可能ですが、基本的に剛性が高く頑丈なモノが求められる作業台は重量もあるので、据え置かれることになるわけです。ただ、作業場に一畳もの作業テーブルを置くことはなかなか難しいと思います。

馬タイプ

「馬タイプ」は大工さんが使う作業台で「馬」と呼ばれているものを指します。大工さんが使う作業台にも種類があって、合板を使った簡易テーブルタイプと、平均台を短くしたような形のタイプの「馬」に分けられると思います。この「馬」は長尺の木材でも容易に載せることができるので、大きな作業台を用意せずに済む利点があります。「馬」は2組で使われるのが最低限の前提ですが、たわみを防ぐために長さによって支えとなる「馬」を増やして配置したりします。作業台と比べると場所をそれほど取らないのが利点です。ある程度作業すると傷つくものなので、ボロくなったら新しく作りなおす消耗品と考えるといいかもしれません。

折りたたみタイプ

「折りたたみタイプ」は、上記以外で特に折りたためる構造のものをあえてグループ化しただけです。固定テーブルタイプでは収納することもできず場所を取りますが、折りたたみタイプでは収納時に場所をあまり取らず、比較的軽いので持ち運びできるわけです。ただ、作業台は重さも剛性を高める要素でもあるので、一長一短でもあります。重たく頑丈に組まれた作業台と、軽く折りたたみ可能な作業台とでは、安定性や剛性に違いが出ます。利便性や可搬性を取るか、安定性・剛性を取るかは、作業次第であり、環境次第ですから最適解は変わります。

安全具

DIYをする上で最も重要だと冒頭からかなりの文量を使って説明してきました。その安全性を確保するための道具を安全具とここで呼ぶことにします。

安全具という漠然とした言葉に含まれるモノはかなりの数があると思いますが、DIYで最低限これくらいは用意してほしいと私が思う基準で、以下に道具を示します。

安全メガネ(セーフティゴーグル)
作業中何かの破片が飛んできたり、工具を使えば粉塵が発生したりするのはよくあることです。メガネをかけるだけでそういった危険から目を守れます。メガネタイプとゴーグルタイプがあります。
粉塵マスク
粉塵が発生するような作業ではマスクをすることで肺を守れます。できれば専用のマスクをしたいところですが、普通の花粉用マスクとかでも効果はあります。専用の粉塵マスクは高い防塵性があります。
手袋
軍手やゴム手袋、革手袋をすることでちょっとした怪我を防ぐ事ができます。ただし、回転系工具を使用する場合、繊維製の軍手は巻き込まれる可能性があるので禁止です。私は柔軟性の高い専用の革手袋を大抵使用しています。
作業着
作業中工具に巻き込まれてしまうような危険のある服装はするべきではありません。汚れたりしても大丈夫で、安全面の考慮がされている専用の作業着を用意しましょう。夏用や冬用、見た目にもおしゃれで低価格な作業着もここ数年見かけるようになりました。
ヘアバンドなど
髪が工具に巻き込まれてしまうととても危険です。髪を後ろで縛ったり、帽子や場合によってはヘルメットなどを着用して安全対策を行ってください。

少々大げさな!くらいの格好でも丁度いいと思うのです。DIYに限らず形から入るというのも一つの手ですし、専用着や安全メガネを着用することで気持ちの切り替えにもなります。

なにかはじめようと思っても、続くか分からないので、最初は安いものにしようとか、必要最低限のだけを揃えて予算をなるべく抑えよう、となってしまいがちです。特に最初は色々と必要となってくるモノが多いですからなおさらです。必要最低限のモノのなかに是非とも安全具をいれてください。

使いやすくてデザインのいい物をと、こだわりだすようになれば費用もそれなりにかかりますが、最初は値段重視で安いものでも構いません。数百円もあれば軍手やヘアバンド、マスクも買うことができます。安全メガネも1000円以下でもいいモノがあります。作業着もツナギは2000円以下で購入できるでしょう。

圧着工具

圧着工具、クランプ(clamp)は、材料を固定するための工具です。クランプは種類も多く、その重要性は極めて高いのです。

クランプは安全に正確な作業をする上では欠かすことのできない圧着工具です。よくある問答に「どれくらいのクランプがあれば必要十分なのか?」といった問いがありますが、答えは「十分な数のクランプなどない」なのです。つまり、クランプはいくらあっても足りないくらい必要不可欠で、作るものによっていくらでも増えてしまうということです。

数あるクランプの中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

C型クランプ
アルファベットのCの形状をしているのがC(型)クランプです。クランプ出来る範囲は比較的短めで、5cm以下、10cm以下、15cm以下くらいの製品が多数あります。よく使われる小型から中型のものは使い勝手が良いです。
L型クランプ
アルファベットのLの形状をしているのがL(型)クランプです。クランプ出来る範囲は広く、15cm以下、30cm以下、45cm以下、60cm以上のものと種類も豊富にあります。数センチ程度のものから数十センチ、1メートル以下と幅広く使え、固定もしやすいので重宝するクランプです。
バークランプ
固定の仕方がピストルタイプのもので、L型クランプ同様の使い方ができるクランプです。
パイプクランプ
大型の棚などの家具を作るのに重宝するのが、強力で長尺のクランプが可能なパイプクランプです。水道管を使用したモノが多く、1トン近い圧着力があったりもします。ポニークランプ(pony clamp)が代名詞的で有名ですが、ベッセル(Vessel)社や他社製のも多く出回っています。私はKDSパイプクランプを使っています。
バイス(万力)
クランプとは呼ばずバイスと呼ばれますが、固定する用途では同じです。面による強力なクランプができ、金属加工など幅広い用途で使用できます。

この他にもまだまだここでは紹介しきれないほどの種類のクランプがあります。例えばプレス機械も代表的な圧着工具です。他にもトグルクランプや、スクリュークランプと言ったよく使われる便利なクランプもあります。

材料を固定したり、接着剤を使う場合に圧着したりと、圧着工具は様々な用途で使われているので、単にボルトとナットを使った圧着道具も多々あります。それだけ多岐にわたる用途で使われている事自体が圧着工具の重要性を物語っているのです。

しかし!DIYをはじめようとする初心者で、最初に圧着工具を購入する人がどれだけいるかというとごく僅かではないでしょうか。大抵ちょっとした棚を作ったりする場合でも、手で抑えたり、脚で踏んで抑えたりすることで、カバーしようとするはずです。もちろん、脚で抑えてもいいのですが、全てを手足でやるのには無理があるのです。

たとえば2つの木の棒に1つのネジを締めて繋げようという単純な作業の場合、2つの木を抑えながらネジを締めるわけですが、このとき抑え方が十分で無いとネジをキチンと締めたつもりでも、隙間が空いてしまいます。この状態ではネジの本来の締結力が十分に生かせずに強度が出なくなります。

もう1つ例を挙げると、小さく軽い木の板にネジをただ打とうとした時、板をまったく手でも脚でもクランプでも抑えずに、電動ドライバーでネジを締めようとすれば、板自体が回転してしまいます。また、これが棒の中心にネジを打っていたらどうなるかというと、プロペラのように回り出します。

これらの例は経験則的にも分かりやすいと思うのでそうなるのは当たり前と分かります。では、どれくらいのものなら同じことをしても回転しないのか、自重で動かないのかという明確なラインを知るには実験するしかありません。また使う道具によってもパワーが変わってきますから結果も異なるわけです。

脚で体重をかけながら固定すれば十分な圧力がかかると思うかもしれませんが、クランプは小さいものでも数百キロといった圧力を簡単にかけられます。足の裏、片足に全体重を載せれば、単位面積あたりで言えばかなりのものではあるので、大抵の作業では問題のない範囲とも言えますが、理想的な体重のかけかたができる方法は限られます。

何よりも、電動工具といった工具は先端が尖っていたりするものが多いので、作業中に思わぬ位置に工具が動いてしまう事もよくあります。こういった時に、手足で抑えていると怪我に繋がるわけです。クランプで固定すれば姿勢も自由に取ることができ、両手(脚)が塞がる事もありません。そして、ちょっとしたことで怪我する危険が少なくなるのです。

ここまで説明すれば必要性は十分に理解でき、伝わったかなとおもうのです。ただそうは言ってもお値段が…と、切実な面もありますから、初心者は最低限2本のクランプ、できれば4本のクランプを用意してください。長く使えるものですから、DIYを続けるなら無駄になることはありません。

測量工具

物造りでは「使用した測定工具以上の精度の加工品はできない」なんて感じのことが言われています。つまり、基準となるスケールに誤差があれば、そこから作られる物は当然それ以上の誤差が生まれるわけで、基準通りに完璧に作ったとしても、基準となるスケール以上の精度にはなりようがないのです。

以前テレビで観たことがありますが、限りなく平面に近い物体は、人の手、職人の手の感覚で作られている事に驚きを感じました。限りなく完全な球体に近いものも同様に人の手で創りだされている番組も観たことがあります。

超人的な感覚や技術を持っていない我々は、そういった高い技術で作られた精度の高い道具を使うことで、その恩恵を得ることができます。当たり前のことでもありますが、精度と価格は比例するので、精度の高い測定工具ほど高価な物になっていくわけです。

測量の単位

木工の世界、職人の世界ではmm(ミリメートル)以下のn(ナノ)の精度もありえます。例えば宮大工職人のカンナがけは恐ろしく薄くnm(ナノメートル)の世界です。ですが、DIYにおいて必要とされる精度はそこまで高くはありません。

木工の基本単位はmm(ミリメートル)です。日本では世界基準のメートル法に慣れているので自然だと感じると思います。ただし、より慣れているという意味では、cm(センチメートル)の方に慣れていると思うのですが、cm(センチメートル)ではなくmm(ミリメートル)で表します。例えば、1m(メートル)も100cmではなく、1000mmと表記します。他の例では10.1cmではなく、101mmと表記するわけです。日本の設計図で表記がされていない場合などは、mm(ミリメートル)と考えると良いです。

