行灯仕立ての作り方

公開日: : 最終更新日:2016/06/15

トマトやインゲンなどを園芸で育てる時に有用な行灯仕立て(あんどんじたて)のやり方をたくさんの写真で詳しく説明します。

地植えと違い園芸用支柱が立てづらいプランターでも、コツと結び方を覚えてしまえば頑丈で崩れにくい行灯ができちゃいます!

つるもの野菜を上手に育てましょう〜

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行灯仕立て

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その8

つるものの野菜を育てる時に便利な行灯仕立ては、螺旋に伸びていくことで長さを確保できるので有効な方法です。

以下のような種類の野菜などは行灯仕立てで育てる事が出来ます。

インゲンの行灯仕立て

今回例として植えているインゲン(つるあり)は行灯仕立てで育てる代表格の1つです。

詳しい行灯仕立てのやり方は次の項で説明します。

トマトの行灯仕立て

よく店売りでたくさんの実のついたトマトの大鉢がディスプレイも兼ねて販売されています。プロが仕立てた物なので、綺麗に螺旋状にたくさんの実を付けています。

パッションフルーツの行灯仕立て

パッションフルーツも販売時には行灯?みたいなぐるぐる巻かれていますが、行灯仕立てで育てることが出来ます。

我が家では昨年2014年にパッションフルーツを地植えで育てていました。行灯仕立てにはせず、ネットに絡ませて緑のカーテンにしていました。

詳しい育て方については下記の個別記事を参照して下さい。プランターでも露地栽培でも、行灯仕立てでも基本的な事項は一緒です。

頑丈な行灯仕立てのやり方

深型の丸鉢と園芸用アーチ支柱と麻ひもだけで、頑丈な行灯仕立てを作っていきます。

道具

行灯仕立ての作り方 使った道具(アーチ支柱、麻紐、ハサミ)

使用する道具は以下のようなものです。

  • 園芸用アーチ支柱 2本
  • 麻ひも
  • 丸鉢
  • ハサミ

苗の配置を円状に植えておく

苗を円状に植えておきます。支柱を先でもいいのですが、植えづらいので先に植えておくと楽です。

この植え方にも少々コツがあるのです。配置は円状になるようにし、真ん中にもスペースがあるので1苗植えています。

苗を斜めに植えておく

インゲンに限らず、トマトでも使える方法ですが、螺旋状に巻きやすいようにするために、穴を掘った後、苗を少し斜めになるように植えておくのです。

真っ直ぐ植えてもいいのですが、少し斜め植えするのがポイントです。

支柱を立てる

行灯仕立ての作り方 斜め上したインゲンに支柱を立てる図その1

アーチ状の支柱を一本、鉢に開いた穴の位置を目安にして立てていきます。

行灯仕立ての作り方 斜め上したインゲンに支柱を立てる図その2

位置が決まったら、ぐいっと鉢底につくまで支柱を手で押し込みます。

行灯仕立ての作り方 斜め上したインゲンに支柱を立てる図その3クロスさせる

もう1本の支柱も同じように、今度は先程の支柱と90度位置を変えて差し込みます。

2本のアーチが綺麗にクロスして十字になればOKです。

アーチ支柱を麻ひもで固定する

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱の上端クロス部

支柱をプランターに深く挿してクロスさせただけではぐらついてしまうので、クロスしているアーチの上端を麻ひもで固く結びます。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱のクロス部を麻紐で縛る図その1

結び方というほどの事もないですが、結び目もクロスさせて2重に縛っておくと簡単には外れません。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱のクロス部を麻紐で縛る図その2

麻ひもにも色々なタイプが販売されていますが、今回は余っていた太めの麻ひもを使用しています。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱のクロス部を麻紐で縛る図その3

長すぎる紐はハサミでカットしておきます。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱のクロス部を麻紐で縛る図その4

支柱をさらに麻紐で固定する

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その1

ここからが頑丈な行灯仕立てを麻紐だけで作るポイントです。先ほど支柱はプランターに開いている穴付近を目印にして差し込みました。

これは十字にクロスさせやすくする為の目安にもしていた訳ですが、それだけではないのです!

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その2

プランターの穴に麻紐を通します。この時、下から穴に麻紐を通しておくのです。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その3

次に、アーチ支柱に1巻させます。そして再びプランターの穴に紐を通します。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その4

紐が足りなくならないように引っ張って長さをある程度確保して、適当な長さのところで麻紐をカットします。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その5

そして今度は、穴の下に2本ある紐を、プランターの外側からアーチ支柱に1回巻きます。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その6

奥側で1回紐を結びます。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その7

手前側でも1回紐を結びます。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その8

更にもう1回、解けないように2重結びをします。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その9

これでアーチ支柱が頑丈に麻紐だけで固定出来ました。

行灯仕立ての作り方 アーチ支柱とプランターの穴を麻紐で縛る図その10 支柱全てを縛り終えた

アーチ支柱を合計4箇所同じように麻紐で縛れば、そう簡単には抜けず、崩れない支柱を立てることが出来るのです。

支柱に麻紐を螺旋状に巻く

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その1

ここまでくれば後は簡単です。行灯仕立ての真骨頂とも言える螺旋巻きをしていきます。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その2

地面に近い支柱の末端に麻紐を2重縛りしておきます。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その3

2本目の支柱に、1本目とは少し高い位置に麻紐を巻きます。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その4

この時2重巻きで縛ってもいいですが、1重巻きでも大丈夫です。注意するのは紐がだるだるにならない程度に引っ張ってテンションを保ちながら巻いていくのです。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その5

3本目まで巻きました。まだまだ先は長いですが、結構楽しい作業です。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その6

3段目あたりまでくると巻くのも大分慣れてきます。そして螺旋の傾斜角も、一つ下の段と同じようになるように、目安としながら巻いていくと見た目も綺麗に仕上がります。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その7

6段目を越すと結構な高さになってきます。傾斜のズレを直しながら、麻紐のテンションを調節して、更にひたすらマキマキしていきます。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その9

9段目を巻いたあたりでアーチ支柱の上端に達しました。ここまで巻ければあなたも行灯マスターです!!

