ゴーヤの育て方 受粉・人工授粉の方法
公開日:
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最終更新日:2016/06/15
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受粉・人工授粉
ゴーヤの実を大きく実らせる為に、人工授粉を行います。
受粉とは、雌しべに雄しべの花粉が付着する事で、通常は送粉者となる昆虫によって受粉されます。
人工授粉とは、文字通り人の手を介して受粉させる事で、温室などの閉鎖的空間での栽培や、より確実な受粉をして収穫量を上げたい場合などに行われます。
ゴーヤの人工授粉の写真と方法
ゴーヤの雌花が咲いているので、受粉をします。雌花は花びらの下の部分がちっちゃくゴーヤの形をしています。
雄花を探す・・までもなく見つかりました。
はさみで雄花を摘み取ります。
雄花と雌花の違いは歴然ですね。
雌しべと雄しべが合わせるようにして、花粉を付着させます。
軽くポンポン〜という感じで、雌しべに花粉がつけば人工授粉の成功です。
使用した道具・材料
- はさみ
以上。。
人工授粉の方法とポイント・注意点
ゴーヤに限らず人工授粉は園芸でよく行われます。
温室栽培などの閉鎖された空間では、昆虫などを人工的に放たない限り、人工受粉をしなければならないケースが多いわけです。
しかし、ゴーヤを家庭菜園で育てる場合は、屋外で栽培するのが大半なわけですから、自然に昆虫などの送粉者が受粉をしてくれます。
ただ、確実に受粉される保証は無いので、ゴーヤの実が大きく成長しないと言った場合、受粉されていない可能性があります。
より確実に実を大きくしたいと思われる方は、自然に受粉されるのをただ待つよりも、人工受粉も併用してみると良いでしょう。
ゴーヤの人工授粉のポイントは以下のような感じです。
- 花粉の多い朝に受粉します。
- 花びらが邪魔で上手く受粉できない場合、雄花の花びらだけを取り去ってしまうのも手です。(※1)
- 受粉の前(後)に、雄花の花粉が付くか、僅かに手などに付着させて確認してみるのもよいと思います。
あとがき
人工受粉は必ずしも行う必要はありませんが、確実性を高める為には有効な手段です。
送粉者となるのは主に昆虫ですが、その数が極端に少ない環境であったりすれば、収穫に影響します。
ただ、ゴーヤは高く茂らせたりするので、その全てを人の手だけで人工受粉するのは現実的ではありません。(気力と根気が飛び抜けてある方は可能なのかもしれませんが・・)
我が家では、低い位置にある時に雌花を見つけた時は、ちょこっと人工受粉すると言った具合で、あとは自然に任せています。
ゴーヤは育ちはじめは雄花ばかりなものの、子ヅル、孫ヅルには雌花をつけやすいのです。
ゴーヤが大きく育ち出し、摘花を控えるようになってからというもの、あちらこちらに多くの花を咲かせています。
摘果もとい早めの収穫も行い出していますが、近所の方にばらまけるくらいにたくさんのゴーヤが実って欲しいものです。(笑
脚注
- ※1:我が家ではそのまま受粉させています。花粉がちゃんと付くように丁寧に作業すれば問題ないと思いますが、自分のやりやすい方法を取りましょう。
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