防風ネットの張り方〜強風対策用枠組の作り方〜

公開日: : 最終更新日:2014/05/13

2012年6月下旬 防風ネットの張り方 台風・強風対策用枠組み構造の組み方・作り方(立て掛け式)

台風などの強風や雨風による風害から、ゴーヤの緑のカーテンを守る為に作成しました。

構造上、ゴーヤに限らず防風ネット内側の植物を守れます。高さが十分にあるので大抵の家庭菜園で育てる野菜などに使用可能だと思います。

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防風ネットの枠組み

大事に育てている植物・作物を台風や強風による風害から守るために、防風ネットを張ります。

防風ネットを張るためには、しっかりとした枠組みを組み、その枠組みに防風ネットを張ることになります。

この記事では、防風ネットを張るための枠組みの組み方、手順を、写真を交えて紹介したいと思います。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方の写真

防風ネットの枠組みの組み方・作り方01 ゴーヤカーテン用立て掛け型の資材

枠組みに使用する材料です。詳しくはまた別途記載します。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方02 ゴーヤカーテン用立て掛け型の根入れ

支柱となる材を埋める為位置を決め、スコップで穴を掘ります。地盤の状態によっては、直接支柱を突き刺しても良いです。

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穴が掘れました。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方03 ゴーヤカーテン用立て掛け型の根入れ

支柱先端が杭タイプではないので、キャップをしておきます。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方05 ゴーヤカーテン用立て掛け型の根入れ

垂直になるように調整しながら差し込みます。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方06 ゴーヤカーテン用立て掛け型の根入れ

この時点では位置決め段階なので軽く土を盛って直立させやすくします。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方07 ゴーヤカーテン用立て掛け型の仮組み

想定した寸法通りに材がかかるかを予めチェックします。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方08 ゴーヤカーテン用立て掛け型の仮組み

なるべく等間隔になるように位置を決めます。問題なさそうなら想定寸法通りに組み上げますが、この時ズレが生じるようなら、臨機応変に現場合わせをします。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方10 ゴーヤカーテン用立て掛け型の金具取付

曲パイプに直管パイプを専用の金具継手を使用してジョイントしていきます。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方09 ゴーヤカーテン用立て掛け型の金具取付

端の部分です。ワイヤーティワンで止めます。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方11 ゴーヤカーテン用立て掛け型の金具取付

直交させる部分です。カチックスで止めます。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方15 ゴーヤカーテン用立て掛け型の施工

組み上げたら運んで、先ほどの位置に合わせて施工します。少々歪んでいますが、この後補強して調整します。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方12 ゴーヤカーテン用立て掛け型のプランター固定

イレクターと支柱の接点を結束バンドでクロスさせ固定します。強度が不十分であれば金属製の物での締結を考えますが、この状態でも相当の締結力があります。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方13 ゴーヤカーテン用立て掛け型の施工

支柱の上端部分を直管パイプで連結しただけでは強度が低いので、下方部分の横にパイプを通して強度を増強します。

防風ネットの枠組みの組み方・作り方14 ゴーヤカーテン用立て掛け型の施工

一本横棒を加える事で、相当安定感が増しました。横棒に曲管を使用しましたが、長さがそのままでは合わなかった為、丁度いい長さに切断しています。元々はプランター外のコンクリートブロックに支柱の1本を立てるつもりでいましたが、位置の関係上プランターに支柱を挿す事にしました。

これで防風ネット用枠組みの完成(仮)です。

使用した道具・材料・費用

購入元により価格は変動しますが、大量買いではない単品買いは概ね高くつきます。

それでもかなり安価に、費用を抑えられたかなと思います。

通常はこれより+1000円程の価格を適正と見ておいた方がよいです。(※1)

使い方や、より詳細な情報については、別途記事を設けるつもりでいます。

道具

  • 金槌
  • ゴムハンマー
  • 軍手
  • スコップ
  • 結束バンド
  • 梯子・踏み台

材料・費用

商品名 数量 単位 単価 小計
ガルバリウム曲管 1.0mm厚19mmΦ 約2700mm 4 100円(※1) 400円(※1)
ガルバリウム直管 1.0mm厚19mmΦ 約1830mm 1 180円 180円
カチックス Φ19x19mm 1 42円 42円
ワイヤーティワン Φ19x19mm 3 74円 222円
被膜フックバンド Φ19x19mm 2 16円 32円
パイプ先端外キャップ Φ19mm 4 21円 84円
合計 960円