他の単位は使われていないのかというとそういうわけでもありません。日本古来の単位である尺(しゃく)、欧米のinch(インチ)などもよく使われています。1尺は303mm、1インチは25.4mmです。mm(ミリ)表記されているものでも、元々は尺であったり、インチであったものをミリに変換されているものも身の回りを探すと実は多くあったりします。

罫書・測量工具の種類

数ある測量工具の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

メジャー(巻尺・コンベックス)
一般的なメジャーは、巻き尺、コンベックス、スケールなどとも呼ばれる直線の長さを測定する工具です。直尺(ちょくしゃく)など持っておきたい測定工具の1つ。
スコヤ、指矩(曲尺)
直角を計測、罫書きするのに便利な測定工具には、完全スコヤなどがあり、指矩は差金(さしがね)、曲尺(かねじゃく)とも呼ばれている。
罫書き
罫書(けがき)には木工専用の罫書きや墨付け道具があります。鉛筆や芯の太いシャープペンタイプもあります。
レーザー測量器具
最近ではレーザーを使った距離測定装置も比較的安価に手に入るようになってきました。精度の高い計測が可能です。

締結工具

締結工具って何?って私も普段使うような言葉ではないので違和感を感じてしまいます。締付けでもいいとは思いますが、ここではネジを締める為の道具を主に取り扱う為の分類とします。

締結という言葉では、ドリルは含まれない事にもなってしまいますが、ドリルもここで扱います。あえて日本語を当てるならば、掘削あたりでしょうか。もしくは穴あけあたりでもいいと思います。穴あけと締結はどちらも同じ工具を使用する併用タイプが多いので、一緒に紹介します。

DIY初心者がまず最初に持つべき電動工具として、この締結・穴あけ工具が挙げられるでしょう。もっとも手を出しやすい価格帯の製品も充実していて、使用頻度が高く、使い方もそれほど難しくはない事も理由の1つです。

数ある穴あけ・締結工具の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

ドリルドライバー
最も初心者におすすめなのが、ドリルとドライバーの両方を使用することができるドリルドライバーです。名前もそのまんまなのですが、これが1本あるだけで飛躍的にできる事が広がります。
電動ドリル
単純にドリルに特化しているドリル専用の電動工具が電動ドリルです。名前もそのままなので覚えやすいです。ドリルに特化しているので強力なパワーを持ちます。
振動ドリル
電動ドリルに、振動モードが追加された物を振動ドリルと呼びます。振動ドリルでは、通常のドリルモードと、振動モードを切り替えできるタイプがほとんどです。振動モードではモルタルなどの軽い石材に対しても穴あけを可能とします。
ハンマードリル
コンクリートに穴あけをする場合に使用することになるのがハンマードリルです。振動ドリルよりもよりコンクリートに特化しているため、強力な穴あけ能力があります。
インパクトドライバー
強力なネジ締め能力に特化しているのがインパクトドライバーです。締結力は凄まじく100N(ニュートン)を越す能力も持っています。ネジを締める機会は多いので非常に重宝する工具の1つです。専用のドリルビットを使用することで小径のドリルとして使用することも可能です。
ボール盤
据え置き型の固定機械で正確に穴を開ける為の大型の工具です。ドリルだけでなく、フォスナービットを使った座堀もできます。ボール盤にも様々なタイプがありますが、垂直に穴を開けるには欠かせない道具の1つでもあります。

切断工具

穴あけ・締結工具と同じくらい使用頻度が高く、重要な工具に切断工具があります。切断加工はものづくりをする上で必ずと言っていいほど必要な作業工程の1つです。切断工具も様々な種類があり、用途によって最適な工具を使い分けます。

ただし、DIY初心者にとって最も危険と言えるのがこの切断工具に分類される工具です。使いこなせれば非常に有用で便利な工具となりますが、個人的には初心者がすぐに持つべきではないと考える工具でもあります。

数ある切断工具の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

ノコギリ
手工具の手ノコギリは、もっとも一般的な切断工具です。切断系電動工具を持っていたとしても、ノコギリは活躍する場面が多いので、1本は持っておいても損はないです。切断工具としてまず最初に手に入れるべき工具と言えるでしょう。
丸鋸
切断工具の中で、最も手が出しやすく有名とも言える工具に丸鋸(まるのこぎり・まるのこ)があります。材料をカットするのに最も頻度が多い直線切断を可能とします。また、傾斜切断も可能です。持ち運びができ、様々な用途で使用可能なので汎用的な切断工具です。
ジグソー
切断工具の中で、素人が最も扱いやすいと思われる工具に電動ジグソーがあります。基本的には曲線を切る工具ですが、直線を切ることも可能です。しかし、構造的に直角精度がでづらいので、正確な加工にはあまり向きません。
糸のこ盤
据え置き型の固定機械で繊細で精密な加工が可能な大型の工具です。曲線を切る用途ではジグソーに近いですが、ジグソーよりも精密な加工に向いています。工作室などで見かける事も多いです。
バンドソー
据え置き型の固定機械で繊細で精密な加工が可能な大型の工具です。糸のこ盤と近い使用方法が可能ですが、欧米では三種の神器の一つに数えられるほど代表的な加工機械です。
テーブルソー
据え置き型の固定機械で精密な加工が可能な大型の工具です。簡単にいえばテーブルに天地逆転で丸鋸が取り付けてある構造をしていて、使い方次第で様々な切断加工が可能です。欧米では三種の神器の一つに数えられるほど代表的な加工機械です。大型の家具などを作る工房には必ずと言っていいほどあります。
パネルソー
据え置き型の大型の固定機械で、電子制御で精密な切断を可能とする縦型の切断機械です。日本ではホームセンターでカットをする場合、大抵このパネルソーが置かれています。まず個人では所有することのない非常に大きな機械です。
電動ノコギリ
植木などの枝切として使用される事が多い工具で手ノコギリの電動版と言えます。ただし、正確な加工にはあまり向いているとは言えず、ざっくりと大まかな切断に向いています。
レシプロソー
木材のみならず、金属でもなんでも切断可能な電動のこぎりの派生版と言える工具です。汎用的な切断が可能ですが、正確な加工には余り向いているとは言えず、ざっくりと大まかな切断に向いています。
ディスクグラインダー
切断のみならず、汎用的な使い方ができる工具で、取り付ける刃によって加工可能な種類が変わります。ジスクグラインダー・サンダーとも呼ばれています。金属切断や、コンクリートの切断と言った仕事もこなす上に、バリ取りと言った研磨にも使用できるので、小型ながら非常に有用な工具です。しかし、危険性はかなり高いのであまり素人向きとは言えません。

研磨工具

材料はそのまま使用するのではなく、研磨工程を経て、最終的な作品となります。材料をそのまま使用しても問題のないものもありますが、切断した切断面は荒いので研磨する必要性が出てきます。特に塗装などを行う場合では、研磨の工程が非常に重要となります。

研磨工具は、比較的安い部類の工具で、種類も用途別にいくつもあります。雑なDIYでは、はしょってしまう事もありますが、完成度を高めるためには欠かすことはできないです。

数ある研磨工具の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

鉋(カンナ)は代表的な手工具の一つです。研磨というよりも刃で削ぐので、正確には研磨工具ではないとも言えます。プロとの差がもっとも出やすいカンナ掛けは極めて高い技術を要します。使いどころ次第では素人でもまったく無理というわけでもありませんが、研磨するだけならば他の選択肢を選んだほうがよほど綺麗な仕上がりになります。
サンドペーパー
サンドペーパーは紙や布に砂(サンド)などを付着させた粒子で研磨するものを指します。そのままこすったりしても良いですが、木材の端材や専用の工具と併用することで使いやすく効果的に使えます。電動工具でもサンドペーパーを取り付けて使う研磨工具が一般的です。
オービタルサンダー
平面の仕上げ処理に使う研磨工具にオービタルサンダーがあります。平面をなだらかに均すのにはいくつかの段階がありますが、主に仕上げ処理で使います。平面のプレートが前後に振動することによって研磨する構造です。取り付けるサンドペーパーの粒度を、荒い粒度から細かい粒度へと段階的に付け替えていきます。
ランダムアクションサンダー
非常に荒い素材の平面からの処理に使う事ができる研磨工具にランダムアクションサンダーがあります。いくつもの円運動の回転パターンで削るので、強力な研磨能力があります。取り付けるサンドペーパーの粒度を、荒い粒度から細かい粒度へと段階的に付け替えていきます。
ベルトサンダー
非常に荒い素材の平面からの処理や、小さい対象に使うことができる研磨工具にベルトサンダーがあります。手で持つ事ができるタイプもあれば、据え置きの固定機械型の大型の物もあります。専用のサンディングベルトは比較的長く使え、サンドペーパーなどに比べると丈夫で長持ちします。
ポリッシャー
非常に繊細な素材の平面に使うことができる研磨工具にポリッシャーがあります。例えばシンクや車磨きに使用できます。
ディスクグラインダー
ジスクグラインダー、サンダーとも呼ばれています。切断工具でも紹介した汎用的な使い方ができる工具で、研磨用のディスク(円盤)をセットすることで、バリ取りなどの研磨に使用することができる工具です。木材に凹み加工などする時に使用したりすることもできます。

塗装工具

作品の最終的な見た目、出来を左右するのが塗装です。塗装技術は幅広く、非常に専門的な知識と技術が要求される分野でもあります。

塗料や刷毛、塗り方まで含めると、こだわり出せばキリがないです。DIYにおいて市販品レベルのプロ並みの塗装をしようとすれば、様々な道具が必要となってきます。また、塗装する素材次第でもまったく異なる業種、専門分野が存在するので一括りにできるような分類でもありません。