初めと同じように、2重結びで固く麻紐を縛ります。

行灯仕立ての作り方 螺旋状に麻紐を縛って行灯にする図その10

螺旋の初めの位置は地面になるべく低い位置に引っ張って、さらに紐を追加して穴に縛った紐と一緒に縛っておきました。

こうすることでテンションもより固くなり、時間経過とともに緩んで行ったりする撓みをなるべく緩和できるわけです。

螺旋巻きのテンション(張力)調整

最初からこうしていなかったのは、引っ張りながら螺旋状に張っていても多少は撓んでしまうからです。最終的に引っ張り直して固定することで微妙なたわみを矯正できます。

但し、あまり力いっぱい麻紐のテンションを張りすぎてしまうと、アーチ支柱自体が歪んでしまったりもするので、ほどほどで十分です。

行灯でぐるぐる育ったインゲン

行灯仕立ての作り方 作った行灯でインゲンを育てた

行灯に植えたインゲンがグルグルと螺旋を駆け上がり成長した姿です。高さがもう少しあっても良かったと思うほど成長してしまいました。

行灯仕立ての作り方 たくさん実ったインゲン

毎日のように収穫してもどんどんたくさんの実を付けるインゲンは初心者にも植えやすい野菜でおすすめです。

市販品 VS 自作の行灯

プランターには穴が開いている物が販売されています。園芸用支柱を立てられる付属品を差し込んで、行灯を作るセットも販売されているのはご存知の通りです。

今回はそのプランターの穴を利用して、麻紐とアーチ支柱を使って頑丈な行灯仕立てを作りました。

市販品の行灯じゃダメなのか

丸鉢に限らず、長方形のプランターでも、支柱が立てられる穴がプランターには開いているタイプは、セット商品を付きで支柱を立てられる物も販売されていて、私も購入したことがあります。

8mmと12mmの園芸用支柱を使って、プラスチック製の枠で組み立てる物が多いと思うのですが、使用してみた感想はどうだったでしょうか?

私の使い方が悪い可能性もあるとは思うのですが、どうにも華奢で抜けやすく、一所懸命支柱を組み上げても、育てているうちに大抵崩壊していきます…。

支柱が斜めになってしまったり、とにかく脆いという印象が拭えません。

自分で作ったほうがいい行灯ができる

市販品と言ってもひとくくりには出来ず、色々なタイプの物があるので一概には言えませんが、経験上自分で支柱を立てた方がよほど頑丈な支柱を立てる事ができます。

今回ご紹介した行灯のやり方はかなり頑丈に支柱を固定できます。支柱を立てるには鉢の深さがある程度欲しいところですが、支柱をプランターにガッチリ麻紐で固定することで、簡単には抜けづらく、支柱も倒れにくくなります。

惜しむらくは、アーチ支柱の半径が鉢よりも小さくなってしまうのが欠点と言えば欠点です。鉢の外側ギリギリに支柱を立てても、鉢はすり鉢状になっているので、支柱を深く差しこもうとするとどうしても半径が狭くなってしまうわけです。

でも、育てる野菜の種類に応じて、プランターやアーチ支柱をより大きい物に変えてしまえばいいわけですから、実際のところなんとでもなるわけです。

より強度を増すには

より強度が欲しいという場合は、針金を使って枠組みを補強してあげるといいと思います。ただ、今回作成したくらいの大きさであれば、インゲンを育て終えるまで強度的な問題はまったく感じませんでした。

針金を螺旋状に巻いたり、円状に数カ所巻いて固定すれば、十分な補強となることでしょう。

アーチ支柱を使わない行灯

今回はご紹介しませんが、アーチ支柱ではなく通常の真っ直ぐな支柱を使っても、同じように行灯を作ることができます。やり方は今回ご紹介した方法とほとんど同じです。

真っ直ぐな園芸用支柱を、プランターの内面に沿って深く根入れをし、同様にプランターの穴と支柱を結べばいいのです。すり鉢状のプランター形状に沿った支柱はそのままの角度で固定されるので、上の方に行くほど広がっていく構造になります。

突き刺したプランター底に窪みがあるタイプだと支柱が安定します。ただこの方法は、麻紐で螺旋をテンションを持って縛っていってもあまり強度はでないので、針金などで補強をしておくとより良いです。

あとがき

この記事を書いているのは2015年ですが、2014年にインゲンを育てた時の写真を使って、行灯仕立てのやり方をご紹介しました。

他にも違ったやり方作り方はあると思いますが、ご紹介した方法でもかなり頑丈で十分な行灯ができると思います。

例年インゲンは必ずと言っていいほど植えているのですが、有機栽培で育てているのでシャキシャキと新鮮で美味しいです。自分で作った行灯で、螺旋状にぐるぐるとながーく蔓を張ったインゲンやトマトを育てて見て下さい。

参考になれば幸いです。

育て方

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