ゴーヤの育て方 誘引の方法
公開日:
:
最終更新日:2014/05/29
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誘引(ゆういん)
ゴーヤカーテンを伸ばす為に誘引(ゆういん)を行います。
誘引とは、蔓(つる)を伸ばしたい方向に導き、支柱やネットに結びつける事です。
ゴーヤの誘引の写真
成長させたい方向に蔓が絡むように、ゆるく結んで誘引を行います。この写真くらいだと少しきつすぎなので、蔓が絡んだあたりで取り去っています。
誘引を行ってきた事で、下の方はかなり隙間なく生い茂って育ってきてます。上の方はまだ隙間がありますが、子ヅル、孫ヅルがどんどん伸びてきてるので、隙間も程なく埋まっていくでしょう。
使用した道具・材料
- 誘引用テープ
誘引には専用のものも使いましたが、専用だけあってさすがに使いやすいです。
しかし、以下のような物を使っても十分代用できます。
- 麻紐
- しゅろ縄
- ビニール紐
ゴーヤの蔓が成長して巻き付いてくれるまで、ある程度の期間縛れれば基本何でも良いのです。
但し、結束バンドも使えなくはないですが、材質が硬い為、あまりおすすめはできません。
長期間屋外で縛り付けるには、プラスチックやビニールといった素材は紫外線で劣化します。自然の素材は当然、いつかは腐ります。
園芸用の紫外線対策済みのものも売られているので、利用してみるのも良いかもしれません。
誘引の方法とポイント・注意点
ゴーヤに限らず誘引は園芸でよく行われます。
植物は生き物なので何もしなければ自由に、自然のまま伸びていきます。
光合成をする為に、より多くの日光を浴びようと、太陽のある方向に向かって上に上にと成長していくわけです。
そして、蔓を生やす植物であれば、近場の支えとなるものに巻き付きます。
そういった植物の特性を活かしながら、誘引を行う事である程度自分の思い通りに這わせる事ができます。
ゴーヤの誘引のポイントは以下のような感じです。
- 子ヅルが伸びだした頃はとても細く、近場に支えが無いかと探していますが、細すぎるので直接は縛れません。ネットや支柱に引っかかるように、蔓を傷めない範囲で親蔓を移動します。
- 伸ばしたい方向に自力では上手くひっかかってくれない場合、誘引テープなどで蔓を結びます。
- 蔓も太く成長していくので、誘引テープなどで結ぶ際はあまりギュッと絞めつけてはいけません。成長すると30mm近い太さになるので、伸びシロを残しておきましょう。
- 既に他の子ヅルなどが巻き出してしまっていて上手く移動できない場合、優しく解いてあげる事もできます。あまりおすすめはできませんが、多少ならば千切れてしまっても・・また新しい蔓が生えて巻き付いてくれます。
- 子ヅルがある程度の太さに伸びてきたら、直接子ヅルを伸ばしたい方向に誘引してあげます。ゴーヤカーテンが隙間なく伸びるように、今度は孫ヅルの伸びを考慮して這わせましょう。
- 成長の仕方にもよりますが、大抵1週間に1回くらいの割合で誘引を行います。
- 子ヅルが成長してくると孫ヅルが今度は伸びてくるので、同様に誘引してあげます。
- ある程度の大きさにゴーヤが成長してくれば、あとは自然にゴーヤが伸びるに任せます。
あとがき
隙間の少ない緑のカーテンにするには、誘引はなるべくしたほうが無難です。
ゴーヤが順調に育てば、あまりにも偏った成長をしない限り、生い茂ってくれるとは思います。
しかし、窮屈な場所に何本も蔓や葉が密集しているよりも、広々とした空間にバランスよく誘引した方が、それだけ多くの日光を受けやすくなるわけです。
その結果、より成長が望める事になり、広範囲に渡るゴーヤカーテンに育ってくれることでしょう。
とは言え、1苗で賄える範囲には限度があります。広げすぎれば隙間ができてしまう可能性もあるので、ほどほどに誘引しましょう。
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脚注
- ※1:
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