塗るための工具

数ある塗装工具の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

刷毛
塗料を塗る為の刷毛は毛質、幅、用途によって種類も豊富です。家具などの塗装で使用する機会は多いです。
ローラー
壁面などの広範囲に塗料を塗る場合に比較的むらなく塗ることができるのがローラーです。
鏝(こて)は例えば壁に漆喰や珪藻土、モルタルなどを塗る時に使用する道具です。鏝を使いこなすには極めて高い技術が必要なので、まず均一に塗ることは素人では無理です。逆にあえて鏝跡を残すことで、仕上がりをごまかす手法がよく見られます。
スプレー塗装
塗装工具に分類すべきか悩むところですが、スプレー噴射によって塗料を吹き付けるタイプのもの。

塗料

あまりにも膨大な数があるので、数ある塗料の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

ニス
数えきれないほどある塗料の中で、最も一般的な木材用の塗料の1つがニスではないでしょうか。ツヤあり、ツヤなし、その間、様々な種類があります。
ウレタン系塗料
総称として最もよく見かける塗料がウレタン樹脂塗料と呼ばれるものです。家具や外壁に至るまで様々な用途で使用されている汎用的な塗装に使われる塗料です。耐久性に優れるので傷にも強く、耐水性もあります。
アクリル系塗料
総称としてよく見かける塗料にアクリル系塗料と呼ばれるものがあります。耐久性ではウレタン塗装に劣ります。
シリコン系塗料
総称としてよく見かける塗料にシリコン系塗料と呼ばれるものがあります。耐久性ではウレタン塗装より優れています。
オイル系塗料
総称としてよく見かける塗料にオイル系塗料と呼ばれるものがあります。オイルフィニッシュと言った、木材に浸透することで塗膜をつくらない自然素材系の塗料が多くあります。ワトコオイル、オスモカラー、リボスあたりが代表的なメーカーです。
蜜蝋
木材の表面に塗ることができる自然素材の蜜蝋は、施工性が良く、素人でも扱いやすい非常に優れた塗料です。
漆喰
昔から壁材として使用されてきた消石灰を主成分とする素材で、耐水性や保水能力が高いです。しかし、漆喰を塗るには熟練の高い技術が要求されます。あえて鏝跡を残す手法を取るのがDIYでは一般的です。
珪藻土
珪藻という藻類の殻の化石の堆積物が素材で、保水能力が高く壁材として使用される事が多いです。しかし、珪藻土を塗るには熟練の高い技術が要求されます。あえて鏝跡を残す手法を取るのがDIYでは一般的です。
防腐塗料
屋外使用する木材、例えばウッドデッキに使用する防腐のための塗料としては、キシラデコールが代表格の1つ。他にもACQ防腐処理といった健康面にも優れたものもあります。

溝加工工具

溝加工というのはあくまで機能、加工の名称の1つに過ぎないので正しくはありませんが、分かりやすさ優先で付けた分類です。正しい表現を用いるならば、切除工具とでもした方がいいのかもしれません。

他の工具とは違い、かなり限定的な加工機械の分類なので、この加工を行う機械の数はそれほどありません。あえてそれを項目の一つとして挙げたのには勿論理由があります。それだけ重要な加工を行う機械の分類であるという事です。

ちなみに、溝加工をするのは以下に述べる工具のみが可能とするわけではありません。既に紹介した切断工具の1つであるテーブルソーでも可能な加工です。また、主工具でも溝加工専用の鉋(かんな)が存在しています。

溝加工工具・切除工具の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

ルーター (router)
大型の切除工具にルーターがあります。溝加工や面取りと言った加工するための電動工具です。使用するビットの軸系は国内で12mm-13mm、欧米で1/2inch(12.70mm)で、使用方法は多岐にわたり、応用的な使い方では彫刻や造形トレース、円切り、穴開け、ホゾ作りまでという極めて高い汎用的な加工が可能な機械です。大型なので重く取り扱いが難しく、パワーが大きいので素人向きとは言えません。決してインターネットと通信を行う機械ではないので注意しましょう。
トリマー (trimmer)
小型の切除工具にトリマーがあります。溝加工や面取りと言った加工するための電動工具です。使用するビットの軸系は国内で6mm、欧米で1/4inch(6.35mm)で、使用方法は多岐にわたり、応用的な使い方では彫刻や造形トレース、円切り、穴開け、ホゾ作りまでという極めて高い汎用的な加工が可能な機械です。小型なので小回りが効き、パワーも比較的小さいので素人向きと言えます。決して犬の美容師さんではないので注意しましょう。
ルーターテーブル
上記のルーターをテーブルに天地逆転で取り付けたものをルーターテーブルと言います。丸鋸とテーブルソーの関係とまったく同じと言えます。様々な加工において、据え置き型のルーターテーブルでは、手持ちでルーターを扱うのに比べ、材料の取り回しがしやすく複雑で精密な加工を可能とします。
トリマーテーブル
上記のルーターテーブルのトリマーバージョンです。しかし、ルーターテーブルと比べると一般的ではなく、手持ちで取り回しのしやすいトリマーをテーブル固定するのは特殊なケースとも言えます。

接合工具

材料と材料を繋ぐ為の加工を可能とする工具を接合工具と呼ぶことにします。木材と木材を強力に継ぐ技術はホゾ加工として知られていますが、ホゾ加工は最も高いレベルの継ぎ方です。

ホゾ加工を行う工具も勿論ありますが、それ以外の接合には接着剤を使用したものがあり、簡単に強度のある継ぎ方をできる加工機械がいくつか考えられています。しかし、接合技術の頂点は未だにホゾというのは変わりません。

数ある接合工具の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

ダボ
ドリルでの穴あけ加工を前提とした接合にはダボがあります。接合工具とは言いがたいのですが、一応ここで載せておきます。
ビスケットジョイナー
接着剤前提の圧着を必要とはしますが、非常に簡単に上記のダボ以上の接合強度を誇るのがビスケットジョイントであり、それを可能とする工具をビスケットジョイナーと言います。基本的には丸鋸の円弧を利用して、ビスケット型の圧縮した木材を嵌めこむことで、板継ぎができる機械です。これを応用することで、棚などを作成することが出来ます。
角のみ盤
ホゾ加工をする場合、凹凸の凹は通常手工具の蚤(のみ)を使用して四角い穴を開けますが、このノミでの穴あけ加工をボール盤のように機械で加工できるものを角のみ盤と呼びます。非常に特殊な工具であり、プロの大工さんが使用する高価な据え置き型の機械です。
Domino(ドミノ)
Domino(ドミノ)はドイツの高級電動工具メーカーであるfestool(フェスツール)が開発した簡易ホゾ加工機械と呼べる製品の名称です。非常に優秀でありながら、とても高価な電動工具を生産するフェスツールならではの技術で作られています。専用のキューブ型圧縮材を使用して、材料と材料を継ぎます。

DIYに必須のあると便利な工具

ここまで様々な道具・工具を紹介してきました。まだ分類しようと思えばできるものも多数あります。例えば、サンドブラストと言った物や、旋盤という特殊な加工機械もあります。しかし、あまり一般的ではなく、素人の領域をかなり逸脱している物も既にいくつか項目に挙げています。DIY初心者が知識として抑えておくべきものは大方網羅できているのではないかなと思うわけです。私が書き忘れていなければ…。

この項目では、今まで挙げてきた中で、特に必須と思うものを抜粋しておきたいと思います。

安全具で必須の工具

  • 安全メガネ(セーフティゴーグル)
  • 粉塵マスク
  • 手袋
  • 作業着
  • ヘアバンドなど

安全具は挙げた道具の全てを必須と考えていいと思います。

圧着工具で必須の工具

  • C型クランプ
  • L型クランプ・バークランプ

作るものにもよりますが、L型クランプ・バークランプは使い勝手が良いです。C型クランプは価格も安いのですが、L型クランプで事足りこともままあります。

測量工具で必須の工具

  • メジャー(巻尺・コンベックス・スケール)
  • スコヤ、指矩(曲尺)
  • 罫書き

メジャーはどの家庭でも大抵1つはあるはずです。安いものなら数百円でも購入できますが、使い勝手にも響くのでゆくゆくはそれなりの製品を購入してもいいと思います。

スコヤ、曲尺は最低1つは欲しいところです。尺表記のものもありますが、ミリ表記のものも使いやすいのでおすすめです。直角に罫書く事、計測する事は頻繁にあるのでとても重宝します。

罫書は、木工専用のでも安いものは数百円で買えますが、なければ鉛筆でも代用できます。

締結工具で必須の工具

  • ドリルドライバー
  • インパクトドライバー

ドリルドライバーは、初心者に電動工具のうち第一に揃えて欲しいおすすめの工具です。充電式とコード式、携帯性が高いのは充電式ですが、パワーと重量のバランスがいいのはコード式で、DIYではコンセントも近くにあるのでコード式を選ぶのが無難です。

インパクトドライバーは、ウッドデッキなどの大物を最初から作りたいという方にはおすすめです。パワーのあまりない電動ドリルドライバーでは、硬い木にネジ締めするのにも四苦八苦する事があります。下穴をしっかりと開けていればなんとかなったりもしますが、インパクトドライバーを持ったほうが良いでしょう。

切断工具で必須の工具

  • ノコギリ
  • ジグソー

ノコギリは、直線切断をする上で、もっともシンプルで安全な方法です。もちろん正しい使い方を覚える必要もあり、危険性がまったくないわけではありませんが、電動工具よりも安全なのは確かです。