組み方のポイント・注意点

基本的な組み方は、専用の綱手金具を使用して組み上げていきます。

今回の使用例では、3本の支柱と2本の横棒を、3種類6つの金具を使用して組み上げた訳です。

組み上げたガルバリウムパイプの枠組みを、プランターの棚に立て掛けた箇所は、金属のジョイントを使用しようかとも思いましたが、結束バンドで締結しています。

支柱の下端は、花壇(地植え)とプランターの地中に突き刺しこんで根入れしています。

組み方のポイント・注意点は以下のような感じです。

  • 約90cmの間隔で支柱を打っています。より強度が欲しい場合は、45cm程の間隔で打つと良いでしょう。
  • 枠組みの組み方については我が家の設置スペース上の特徴が色濃く出ています。要所は各々の環境下に最適化する事をおすすめします。(下方の横棒を直管にする等)
  • より強度を出すためには直交の綱手を使用した組み方をします。
  • 現状の組み方では横棒は上部、下部に1本づつの計2本を使用していますが、最低限度の強度確保を目的としている為です。より強度を確保するには、1本もしくは2本の横棒を、適当な間隔を開けて均等に追加した方が良いでしょう。
  • 設置スペースに合わせて寸法を測り、パイプが長い場合は切断します。切り方の参考は別途記事を設けるつもりです。
  • パイプが短い場合は、綱手や延長用のパイプなどを利用する事により、延長する事も勿論できます。
  • 使用する綱手金具によって、使用方法は異なります。金具の違いによる使い方の詳細は、紙面の関係上別の記事を設けるつもりです。
  • こういった設置に関して最も難しいと考えられるのが、高さの調整です。一般的に水糸を利用したりしますが、今回のケースに限っては、根入れはほぼしない構造なので割愛します。別記事にて詳しいやり方は示すつもりでいます。
  • 今回使用した曲管は全長2700mmの物ですが、3000mmの物もあります。他にも様々なタイプの物があるので、自分の環境下により適したものを探してみると良いでしょう。
  • 農業用資材であるガルバリウム曲管は、ネット通販や大型のホームセンターの中でも限られた店舗を利用しなければ購入できないかもしれません。
  • 園芸用支柱にもガルバリウム曲管と同タイプの半アーチ状の物があります。私が確認できた価格は今回使用した物よりも高価なので却下しましたが、園芸用支柱の関連製品を使用する事で、同様の構造を組むことが可能と思います。
  • 園芸用支柱を利用した場合、今回使用している継手金具の一部または全てを流用できない可能性が高いです。被膜フックバンドの類似品は、園芸用支柱用にも同様のものがありますし、流用可能かもしれません。他の綱手金具についての流用に関しては、本記事の趣旨とは異なるので、詳細不明とします。

立て掛け型

この枠組みは立て掛け型です。

独立型程の強度は見込めませんが、古く老朽化しているとはいえ、イレクターの棚を利用する事によってかなりの強度が見込めます。

支柱の下端は地中に埋めていますが、20cm弱しか埋まっておらず、根入れの効果はほぼありません。

但し、花壇側ではレンガの端につっかえる形になるように多少斜めに支柱を入れています。

しかし、花壇はかなり古く老朽化しているのが否めないので、枠組みの自重を支える程度と考えています。

また、現状の枠組みはプロトタイプ(試作品)と考えています。本来は支柱間隔をもっと短くし、横棒を増やす予定で考えていました。

より多くの資材を使用する事で、強度は確保しやすくなりますが、当然価格も上がって行きます。

そこで、最低限度の強度を確保できると考えられる枠組みを組み、使いながらの実施検証をして、強度不安を感じるようであれば補強箇所を増やすという方法を取ることにしました。

その為、今後、枠組みの構造、費用などが変わる可能性がありますので、ご了承下さい。

材質選び

防風用枠組みとして使用する資材を何にするか?という事に関して、私は農業用資材のガルバリウムパイプを利用することにしました。

選択した一番の理由は、安くそして信頼性が高い製品であるということです。

ガルバリウムは屋根材の波板などでも耳にするので、聞いたことがある人も多いと思います。

ガルバリウム管(パイプ)は、主に農業用のビニールハウスの枠組みとして使用されています。

サビに強く、屋外での長期間の使用に耐え、安価な素材という事で、今回防風ネット用の枠組みとしての利用を考えました。

もっとも、本来の用途とは違った使い方になるわけですから、全て自己責任においての施工となります。

もし、真似されたり、参考にしたいという方がいらっしゃいましたら、自己責任という点を十分に理解した上で作業にあたって下さい。

使用した直管、曲管は19mmΦ(直径)のパイプです。これは、ガルバリウム直管・曲管としてはもっとも細いパイプです。そのため、値段も最も安価となりますが、当然のことながら強度面も最も低くなります。

参考までに、2M(メートル)近い長さの19mmΦの直管は、端を持って持ち上げただけでもしなります。

ゆえに、その強度を理解して枠組みを決め、補強を加えなければなりません。

ただ、園芸用支柱でも2M(メートル)を超える長尺の支柱は19mmΦまたは20mmΦのものがほとんどです。

材質が異なるので直接的な比較はできませんが、ガルバリウム製よりは材質の軽い園芸用支柱でも、19mmΦクラスの物が相当の強度があることは、お近くのホームセンターでも手にとって確認できると思います。

