ゴーヤの育て方 追肥(ついひ・おいごえ)
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最終更新日:2016/06/09
2012年5月4日 ゴーヤカーテンの作り方 栽培記録 追肥(ついひ・おいごえ)の方法
ゴーヤは成長するのに大量の肥料を必要とするのです!大きなゴーヤカーテンに育て、たくさんの実を収穫するには追肥が欠かせません。
どんな肥料をあげたらいいのか?肥料ヤケしにくい追肥のやり方や追肥の時期を、写真付きで詳しく解説しちゃいます。
1苗平均で40本以上の収穫や、重さ800g超え30cm以上の超巨大あばしゴーヤも実ったりするのです。
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追肥(ついひ・おいごえ)
ゴーヤカーテンを伸ばす為に追肥(ついひ・おいごえ)を行います。
追肥とは、元肥では足りない栄養分の肥料を追加する事です。
読みは「ついひ」「おいごえ」と読み、どちらも使われる用語です。
ゴーヤの追肥の写真と方法(5月4日)
根を傷めないように注意しながら、苗の中間あたりにスコップで穴を掘り、油粕を入れます。
スコップを使って土と肥料を混ぜます。
よく混ざりました。
手(指)でも良いですが、スコップや棒を使って手前に溝を掘ります。
元肥が牛糞堆肥のみだったので、追肥には少々奮発気味です。
スコップで混ぜます。意外と楽しい。
混ざりました〜
ゴーヤの追肥の写真と方法(5月18日)
前回の追肥から2週間程経ったので、苗の周りに指やスコップで溝を掘り、化成肥料の粒を撒きます。
追肥の量は1M^2(1平方メートル)に100gあたりが適量(※1)なので、このくらいでしょうか。
使用した道具・材料
- 油かす
- 化成肥料
- スコップ
油かす以外に他の肥料が家にあったので、ついでに撒いてしまいました。
化成肥料8-8-8は大抵の作物に使える汎用性があるのでおすすめです。大袋を一度買ってしまえば相当もつので当分の間困りません!
追肥のポイント・注意点
ゴーヤに限らず追肥は園芸で行われます。
元肥入りの土を購入した場合でも、当然追肥は必要です。
肥料は与えすぎても良くありませんし、足りなくても勿論ダメです。
育て方の方向性によっても与える肥料は変わってきます。
実を多く付けたい、葉や蔓を多く茂らせたいなどです。
植物を成長させるには、水、日光は勿論の事、二酸化炭素などが必要ですが、栄養分として最も重要な要素があります。
「肥料の三要素」と呼ばれる、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)、です。
肥料の種類によってこれらの栄養の比率が変わってくるわけです。
詳しい肥料の基礎知識については別途記事を設けるつもりでいますので、ここでは概要のみにしておきます。
ゴーヤの追肥のポイントは以下のような感じです。
- 油かすは肥料として分解され効果を発揮するまでに、1週間ほど時間がかかるので、できれば苗を植える前の土作りの時に撒いておくとより良いです。
- 苗を植えてから油かすを撒いた場合、効果が出るまで多少苗の成長が遅れる事がある点に注意ですが、それ以降は良質な肥料となります。
- 油かすは苗(根)から少し離したところに撒いて土と混ぜます。
- 苗植えより2週間後くらい経過してから、一般的な化成肥料を撒きます。
- ゴーヤ(ニガウリ)は成長して茂ってくると大量の栄養(肥料)と水を必要としますが、今の時期ではこのくらいで十分でしょう。
- ゴーヤの葉が変色してくる原因は色々ありますが、肥料が足りなくて栄養が不足している場合もなります。葉の色が悪くなってきた時には、肥料が十分に足りていない可能性があります。
あとがき
あなた様は、ついひ派ですか?それとも、おいごえ派でしょうか?
はい、、かなりどうでもいい事ですね。><
ちなみに私は断然ついひ派です。(笑)脱線したので話を戻します。。
以下、ちょっと真面目な話になります。
肥料・追肥には何がベストなのか?というのはなかなか明確な答えはありません。
肥料と言っても、有機肥料、無機肥料、化学肥料という大きな分類もありますし、酸性、中性、アルカリ性で分類されたりもします。
肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)以外に、土壌調整・改良には、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)を使ったりする事もよく行われています。
この5つの要素を合わせて、肥料の五要素と呼ばれます。
よく聞く名前である有機野菜と言ったものに特に拘りが無ければ、化学肥料を用いるのが無難と言えます。
有機野菜、つまりは、有機農業、有機農産物については、厳格に規定された国・農林水産省でのJAS規格があります。
JASの認定マークを得られた基準の物が初めて有機野菜と呼べるわけです。
基礎知識の記事にて詳しく書くつもりではいますが、掻い摘んでゆるく概要を解説します。(※2)
- 有機農産物とは
- 種や苗の植え付け前の土作りから、少なくても2年間(物によっては3年間)以上、化学肥料や農薬(一部例外を除く)を使わないで育てられた農作物で、国のJAS規格の認定を受けたもの
という事なのです。
つまり、認定にはお金もかかるし、とても大変なので、市販されている物でもなかなか本当の有機野菜はありませんよ!と理解して頂ければ良いかと思います。
勿論個人の菜園レベルで認定を受ける必要性は皆無ですから、実質の有機野菜を栽培することは十分可能ですが、それだけ手間も時間もかかるので、上級者・玄人向きなわけです。
私の園芸・ガーデニングはゆるいDIYなので、率先して化学肥料や農薬を使う事は無いものの、使わないわけではありません。
ただ、自称レベルの有機栽培で育てたい時は、単肥や鶏糞などを併せて用いるのが良いかなと思います。
現在ゴーヤ以外に十数種の野菜を育てていますが、一部以外は無農薬で作っています。
他の野菜についても別途記事にしたいと思います。
脚注
- ※1:購入した商品によって適量は変わります。商品記載の用法・容量を正しく守りましょう。
- ※2:正確な情報に関しては、こちらの農林水産省の有機農業のページを参照下さい。
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