電動ジグソーは、ノコギリではできない曲線切断もできる電動工具で、素人にも比較的扱いやすい切断工具です。危険がないわけではなく、キックバックも起こりますし、使い方を誤れば大怪我の元にもなります。糸ノコギリもありますが、曲線を切るのは至難の業です。

研磨工具で必須の工具

  • サンドペーパー
  • オービタルサンダー

サンドペーパーは、研磨の基本となる道具なので、使用頻度は高いです。ハンドサンダーの専用具を併用すれば平面を研磨しやすくなり、費用も安価に収まります。

オービタルサンダーは、地道で疲れる研磨作業を機械で容易に行えるようになるので、非常に便利な工具です。安全性も他の工具と比べると極めて高く、使い方も簡単です。

塗装工具で必須の工具

  • 刷毛
  • オイル系塗料
  • 蜜蝋

刷毛は、塗装をするなら何本かは持っておきたいところです。

オイル系塗料は、素材の呼吸を妨げないタイプの塗料で、自然な塗料を謳うメーカーが多いのが特徴です。

蜜蝋は、私が特におすすめできる木工用の塗装で、自然素材なので安心な上、塗り方も簡単です。耐久性が上がり、防水性も高まります。

溝加工工具で必須の工具

  • トリマー (trimmer)

切除、溝加工の分類は決して初心者向きではないので、中級者以上が対象と言えます。その中で比較的素人向きな工具としてトリマーをおすすめします。ただ、危険な工具であるのに変わりはなく、敷居の高い工具の1つです。

接合工具で必須の工具

  • ダボ
  • ビスケットジョイナー

ダボは、ドリルドライバーがあればできる接合の1つでもありますが、実際のところかなり難しいです。その理由は、直角にまっすぐの穴あけをすることの難しさに起因します。特に初心者ではまっすぐに穴あけすることはまず難しいので、ダボ自体があまり初心者向きとは言えません。ただ、経験上初心者でも頑張ればなんとかなることはなります。

ビスケットジョイナーは、価格もそれなりに高くあまり初心者向きとは言えない電動工具です。比較的安全とはいえ、使い方を誤れば相当危険な工具でもあります。ただ、使い方さえ注意すれば、ダボより強度のある接合が、ダボよりもよほど簡単にできるので、ある意味初心者向きとも考えられます。しかし、ビスケットジョイナーを買う初心者はほとんどいない事でしょう。

DIYに必要な技術

DIYで必要とされる技術について簡単に説明したいと思います。技術は道具と密接な関係があるので、道具の項とほぼ同様の分類をして説明します。

安全の技術

作業中の安全を図るには、守らなければいけない心得や注意事項がいくつもあります。そういったものも習得すべき1つの技術と言えます。

最初の頃は作ることに必死で、ネジや釘、ノコギリなどの道具や材料を出しっぱなしにしたり、どこにいったか分からなくなったりするものですが、散らかっている状態では思わぬ怪我の元になります。できる人は必要な道具や材料をきちんと整理して、片付けながら次の作業を行います。これは整理技術と呼ぶこともできます。

安全を図るには、技術だけでなく、知識も必要です。危険な薬品を使う場合、注意書きを読まずに正しい使い方をしなければ、有毒な物質を吸ってしまうかもしれません。可燃性であること知らなければ、火事になる恐れもあります。

安全を確保するには、扱う道具や材料についてよく知らなければならないのです。

圧着の技術

圧着はとてもやっかいな作業でもあります。接着剤で材料と材料を接着するにも、その扱う材料に適した接着剤を選ばなければなりません。木材であれば木工用ボンドを使えばよいですが、金属や塩ビ管、レンガやブロック、材料に適した接着剤を知る必要があります。

接着剤を塗って接着する場合に必要な工程が圧着です。この圧着の仕方次第で接着力に大きな違いが出てきます。正しい圧着ができていないと本来の接着剤の強度が得られません。正しい圧着をしようとすれば、おそらく初心者が思っている以上のクランプの数が必要となるのです。

また、圧着方法も物によって違います。例えば2枚の板で、平面同士の圧着、板を横に継ぐ板継ぎの圧着、板を縦横に継ぐ棚などの圧着の仕方、それぞれ違います。数ある圧着工具の中で、適した道具を選び、そして正しい使い方をしなければ、正しい圧着にはならないのです。

測量の技術

計測・測量は誰でも簡単と思うかもしれません。しかし、測量のプロも存在しているくらいなのですから、それほど単純なものではないのです。

例えばメジャーを使って、窓枠を測ってくださいというとどういう測り方をしようとするでしょうか。またはもっと簡単にそのへんにある棚を測ってくださいというとどうでしょうか。きっと縦横奥行きと測って、縦~cm、横~cm5mm、奥行き~cmといった具合ではないでしょうか。

では、もう1回測ってみてください。ちゃんと同じ数値になったでしょうか?では、ここで質問があります。目線の角度は意識しましたか?メジャーはきちんと水平でしたか?mm単位で正確にメモリを読みましたか?縦、横、奥行き、複数箇所を2回は測りましたか?

いかかでしょうか、全部意識してできたという初心者はまずいないことでしょう。実際にやらなくても、そこまで意識できてはいなかったのではないでしょうか。いくつかした質問の最後がおそらくもっとも意識しづらいところです。横、縦、奥行きをなぜ複数箇所測るのかというと、歪みがある場合を考慮しているのです。2回測るのは計測ミス防止の為です。

DIYでなにか作ろうとした場合、1mmの誤差に泣く事がよくあります。2mm違えばかなり致命的、3mm違えば別寸法です。例えば100mmに木材を4本切る場合、±1mmの誤差というのは、最大で2mmの誤差がでるということになります。99mmはマイナス1mmの誤差です。101mmはプラス1mmの誤差です。棚を作ろうとして、棚板が最大2mmの誤差の板が入り混じった場合、接着剤を付けて圧着をしようとしてもなかなか厳しい誤差と言えるのです。

穴あけの技術

ドリルドライバーとドリルビットがあれば誰でも穴を開けられます。しかし、正確に垂直な穴を開けることはまずできません。慣れてくれば浅い穴ならある程度正確に開けることはできるようになってきますが、深い穴であれば少しのズレでも垂直にはならないのです。

使い慣れたドリルドライバーであれば、この角度でならほぼ垂直というのが大体分かってきます。大抵それで問題ない場合も多いのですが、ダボで接合しようとした場合、かなりの精度が要求されます。

手持ちのドリルドライバーで確実に垂直な穴を開けられる万能の方法はありません。複数の視点から見て、垂直になっていることを確認しながら、数をこなして感覚を磨くしか無いのです。

正確に垂直な穴を開けたければ、ドリルドライバーで腕や感覚を磨くのではなく、ボール盤と言った機械を使うほうが現実的かもしれません。ドリルドライバーにスタンドを付けて使う方法もありますが、精度の高いスタンドはあまりなく、あったとしても高価だったり、自分の道具が適用できる機種なのかも問題です。スタンド以外の垂直に打つための商品もあったりもしますが、あまり一般的ではありません。

研磨の技術

磨くためには素材に適した粒度を意識しなければいけません。基本的には荒い粒度から細かい粒度へ、3段階くらいに分けて磨いていきます。

研磨は電動工具を使えば作業としてこれといった違いが出にくいところですが、プロと素人とでは最終的な出来に最も影響するとも言えるこの研磨に大きな違いがでてきます。素人目では完璧と思う状態でもプロ目線ではまだまだと言ったその違いがプロと素人とを分かつ壁です。

細かい点で言えば、端を研磨する時に丸みやすいという点です。丸まっても問題無い場合は良いですが、注意していないと意図せずに丸めてしまったりすることもあります。

切断の技術

切断は、いかに正確に罫引き通りに、直角に切断できるかが最も重要な点です。道具の性能もありますが、なにより使い方が肝心です。

真っ直ぐ切る場合でも油断はできません。ちょっとしたミスで曲がってしまったりすることもあります。例えば丸鋸であれば、マルノコ定規を使ったりすることで、切りやすくなります。

曲線の場合は、ジグを併用することでも精度を上げられますが、マニュアル操作で正確に罫引き通りに切断するのは慣れと技術が入ります。ブレードのストローク数などを適切に調整しなければなりません。

塗装の技術

刷毛を使う場合であれば、上から下へ一気に塗る。鏝であれば下から上へ塗りつけるとかありますが、あまりにも種類のありすぎる塗料と塗装方法について簡単に説明することはできません。

塗装はDIYにおいて、もっとも電動工具での代用の効かない分野とも言えます。それだけにプロと素人との技術の差が大きく開いてしまうところでもあります。

例えば塗装ではありませんが、ブロック塀などをモルタルで積み上げるのは、素人では2,3段が限界と言われたりします。鏝(こて)捌きは塗装に限らず技(技術)を磨くしかありません。

切除の技術

トリマーやルーターを使えば溝加工をはじめ、装飾加工や造形トレース、彫刻、そしてホゾ加工に至るまで、応用的な技術で加工することができます。

これらの複雑で正確な加工は、正しい使い方と、様々な道具を組み合わせてはじめて可能な応用技術なので、単に道具だけあれば出来るものもあれば、できないものもあります。

切除加工は、DIYではかなりの高難易度に属するので、技術のみならず、資金面でも敷居がかなり高いです。

接合の技術

接合するための技術はたくさんあります。接合を簡単に行える電動工具もありますが、単に接合、継ぐ技術を挙げだせばキリがありません。ここでは大まかにDIYでの接合方法について説明します。

