Bosch(ボッシュ)SDSジグソー PST 800PEL おすすめの電動ジグソー
公開日:
:
最終更新日:2014/05/30

ボッシュはお気に入りの電動工具メーカーの1つです。そして、ジグソーという電動工具においては業界でも一二を競う優秀なジグソーを発売しています。
日曜大工で曲線切断をするならば欠かせないジグソーのおすすめを紹介します。
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PST800PEL

頑丈なプラスチックケースが付属しているので収納も安心。

こんな感じにブレードを付けたままでも収納できるのです。木屑もついてますが。。
定番のジグソー
このボッシュ「SDSジグソー PST 800PEL」は、ジグソーの定番と言われているボッシュ「PST 800PE」の後継機種となります。
800PEは現時点で言うところの「PST 1000PEL」相当の機能を有し、10000円を切る低価格とコストパフォーマンスに非常に優れた製品でありました。そしてアルミダイキャストを使用した頑強な作りにも目を見張るものがあります。
しかし残念ながら現在では廃盤となっており、一部では購入可能なもののなかなか手に入らない状況になっています。そして現在では800PELが販売されているという感じです。

ブレード(刃)の装着部です。Bosch自慢のSDSシステムで着脱は容易なのですが、少し固いときもあるので、慣れも必要かも。

人体工学に基づいたデザインなので持ちやすいです。
製品仕様
PST 800PELの性能については以下のようになっています。
仕様
- パワー
- 530Wモーター搭載。
- 切断能力
- 木材:80mm、軟鋼板:5mm、アルミニウム:12mm
- ストローク数
- 500~3000(回/分)
- ストローク幅
- 20mm
- 傾斜切断角度
- 0~45度(左右)
- 重量
- 1.9Kg
特徴・機能
- オービタル機構
- 3段階の調整が可能です。多少加工精度は荒くなるものの、しゃくり運動で高速な切断が可能となります。
- ブロア機能
- 切断時に発生する粉塵を吹き飛ばすブロアー機能があります。ON/OFFも簡単です。
- SDSシステム
- ブレート(刃)の交換がレバーを押すことで可能です。スパナといった工具を必要としないのは非常に便利ですが、かなり堅いです。もちろん電源はOFF、コードも抜いた状態で交換するのが鉄則です。
- 低振動カウンターバランス
- バタツキを防ぎ、振動による手ぶれを防止する機能です。当然ですがキックバックが発生しないわけではないです。
- 切断線ガイドが付属
- 付属品以外に、別途購入可能なオプション品が多数あります。
- LEDライト
- 800PELには搭載していません。1000PELには搭載しています。
BOSCH(ボッシュ)
ドイツのメーカーで世界的な規模で電動工具の販売をしている大企業です。
ジグソーは頑丈で評判もよく、大人気の商品を販売しています。
特にジグソーは発明した会社を買収し、他の海外企業の中でも先駆けて開発しています。
オプション商品も豊富で充実していて、ボッシュのブレードは飛び抜けて性能が良いことで知られています。
ボッシュの電動工具はボディ色でプロ用かDIY用かが判別できます。
- 青
- プロ用の製品は青のボディカラーを採用しています。
- 緑
- DIY用の製品は青のボディカラーを採用しています。
レビュー
パワー
530Wで軽度なDIYにおいては必要十分なパワーがあると思います。
騒音
ちょっとした工事現場並の音がします。材の種類やストローク数によってもかなり変わります。
焼き付き
木材とストローク数によっては焼き付きが発生する事もあります。
電源コード
ボッシュ製品の電源コードは基本的に太く堅いので取り回しがいいとは言えません。
切断面
通常時はそれなりにですが、オービタル使用時では手ノコの方がはるかに綺麗な切断面になります。ただし、ブレードを良いものに変える事で見違えるほど綺麗に切断することも可能です。
粉塵
材にもよりますが、相当発生します。粉塵対策は必須というところでしょう。
800PEL vs 1000PEL
ボッシュはプロ用が青、DIY用が緑のボディーカラーを採用しています。この800PEL、そして上位機種の1000PELは緑のDIY用となっています。
SPFなどの2x4材あたりであれば、どちらの機種も十分な加工をする事ができます。
1000PELとの違いは、パワーが1000PELはWで800PELよりも強力です。また、最近流行りのLEDライトを搭載している点が違います。
価格差は数千円あるので、機能の違いに価値を見いだせるのであれば、1000PELを選んでも良いと思います。
ただ私が800PELよりも高性能の機種を選ぶとすれば、以下の製品を選びます。
135BCE
切断性能やパワーにおいて、この800PELで不足と感じる方であれば同じくボッシュの最高峰ジグソーGST 135 BCEをおすすめします。
スーパージグソーと言われるだけあり、135BCEはそのパワー面、切断能力すべてに置いて数ランク上の製品です。その分価格も3万円以上しますが、おそらく最強のジグソーでしょう。
特にジグソーが苦手とする直角精度の面において、135BCEは素晴らしいパフォーマンスを持っているのでとても評価が高いのです。また、アルミダイキャストの頑丈で適度な重さのあるボディも安定性に貢献している要因です。
ポイントと注意点
ポイント
- ジグソーはDIY初心者や素人でも、比較的扱いやすい切断系の電動工具です。
- 豊富なブレード、治具(ジグ)や多様なオプションと併せて使う事で、様々な加工を可能とします。
- 手工具の糸ノコギリで綺麗な曲線を切るのは難しいですが、ジグソーを使う事で素人でも複雑な曲線を切断できる可能性があります。
注意点
- 初心者にも比較的扱いやすい切断系の電動工具と言っても、危険なキックバックは起こります。
- 丸ノコギリなどに比べれば危険度は低いとは言え、不注意であったり、使い方を誤れば大怪我をする可能性は常にあります。
- 加工時にはそれなりの粉塵が出るので、集塵対策をしておかないと大変なことになります。
- ブレードや機種にもよると思いますが、手ノコギリの方がよほど綺麗な切断面になる事も多いです。
- 構造上、直角精度、直線切りは苦手な工具です。価格と精度は基本的に比例します。
あとがき

電源を投入してみれば、530Wがどれほど強力なモーターであるかがご理解いただけると思います。甲高く響くモーター音と高速で上下運動するブレードには恐怖心を抱いたのを覚えています。
コストパフォーマンスを重視し、曲線切りに関してはそれほど需要がない私のDIYにおいては、800PELでも十分過ぎる性能であると思います。
よく使う1x4材であればサクサクと切れます。最初は思いのままの曲線をとはなかなかいかなかったものの、慣れるに連れてケガキ線に沿って切断できるようになっていきました。
2x4材の38mm厚ともなると、それほどサクサクとは切れませんが、手ノコギリとは比べ物にならない楽さで曲線切断できます。
ボッシュはオプション品も充実しているのですが、基本的に私は治具を自作しています。
ジグソーテーブルというものもあると便利ですが、精度や使い勝手の面を考えると糸鋸盤を選ぶか悩むところでもあります。
とは言え、初心者にも扱いやすく手頃なPST 800PELは、実売価格10000円前後でコストパフォーマンスに優れた使いやすい商品だと思います。
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