ガルバリウムとは
アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%から構成される、耐食性に優れたアルミニウム亜鉛合金めっき鋼板と呼ばれるものです。外壁材としても使用されており、屋外使用でも10年以上は持つと言われています。但し、環境、使用方法によっては腐食が早まる可能性もあります。(もらい錆や塩害には弱いのです。)

要求性能

今回の私の環境下における要求性能です。

  • イレクターの棚の高さである240cm以上の高さをカバーできる事。
  • プランター・地植え、を問わない、どちらにも共用できる構造である事。
  • 高さ、幅の延長などの拡張性が高い事。
  • 防風ネットが設置しやすい構造である事。
  • 屋外の厳しい環境の中で、ある程度の期間(数年以上)再利用が可能な事。
  • なるべく頑丈な構造である事。
  • 激安とはいかないまでも、コストパフォーマンスが高いと思える程に安価である事。
  • 使用しない時は分解可能な事。

元々この場所への設置は、イレクターの棚から下ろしたゴーヤカーテン用のネットに、後付で使用できる防風対策として設置した枠組みです。

我が家の表口に面する場所なので、最も重要視したのは設置・撤去のしやすさです。

パイプを利用することで、それら要求を満たし、様々な構造に臨機応変に対応する事ができます。

検証結果(仮)

現時点までの検証結果を載せていきたいと思います。

この記事を執筆時点では、3週間程の施工期間となります。

その間、強風や台風に晒された状態での私見なので、参考に留めて下さい。

検証期間:2012年6月下旬〜2012年7月中旬
最大風速20(m/s)で問題なし。
2012年7月中旬以降〜2014年4月
最大風速30(m/s)で問題なし。

つるものネットの張り方兼用

構造上、支柱上端に設置した横パイプに、ゴーヤ用などのつるものネットを張り、枠組み内にネットが収まるように下端をプラ杭などで打ち込めば、防風ネットとつるものネットの両方を張る事ができます。

我が家の環境下では、イレクターの棚につるものネットを固定しているため必要ないのですが、壁や窓枠などにこの枠組みが設置可能な場合は、上記のような使用方法も可能と思われるわけです。

ただ、壁掛け用としては少々この構造では不足している面もあり、他の場所では、より壁掛けしやすいタイプの立て掛け型枠組みを作成していたので、別途そちらについても記事を設けたいと考えています。

しかし、一点だけ言っておかねばならない事は、現在はより強度の必要な独立タイプ型に移行中であるという事です。

このあたりは進行中の話でもあるので、確定してはおらず、現時点では明言の難しいところでもありますが、補足としてお知らせしておきます。

あとがき

随分と紙面が長くなってしまいました。。

細かい点や、まだまだ解説できていない詳細な事項については、別記事を設けるつもりでいます。

できればもっと早い時期に記事にしたかったのですが、少なくても2週間は検証期間を設けたいというのが私の考えの1つとしてあります。

その為、随分とおまたせした方もいらっしゃるかもしれません。。

しかし、少なく見積もってもあと数記事は書かなければ、記事としてしっくり来ないので、またお待たせすることになるやもしれません。。><

今回の記事は、あくまで枠組みの作り方・組み方なわけです。この枠組みを利用した防風ネットの張り方は別の記事にてご紹介したいと思います。

枠組みさえできてしまえば後は防風ネットを張るだけ!なのですが、それについてもいくつかのパターンをがありますので、どれを紹介したものかと悩むところでもあります。

検証するには強風なり台風なりが訪れてくれない事にはどうしようも無いわけですが、そんな自然災害はずっと来ない方が、勿論良いに決まっています。

強度と費用は基本的にトレードオフの関係にありますから、強度が欲しければ単管パイプなどを利用したほうが話が早いわけです。

あとは外観的な問題というものもあります。私的感想では、緑のエコロな感じも、金属のメタルな感じも好きなので、それほど悪くないかなと思います。

むしろ我が家にとっては、コストパーフォーマンスの面が重要だったりするわけなので、四の五の言っていられないというのもありますが。。(笑

さて、色々と懸念事項も書き綴ってきましたが、現在の組み方でもかなり十分なものができたかなと個人的には思います。

いかがだったでしょうか?格安でできる防風ネットの枠組み。参考になれば幸いです。

追記:2014.4.26

頑丈なゴーヤネットの張り方・枠組みの作り方
新しいネットの張り方の記事を書きました。こちらも参考になるかもしれません。

脚注

  • ※1:ワケアリ商品の為、特別安く購入できた物です。通常は3〜4倍程の価格がします。
作り方

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