昔から日曜大工で一般的な木と木の接合方法といえば釘です。釘と金槌を使うシンプルな方法で、さまざまなものが作れます。

釘と金槌を使って自分の手で打つのが普通ですが、釘打ち機を使えば圧倒的に早く正確に釘打ちすることもできます。

釘は焼入れされているので、曲がりこそすれ、折れることは早々ありません。釘を正確に真っ直ぐ打つのにはなかなかの技術が入ります。金槌は両端に二面ありますが、一方は平で、一方は丸みがかっています。この丸みががっている方は最後の〆に使います。丸みがついていることで、最後に打ち付けた場合、材料を傷つけにくいのです。

釘を打つ場合、大工さんはあえてツバを釘に吹いてから打ち付けてたりします。これは釘を錆びさせることで、抜けづらくする技なのです。

釘と言っても用途によって本当に様々な種類があります。五寸釘やフロア釘、化粧釘といった具合に用途に合わせて適した釘を使用するのです。

正直私はめっきりと釘を使用する機会は減り、大抵のものはネジで済ませてしまいますが、決して釘がネジに劣っているというわけではないのです。例えば釘だけで壁を作った場合と、ネジだけで壁を作った場合、もし大きな地震が起きても、釘は曲がるくらいで済みますが、ネジの場合は折れてしまうことがあります。用途によって使い分けるものです。

ネジ

ネジでの接合は、最も簡単な方法の1つといえます。電動ドリルドライバーも手頃な価格で手に入るようになったことで、ネジはDIYに欠かせないものとなりました。大抵の家具を作る上でネジだけで簡単に作れてしまう物も多いです。

ネジの利点は様々ありますが、締めるのも抜くのもドライバー1本で簡単に素早く出来る点は大きいです。ネジの締結力はかなり高いので、正しくネジ締めができれば相当の重量のものも支えることができます。

ただし、正しいネジ締めができていないと、締結力ではなく、ネジに直接負荷がかかってしまいます。こうなるとネジ自体は折れやすいので、強度が著しく下がります。

ネジの種類は豊富にあり、用途によって様々な形状、素材、長さの物があります。DIYの木工で特によく使われる木ネジはコーススレッドです。

接着剤

接着剤の接合は、簡単であり難しくもある接合方法と言えます。接着剤はなぜ接着できるのか、実は科学的にはあまり分からないらしいのですが、接着剤単体でも、正しい圧着をすれば恐ろしく強力な接着、接合ができます。

接着剤は単体で使用することもありますが、ダボやネジ、ホゾと併用して使用することでより強力な接合が可能です。使用する材料により適した接着剤も変わるので、膨大な数の接着剤が存在します。

ネジ+接着剤

ネジと接着剤を併用する接合方法は、簡単さと強度面でとても優れた方法といえます。なぜ優れているかというと、ネジの扱いやすさと、接着剤の性能を発揮する為に必要な強力な圧着を簡単にできるからです。

頑丈なものを作る上で必要な強度は、この方法を取れば大抵クリアできると思います。

ダボ

ダボはネジよりも強度が出やすいですが、ネジと比べるとかなり難しい技術を要する接合方法です。簡単なようで、少しの角度のズレが致命的になりかねない為、いかにして垂直の穴を開けるかが重要なカギです。また、2つの穴の位置が正確にあってないといけないので、精度の高い穴あけも要求されます。

ダボ+接着剤

ダボと接着剤を併用する方法は、強度としては申し分ありません。しかし、かなり難しい技術を要するダボと、圧着を必要とする接着剤を使用するので、本来の強度を得るためには、それなりに高い技術が要求されます。

ダボは6mmや8mmと言ったものから、10mmを越す太さのものまで様々あり、高い強度が得られます。大抵硬い木を圧縮したものが使われていて、接着剤を吸収することで少し膨張します。そのため、ダボ穴は少しゆるめで開けておいてもいいですが、ゆる過ぎてもいけません。かと言ってキツすぎると接着剤を含んで入りづらくなります。

ビスケットジョイント

接合用の専用工具であるビスケットジョイナーを使うことで、強度が高い接合が可能です。ビスケットジョイントは接着剤と併用して使います。円弧上の穴を左右等しく開けて、ビスケット型の圧縮材をかます事で板継ぎができます。ビスケット自体は開ける穴に対して小さめでゆとりがかなりある為、かなりの位置調整の遊びがあります。

ホゾ

最も高い技術が要求される高度な組み方がホゾです。ホゾと言っても様々な加工があり、その数は膨大にあります。新しい組み方も開発され続けています。

ほぞ(つぎ)
ほぞつぎは、その形状も様々ですが、最も基本となるのは凹凸です。凹をほぞ穴、凸をホゾと呼び、片胴付き、二方胴付き、四方胴付き、等々ここでは紹介しきれないほどの種類があります。
大入れ(つぎ)
溝加工した溝に材をはめて継ぐ方法で、一口に大入れと言っても種類がたくさんあります。
あり(つぎ)<double tail joint>
ありつぎは、枡などによく見られる組み方で、台形状の形をした複雑で、簡単には抜けない構造をしています。ありつぎもここでは紹介しきれないほどの種類があり、仕口が外からはまったく見えない極めて高度な組み方もあります。
ボックスジョイント <box joint>
ありつぎは、組み方が台形なのに対して、四角形なのがボックスジョイントです。ありつぎ程ではないですが、簡単には抜けない構造で、接合面が美しいです。

ボルト+ナット

ボルトとナットは、穴を開ければ簡単に継ぐことができる接合方法です。素材の種類も太さも豊富にあり、応用範囲は果てしなく多いので、家の中から街の建造物まで至る所で使用されています。金属同士の接合に使われることが大半ですが、木材でも使用することは多いです。

道具を知る

技術を磨くことは道具を知ることでもあります。

道具の特徴を知る

道具には様々な種類がありそれぞれに特徴があります。道具の特徴を知って用途によって使い分けます。

道具の使い方を知る

道具を使いこなすためには、道具の正しい使い方を知る必要があります。間違った使い方をしていては道具本来の能力を活かしきれません。

道具の危険性を知る

道具は便利であるものと同時に危険なものでもあります。電動工具では危険なキックバック(kickback)が起こることがあります。カンナやノミは硬い木材も削れる鋭い刃物です。道具の特徴を知り正しい使い方ができれば危険性を回避できます。

DIYに必要な材料

DIYをするためには作りたいものを作るための材料について知る必要があります。作りたいものに適した素材を選ぶためには、どのような材料があるかをまず知りましょう。

材料の種類

まず、大きく分けて材料は以下のような種類に分類することができます。

  • 木材
  • 金属材
  • 石材
  • プラスチック材
  • 紙材

まだまだ他にもたくさん色々な分類の仕方や種類があるとは思います。例えば糸やガラス、竹などです。それぞれに手芸や、ガラス細工、竹細工と言ったDIYもあるでしょうし、挙げだせばきりがないので思いっきり絞ります。

私が今までにDIYで使用したことがある素材は上記に列挙したものが大半です。その中でも、ほとんどは木材が占めています。日曜大工、特に木工において欠かすことのできない木材だけをとっても、ものすごい種類があります。さらにその中から絞ってここで紹介したいと思います。

木材の種類

身の回りに溢れている木材は、多岐にわたって使用されている最も身近な素材の一つです。日曜大工ではメインとなる素材でもあります。例えば金属加工と木材加工を比べれば明らかに木材の方がDIYでの敷居は低いです。それは金属加工は木材よりも高い精度を要求される事も多く、ネジで材料を継ぐようなことはできず、ボルトとナットや、溶接と言ったかなり専門的な分野になるからです。

木材の中で代表的なものを以下にいくつか紹介します。

SPF(セス・ピー・エフ)
日曜大工で最も使用されることが多い代表的な木材にSPFがあります。2x4や1x4と言った定番の規格のものは、基本は1820mmで6feet(フィート)です。1feetは304.8mmで、8feetや16feetの長尺の材もよく販売されています。他にも1x6や2x6,1x8や2x10など板幅も豊富にあります。価格も比較的安く優れた素材ですが、水には弱く、屋外使用にはあまり適しません。
WW(ホワイトウッド)
木肌も綺麗なホワイトウッドは、最近SPFの次によく見かける素材で、2x4と言った定番の規格の材も多いです。ただし、水には弱い素材です。
国産の杉は建材として広く使用されています。日本の植林の多くは杉で、比較的安価に様々な建材が手にはいります。杉は真っ直ぐな材も多く、芯材は水にも強い素材です。
昔から杉に並ぶ建材で、杉よりも高価な木材として広く使用されています。杉に比べると強度面で優り、独特の芳香があり、芯材は水にも強い素材です。
赤松、黒松など、建材として梁(はり)によく使用されています。松系の木材は松脂が出ますが、粘り気のある柔軟な木材です。
WRC(ウエスタン・レッド・シダー)
ウッドデッキ材として定番となっているソフトウッドの米杉です。高い耐久性があるので屋外使用でも比較的長持ちします。
サーモウッド
燻製された木材で高い耐久性と防虫にも優れた木材で、屋外使用に適しています。

木材選びのポイント

木材を選ぶ上で重要なポイントはいくつもあります。とても全ては紹介しきれませんが、知っておくと今後の木材選びに大きな違いが出てくるので、知っておいて損はありません。

屋内材・屋外材

木材を選ぶ上で最初に判断しなければならないのは、作りたいものが、屋内使用するものなのか、屋外使用するものなのかという事です。屋内使用するものは基本的に材料を選びません。防腐処理された木材を屋内で使用するのは問題がありますが、そもそも防腐処理された木材は床下もしくは屋外用です。注意しなければならないのは屋外使用する木材です。

屋外は強い紫外線や風雨と言った厳しい環境なので、屋外使用する木材は高い耐候性・耐久性・耐水性が求められます。屋外に適さない木材を屋外使用してしまえば、短期間で腐ってボロボロになってしまうのです。

木目

木材には木目があります。木目とは樹木が成長するにしたがってできる年輪の模様のことです。この年輪は木材の製材の仕方によって、板目や柾目と呼び名が変わります。木目は綺麗か綺麗でないかという問題だけではなく、木目によって木材自体に変化が起きます。木に詳しい大工さんはこの木目を読みながら、適した箇所に適した材料を、適した加工を施して施工するのです。木目をまったく考えずに材料として使えば、重大な欠陥が起こったりすることがあります。

木材にはたいてい節があります。節は樹木から伸びる枝の根本の部分です。節がまったくない木材を無節といい、木材の価値が高くなります。節でも生きている節を生き節と呼び、死んでいる節を死に節と呼びます。生き節に比べ、死に節は黒ずんでいて、時間が経過すると抜け落ちて穴が空いたりします。節は固く、加工する上でも少し注意が必要になります。

木表・木裏

木には表と裏があり、木表、木裏といいます。木材は水分を含んでいるので、製材するとき十分に乾燥した状態でないと、乾いていく過程で収縮していきます。この収縮するときに木表、木裏の杢目の違いなどで、収縮率が違うのです。そうなると、木は凹凸に反ってしまうわけです。

AD材とKD材

木材の水分は長い年月をかけて徐々に少なくなって乾燥していきますが、木材をそのままの自然な状態で製材したものをAD材と呼びます。乾燥を人工的に行って人工乾燥させた木材をKD材と呼びます。AD材は自然に乾燥していく過程で収縮し反ったりして狂いが生じやすいですが、KD材は乾燥されているので収縮しづらく狂いが生じにくいのです。

反り・ひねり・曲がり・割れ

木材は真っ直ぐとは限りません。様々な要因で、割れていたり、反っていたり、曲がっていたり、ひねりが入っている木材もあります。あまりにもひどい状態であれば、材料として使うことができないものもあります。購入した時はまっすぐな綺麗な状態でも、時間が経ち乾燥するに連れて状態は変わったりもします。自然素材の木材は製材した後も呼吸し、生きているのです。

木材の規格

木材は使用用途によって決まった規格で製材されます。ここではその一部を紹介します。

柱材

建築資材で柱となる規格には、9センチ角、10センチ角と言った規格の角材が使用される事が多いです。

垂木

屋根材を支えるのが垂木です。30mmx40mmと言った規格の角材が多いです。

根太

床材を支えるのが根太(ねだ)です。45mmx45mmと言った規格の角材が多いです。

合板

床材や壁材、屋根の下地材となるのが合板(ごうはん)です。元となる木材の種類、厚さも豊富で、構造用合板やベニアには2.5mm・3.0mmを基本の厚みとして刻む物が多いです。

合板は3×6(サブロク)や4×8(シハチ)などと呼ばれる事も多く、大きさを表しています。単位は尺(しゃく)で1尺は約303mmです。3×6の最初の3が横幅、6が長さを表していて、3尺x6尺(910mm x 1820mm)の大きさとなります。

2×4材

日曜大工で代表的な木材がSPF材で、2×4材はその大きさの規格です。2×4(ツーバイフォー)の最初の2が厚み、4が幅を表していて、2×4(約38mm x 約89mm)の断面積の大きさとなります。

2×4材の基本単位はinch(インチ)で製材されていますが、1インチは25.4mmなので、2×4は2インチx4インチを表しているわけではありません。長さはfeet(フィート)が単位で1feetは304.8mmです。1尺(303mm)と1feet(304.8mm)はミリ表示では近い値になるので混同しやすいのです。

1x材(ワンバイ)
1×1・1×2・1×4・1×6・1×8・1×10・1×12といった規格がある。
2x材(ツーバイ)
2×2・2×4・2×6・2×8・2×10・2×12といった規格がある。
4x材(フォーバイ)
4×4・4×6といった規格がある。

材料の入手先

木材に限らず、材料の入手先は現代ではインターネット通販もあります。しかし、材料は大きく重量のあるものも多いので通販では送料が嵩むことになります。一部の特殊な材料以外であれば、大抵の場合は近所にあるホームセンターで揃える事になります。

  • ジョイフル本田
  • カインズホーム
  • 島忠
  • ホームズ

全国展開をする大手のホームセンターもあれば、地域に特化している密着型の店舗もあります。それぞれのホームセンターに特徴があるので、材料によっていくつものお店を回ることもよくあります。

数あるホームセンターでも個人的に特に気に入っているところがいくつかあります。全国展開をしている大手から特に行くことが多いところについて紹介します。

ジョイフル本田

全国展開をするホームセンターの最大手と言えるのがジョイフル本田です。広大な売り場面積を持つホームセンターの中でも群をぬく超大型店舗もあります。

その圧倒的な品ぞろえが最大の売りで、価格も比較的安く、日曜大工や園芸用品をはじめ、様々なものが手に入ります。

カインズホーム

現在一番勢いを感じる全国規模のホームセンターにはカインズホームがあります。売り場面積も広く、品揃えも豊富で、価格もかなり安いです。そしてなによりも特筆すべきは店員の人数が圧倒的に多いことです。おそらく他店の数倍は軽くいます。

カインズホームはホームセンターらしくないオシャレな店舗も多いです。最も費用がかかる人件費にかける企業方針(サービス精神)、高い品質の商品開発(PB)と特筆すべき点が多くあります。質にこだわりを感じる、現在のところ私の一番のお気に入りと言えるホームセンターです。

DIYに必要な設計

DIYでなにか物を作ろうとした時、その作る物を設計する必要があります。設計と言うとなんか難しいと感じてしまうかもしれませんが、順を追って考えていけばいいのです。

DIYは基本的に一人でやる作業です。大掛かりなものであれば複数人で作業することになりますが、一人で作業するのと複数人で作業するのは大きく違います。一人であれば何を作るのかどう作るのか自分さえ分かっていればいいわけです。これが複数人が一緒に一つの物を作ろうとすると変わってきます。複数人が同じ物を協力して作るわけですから共通の認識を持たなければならなくなるのです。自分しか分からない図や記号、表現では同じ認識は生まれません。

一人で物を作るDIYであれば大幅に設計の手順が短縮できます。簡単なものの設計であれば頭の中だけで済むことも多いのです。

私がこれから説明するのは私独自と言ってもいいほど簡略化したゆるい設計方法です。ですから一般的な正しい手順、例えば建築方法に適用できるわけではありません。しかし、今まで私が作ってきたそれなりの数の作成物を作る上で困ったことはないので、大抵の物を作るのに必要十分な設計方法だと思います。

ただDIY初心者がいきなり設計するというのはなかなか難しいところもあるので、こんな感じなのか~くらいゆるく読んでください。

本当に作るべきかを考える

作る前に最も肝心とも言える事は、そもそも作る必要があるのか?という事です。収納家具が欲しい場合、物が増えるにしたがって家具をどんどん増やしていけばやがて置き場がなくなります。

作る前にまず断捨離です。なにかを作るということは物が増えることでもあるので、増やす前に減らす、減らせないか検討するのです。

掃除をしたり、整理整頓、要らないものは捨てれば、今の収納に収まることも十分あります。私自身、作るよりも掃除や捨てる事、整理することの方が多かったような気もします。世の中で断捨離ブームが起こる前でしたが、DIYでせっかく作るなら本当に必要のある欲しいものを作るのです。

そうやっていらない物や家具を処分することで新たなスペースが生まれ、より大きな物が作れる可能性も出てきます。

作りたいものを考える

なにかしら作りたいモノがある時、イメージすることは大事なことです。はじめは作りたいものを漠然と大まかに考えます。作りたいものが棚であったとすれば、デザインはこんなのがいいな~とか、棚の段数は3段でいいかなとか、頑丈なものがいいかな、といった具合に色々と思考を巡らせるわけです。そうやって想像するのも結構楽しいもので、実際には作る予定のないものも、作るのだったらこうしたいとか空想したりすることもあったりもします。

漠然と考えるのもいいのですが、ある程度考えることを絞ったほうがより現実的なので、以下に考えるべきことをいくつか述べておきます。

  • 作りたいものをイメージする。雑誌やテレビを見たり、家具屋に出かけたりして実際の物からインスピレーションを得るのも良い。
  • 漠然とイメージができたら置き場所を考える。もちろん、置き場所が先で、ここにこんな物が欲しいというところから始まる事も多い。
  • 置き場所が決まったら大きさを考える。横幅、奥行き、高さをイメージして、実際に置いた時の圧迫感なども考慮できるとなお良い。
  • 作りたいものが家具であれば、既存の家具との兼ね合い、調和を考える。
  • 全体的なデザインからより詳細なパーツごとへと、細かなデザインや大きさを考えてイメージを徐々に固めていく。

これらは特にDIYに限ったことではなく、新たに家具や物を購入する時に考えることと似たようなものです。欲しいものを考えるのですから当たり前の事とも言えます。ただ、購入するのではなく自分で作るということが大きく違います。

自分の力量を考える

イメージは自由にするべきだと思います。思うのですが、自分の力量とかけ離れた物をイメージしても作れません。力量以上のものに挑戦する気概は持つべきですが、自分の力量に見合ったものに挑むべきです。

イメージしながら、自分の力量を考慮してフィルターを掛けていきます。これは難しいからやめよう、これは簡単だから出来ると言った具合に、難易度を考えながらイメージを深めていくのです。

らくがきを書く

イメージがおおよそ固まってきたら、イメージを図にしてみましょう。私の場合はらくがきをしています。落書きではないちょっと格好をつけた言葉を使えばデッサンと言ってもいいのかもしれませんが、私の書く図は紛れも無いらくがきです。鉛筆でメモやノートに、イメージを線や図形で、ざっくりと適当にらくがきしていくのです。らくがきをする事で、頭の中でイメージしていただけでは見逃していた点に気づいたり、新たなアイデアが湧いたりもします。

このブログは一度引っ越しをしていますが、引っ越す前のブログ名は「ゆるいDIY・日曜大工・自作のらくがき帳」という長ったらしい名前を適当に付けていました。この「らくがき」という言葉は、設計の段階でらくがきをいっぱい書いていたことから付けた名前です。それらは今では「ゆるい」という言葉に集約していますが、設計なんて硬い言葉じゃなく、もっとゆるい落書きでいいじゃない!という考え方から来ています。

話が少し逸れてしまいましたが、このらくがきを書くのはイメージを具体的にする意味でもとても重要な工程です。簡単な構造のものならいきなり詳細な図から書くこともできなくはないですが、そういう場合でも頭のなかで落書きしていたりします。

らくがきなので自由にらくがきすればいいとも思うのですが、私がらくがきをする時の書き方というのがあります。これが正しいかどうかは別として、分かりやすくする書くためのちょっとしたコツがあるのです。

斜め上から見た図を書く

イメージした物を斜め上から見た図を書いていきます。立体的に書くとイメージした全体像が分かりやすいです。上・正面・横の面を書くことになります。

真正面から見た図を書く

イメージした物を真正面から見た図を書いていきます。上や下、横は関係なく、真正面から見た図を書くのです。

真横(右or左)から見た図を書く

イメージした物を真横から見た図を書いていきます。上と下、正面・裏は関係なく、真横から見た図を書くのです。

真裏、さっきとは逆の横から見た図を書く

私の場合はほとんど書く事はありません。真正面と真後ろがまったく異なる場合は書いたほうがいいです。ただ、書かなくても忘れない、重要ではなければ書きません。

横も、左右が対象であれば右・左どちらか一方の真横からの図を書いておけばよいです。左右が非対称であればかいたほうがいいです。ただ、書かなくても忘れない、重要ではなければ書きません。

真上・真下から見た図を書く

イメージしたものを真上からみた図を書いていきます。ただ、書かなくても忘れない、重要ではなければ書きません。

真下から見た図は、私の場合まず書く事はありません。

材料を考える

イメージと同時に考えることも多く、構造や組み方によっても変わることもある材料について考えます。作りたいものを作る素材、材料を何にするのかというのを決めなければ、物を作ることは当然できません。材料は質感、イメージは勿論、作り方にも大きな影響を与えるとても重要な要素です。

特に材料の選択は、費用にも大きく関わってくるので、材料の選び方次第でかかる金額が大きく変わったりします。金属や木材を選ぶとしても種類はたくさんありますし、材料の入手のしやすさも考える必要があります。

規格を知る

材料を考える上で抑えておきたいのは、様々な規格を知ることです。日曜大工で最も一般的な材料は木材です。木材には様々な種類の木があり、形状も板材や角材と大きく分けられ、板材も集成材や合板といった製造方法や用途によって色々な規格があります。大きさや長さも物によって単位も異なり、3x6や3x8(尺)や2x4や1x16(インチ)と言った決まった規格があったりもします。

こういった市販されて、流通している膨大な種類の中から、自分の作りたいものに合わせて適切な素材を選ぶのはなかなか苦労します。ただし、代表的なものも多くあるので、よく使われるSPF材やパイン材と言ったものは価格もこなれていて、広く流通していたりもします。

自分の作りたいイメージに合い、予算の許す範囲内で、ある程度決まった規格の中から、目的となる素材を選ぶのです。

規格に合わせて設計する

どのような規格があるかを知ることで、効率よく設計できるようになります。自分の作りたいとイメージしたものが流通している規格に合ったものなら大きく手間を省けます。逆に規格にはないような珍しいサイズ、特注の大きさで物を作ろうとすれば大変です。自分でカットしたり、加工したりする手間が大幅にかかることになります。

イメージしたものが規格に沿ったものならば、切断や加工する手間が大幅に削減できる事になるので、できればなるべく規格にある大きさの素材を設計に組み込む事です。規格に合わせた方が素材を有効に使えるので、無駄な端材が出にくくなります。予算もそれだけ安く仕上がることになるのです。

例えば、畳一畳の板材は3x6(サブロク)と呼ばれていて、単位は尺です。1尺は303mmなので3x6は910mmx1820mmです。尺をmm(ミリ)で表しているので表記上誤差はありますが、この板から切断時に考慮するべきノコシロを考えずに単純に考えて、455mmx1820mmの板は何枚取れるでしょうか?答えは2枚です。

では、460mmx1820mmの板は何枚取れるでしょうか?答えは1枚です。このとき、460mmx1820mmの板が2枚必要な場合、450mmx1820mmの板が無駄になります。どうしても2枚必要ならば3x6の板が2枚必要となるわけです。

構造・組み方を考える

物を作るためには作りたいものの構造や組み方を考える必要があります。組み方とは2つ以上の材料を接合する方法のことであり、継ぎ方を考えることです。材料はそのままの状態ではなんの構造も持たないですが、切って、加工して、組み上げれば構造を持った物になります。

組み方を一から自力で考えてもいい頭の体操になりますが、最初はどう組めばいいのか、悪いのかも分かりません。簡単な組み方もあれば難しい組み方、強度の出る組み方など様々あります。簡単な組み方を考える流れ・手順は以下のような感じです。

  • 組み方・継ぎ方を知る
  • 必要な強度を考える
  • 組み方を決める

どのような組み方・継ぎ方の方法があるのか、道具があるのかをまずは知ることから始まります。接合の技術や道具を紹介している項目を参考にしてください。

次に、自分が作りたいとイメージした構造を作るために必要な強度を考えます。長さや大きさ、重さ、使用用途などを考えて、継ぐ箇所ごとに、そして全体的に必要な強度を割り出します。強度に関する認識が甘いと、撓んでしまったり、簡単に壊れてしまう物を作ってしまうことになります。

そして、組み方の難易度と自分の力量があっているのかを判断して、最終的な組み方を決めるのです。しかし、初心者であればイモ継ぎだけで十分なのです。

イモ継ぎ

材料同士を最も簡単に継ぐ方法はイモ継ぎです。例えば切断面を直角に切った2本の角材をLの字に継ぐ場合、そのまま形を作って接点をネジで止めればイモ継ぎになります。

イモ!というと侮蔑用語にも見えますが、この方法でも大抵の物は作れます。例えば2x4工法で家を作る場合、壁を構成する組み方はこのイモ継ぎです。イモ継ぎを侮ってはいけません。美味しくて、安くて、栄養価も高く育てやすいイモのように、立派な継ぎ方なのです。

ネジとイモ継ぎだけで大抵のものは作れるので、初心者は構造を考える時は基本的にイモ継ぎで考えればよいです。そもそも初心者は選ぶほど可能な継ぎ方の種類がありません。継ぎ方・組み方について選ぶほど考えるのはもっと先の話で、最初はイモ継ぎ一択と言ってもいいです。もっと強度が欲しければネジ+ボンドとイモ継ぎにすればいいだけです。他には金具を使う方法も簡単で強度確保しやすいです。

考えるべきは、イモ継ぎの仕方のパターンを応用した組み方を考えることです。そして、十分な強度がでる木材の組む向きなどを考えたりすることです。例えば、30mm x 40mm(縦3cm x 横4cm)の断面の角材を使う場合、40mmの方を横ではなく縦に使えばより強度が出ます。単純に厚みが厚い方を縦に使う方が上からの荷重に対して丈夫という理由です。実際は木目によってそう単純でもないわけですが、ここでは一先ず単純な厚みだけを考えた場合の向きについて強度を比較したケースと考えてください。

仕口を見せない高度な加工

イモ継ぎとネジだけで大抵の物が作れるなら他の方法を覚える必要があるのかと言えば、もっとシンプルに無駄なく、いかに強度を出して、見栄えが美しい継ぎ方を追求していくと必要になります。

木材を使った場合、のこぎりで切った断面を見せるよりは見せないほうが美しいです。ネジを使った場合と使わない場合では、使わないほうが素材のままの質感が美しく感じます。最初はどのような組み方をしていても作れた事が嬉しいですが、もっとより良い物を欲が出て追求しだすと様々な道具や継ぎ方の技術が必要になってくるのです。

らくがきに数値を書く

ここまで、作りたいものをイメージし、自分の力量を考え、材料を選び、構造・組み方を考えてきました。これらを全て、らくがきを書き修正しながら行います。そして、それが物理的に実現可能なものであれば、部材(パーツ)ごとの細かい長さの数値をミリを単位で書いていくのです。

作りたい物を構成する全ての部分に数値が書けないようでは設計が十分とは言えません。書いた数値が矛盾しているような設計も正しくありません。正しくかけたなら、どうでしょうかただの落書きがちょっとそれらしくなってきたのではないでしょうか。

設計図を書く

はっきり言えば私は設計図を書くことはまずしません。今までの工程で作ってきたらくがきで十分事足ります。あまりにも歪んだような線が多くて間違いやすかったり、分かりづらい場合は、綺麗に書きなおしたものを設計図と呼んでもいいかもしれません。

私の場合、ブログで設計図を見せるような機会があれば設計図らしきもの…をお見せする必要があります。私だけが分かればいいのであれば、細かなところについては図には細かく書かずに端折ったりすることもあります。それが不特定多数が見るとなると誰もが分かるように、全ての部材を正確に書く必要が出てきます。一定の設計ルールに従って書けば設計図と呼べるものになるでしょう。

木取り図を書く

数値を入れたらくがき・設計図で、作りたいものを構成する全ての部材が分かったら、その必要な部材・パーツを材料からどう切り出すのかを考え、寸法を入れ分かりやすく示した図を木取り図と言います。

木材から必要な長さの材料を切り取る展開図というわけです。この木取り図を考える事で、どの材料が何本どの長さで必要かと言うのが分かります。また、どのように切り取りをすれば材料を無駄なく切り取れるのかを検討することもできます。

例えば、2×4の6feetを基本材料として使う場合、200mmが6本、400mmが4本必要だと分かったとします。全部の長さの合計は、200mmx6本=1200mm、400mmx4本=1600mmですから、合わせて1200mm+1600mm=2800mmとなります。6feetは約1820mmですから2×4の6feetの木材が2本あれば足りることになります。

その場合、木取りのパターンはいくつか考えられます。長さの違う200mmと400mmの組み合わせで、1820mmに収まるパターンを考えるわけです。この例の場合で言えばどのような木取りにしようとも使う2×4の6feetの本数は変わりませんが、ではここで10feet(約3048mm)の木材を使えば1本で足りることになるわけです。2×4の6feetとの価格と2×4の10feetの価格ではどちらが高いかで材料を選ぶこともできます。しかし、10feetという長さの物があまり売られていない規格であれば選ぶことはままなりません。こういった感じで色々と木取り図を考えていくわけです。

木取り図を書く場合注意しなければならない事は「のこしろ」です。ノコギリで切るとき、ノコギリの厚みによって削り取られて木くずになる部分を計算しなければ、正確な長さで木取りをできません。例えば1820mmの長さの材料から910mmのパーツを2本取ることはできません。ノコシロが3mmであれば1820mm-3mm=1817mmを2で等分した長さの908.5mmになります。ノコシロを考慮した少し余裕のある木取りを心がけるとよいです。

木取り図を書くことができたなら、材料を買いに行くことができますし、実際に作り出す作業に入ることができます。設計ができたわけです!

DIYに必要な作り方

実際の作り方は、作るものにより設計によりかなり違いが出てきますが、作り方にはある程度共通して行う工程・手順があります。

これから示す手順は、主に木工においての手順を想定して書いたものです。ただ、場合によっては工程自体を飛ばすこともあったり、順序が入れ替わる工程もありえます。なので、参考として考えてください。

買い出し

設計までが完了していれば、必要な材料を買い出しに行くことになります。買い物は楽しいものですが、必要な材料のすべてが一箇所で済むことはあまりないので、ついつい時間がかかってしまうのです。

木工であれば材料は大抵ホームセンターで手に入れます。持っていくものは費用は勿論のこと、忘れてはならないのが木取り図です。せっかく苦労して時間をかけて書いた木取り図ですから忘れてはいけません。

買い出しは半日で済む事もあれば、丸1日時間を取って買い出し日を予定に入れることもあります。広大な面積を持つ売り場も多いので、材料や道具を選んで歩きまわったり、重い材料を運んだりするのはかなり疲れたりもするのです。

材料に墨線を引く

材料を購入して運んできたら、木取り図の通りに墨線を引きます。このカット線の引き方1つとっても注意が必要な作業です。ここで間違ってしまってそのまま気付かずにカットしてしまうとせっかくの材料が使えなくなってしまうこともあります。間違いがないように慎重に正確に作業しましょう。

ホームセンターではカットサービスを行っているところが多いのでこの作業は省略できる場合もあります。

材料を切る

材料に墨線を引いたら、今度はその墨線の通りにノコギリなどを使って切断していきます。完璧な墨線が引けたとしても、カットが正確にできなければ材料を使い物にならなくしてしまう事もあります。慎重に正確な作業をすることを心がけます。また、切断作業は危険な作業でもあるので注意しましょう。

ホームセンターではカットサービスを行っているところが多いのでこの作業は省略できる場合もあります。

材料を加工する

設計によって、材料に様々な加工を施す必要がでてきたりもします。穴あけや欠きこみをしたり、大入れやホゾといった加工が必要な場合も、慎重に正確に、安全に注意しながら作業します。

多くのホームセンターでは、単純なカット(90度切断、直線切断)は1カット数十円~行っていますが、複雑な加工は大抵してくれません。場所によってはそれなりの料金で請け負う所もありますが、自分で加工するほうが堅実です。

材料を研磨する

切断した後のバリ取りや、綺麗に見えても素材は粗があるので研磨する必要性も出てきます。プレナー材(かんな掛け・面取りされている材)やそれほどの品質を求めてない物においては、端折ってしまう事も多々あるのですが、最終的な仕上がりに大きく影響する工程です。粉塵が発生したりするのでマスクをしておきましょう。

私の場合、塗装や接着をするような物には念入りにしますが、それ以外のものに関しては飛ばしてしまうことも多く、それゆえ仕上がりはかなり雑な出来で済ます事もよくあります。それくらいの品質で問題ないと判断して飛ばしているのでそれで良いのです。

材料を組む

材料を組む工程は、切って加工が終わった材料を構造的な物に仕上げる段階です。設計から考えればようやくイメージした物が形になるわけです。しかし、この工程をしくじればショックは計り知れません。ネジ止めだけだとしても油断はできませんが、接着剤を使った圧着作業は時間との戦いでもあり、失敗すれば取り返しの付かない事にもなりかねないので、慎重に丁寧に最後まで注意して作業しましょう。

材料を塗装する

材料を組んで構造的に物自体はできたわけですが、そこからの最終仕上げに塗装をすることもあります。塗装は最終段階だけではなく、加工を終えた後、材料を組む前にする事もあります。塗装をすることで強度が増して見栄えも良くなったりしますが、下手をすると残念な仕上がりになってしまいかねない重要な工程でもあります。

私の場合は、予算に余裕があるならしておきたいところなのですが、塗装は省くことも多いです。

完成!

ここまでの全工程を含めてようやく完成です!簡単なものであれ、難しいものであれ、完成した時の喜び、達成感は言うまでもありません。お疲れ様でした!

あとは出来上がったものを眺めて惚れ惚れしたり、使ってみて便利さに涙すればいいと思います。不満点が出てきたり、失敗した事は次に活かせばいいのです。

DIY初心者に捧ぐ

今まで色々と書いてはきましたが、ここで端的に要点だけを絞って整理しておきたいと思います。

これだけは抑えてほしいポイント

  • とにかく安全第一

これにはじまり、これにおわる。全ての中で唯一挙げるならこれしかないポイントです。

DIY上達のコツ

  • まず作ってみる
  • 数をこなす
  • 先人のを真似る
  • 改良する
  • 余裕を持つ
  • 休憩を取る
  • 片付ける
  • めげない
  • 楽しむ

まだまだ挙げだせばありますが、とりあえずこんなところじゃないでしょうか。

DIY初心者必須のアイテム

数あるDIY必須のあると便利な工具の中で、これは!という具体的な商品を以下にいくつか紹介します。

CDD-1020
数ある電動工具の中で、初心者にまずおすすめできる穴あけ・締結工具の電動ドリルドライバーは必須の道具と言えます。私が最初に購入した電動工具でもあるRyobiのCDD-1020がおすすめです。値段も比較的安価でありながら、その使用頻度は非常に高く、コスパ抜群と言えます。ただし、ある程度DIYに慣れた中級者にはあまりおすすめできなくなります。その理由は汎用製品は専門製品には敵わないからです。
ゼットソー
岡田金属の手ノコギリであるゼットソーは大工さんも使っているおすすめのノコギリです。DIY初心者にとって危険な切断系電動工具を買う前にまずは手に入れてもらいたいのが手ノコギリです。ゼットソーと並び優秀なライフソーもおすすめですが、私はゼットソーを使い慣れているのでこちらをおすすめしておきます。
ソーガイド
岡田金属のてノコギリ、ゼットソーとライフソーと併用可能な補助工具で、素人でもプロ並みに直角切断ができてしまいます。その切り口の見事さに惚れ惚れする事間違いなし、DIY必須の補助工具と言える絶賛の1品です。
タイトボンド
木工用ボンドは色々ありますが、日本の木工用ボンドよりも優秀な海外製のボンドがタイトボンドです。木工家の間では定番のボンドなのでおすすめです。ただ、少々普通のボンドと比べるとお値段が張ります。

あとがき

DIYというあまりにも大きな題目を説明しようとするのは今まで避けてきました。なぜなら大変なのが分かりきっていたからです。

初歩の初歩、道具の使い方もほとんど今までの記事ではあえて触れては来ていません。下手なことは教えられないと思っているからです。

私がDIYを始めた頃、切断工具といえばほとんどのサイトで丸鋸が当たり前に紹介されていたりしていました。素人とは思えない先人の作品を見ては、初心者の自分には凄すぎて逆に参考にならないと感じてもいました。そんなずぶの初心者だった私が求めるものとは大きく開いた溝を埋めたくてこのブログをはじめたのです。ゆるいという名前をつけて。

誰もが賞賛するようなものではなく、誰もが作れるような、そんなゆるいDIYをしていきたい、紹介していきたいと思いながら、いつの間にか自分が本来作りたかったものとは違う形になってきている気もしていました。

初心忘れるべからず。まだまだ大したこともない自分ですけど、そんな初心を思い出しながら、当時の自分に向けて書くようにこの記事を書いてみることにしました。

全体像が一記事で大まかに分かるように書いていたはずが、、手を抜かないようになるべく情報を盛り込もうとしたら、この過去最高に長い記事が出来上がってしまったのです。。おそらく今後もこれ以上の長文記事を書くことはないでしょう。

いかがでしたでしょうか、細部まで事細かくは説明してはいないので、まったくの初心者にとっては分かりづらいところもあったとは思いますが、だいたい掴めていただけたでしょうか。

参考になれば幸いです。

DIY

ad_pc

スポンサーリンク

関連記事

スポンサーリンク

    • Blog Information (1)
    • 未分類 (1)
PAGE TOP ↑