ドアの補修をDIY
公開日:
:
最終更新日:2014/05/13
家の老朽化や度重なる地震の影響で、ドア枠が歪んでしまったりして扉が開かなくなってしまった!床に擦ったりして開きづらくなってしまった!なんて事がありませんか?我が家ではあります…(涙
そんなわけで今回はドア(扉)の調整、修理、補修方法について載せたいと思います。
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ドアの補修方法
ドアと言ってもいっぱいありますし、材質によってもまた違います。今回の補修は一般的な家の中用の木製ドアまたはそれに類する物(非金属)に関してです。
度合いに寄りますが、補修方法としては以下のような方法が考えられます。
KURE 5-56をプシュー
これは今更語るまでもない程に本当に素晴らしい製品です。
潤滑効果は抜群ですし、防錆効果もあり、値段も格安!とDIYには必須のアイテムでしょうね。
重いドアを支える蝶番は負荷が高く、結構錆びたりしているものですから、556をぷしゅーっとする事で、ギ〜と言った音がしなくなって快適に開閉できるようになります。
ドアに限らず大抵のものに有効ですから、DIYをされていない一般家庭でも普通に1本はあると思います。
しかし、この方法で解決するなら簡単で良いのですが、蝶番の音鳴りといった軽度のものに限られ、メンテナンスの部類ですが、一応載せておきます。
蝶番(ヒンジ)の調整、交換
蝶番は数百円から買えるものあれば、数千円以上する重量級の扉用の物までと幅広い種類があります。
家具の扉ではスライド蝶番が使いやすく、大分値段がこなれてきましたが、ドア用となると通常のタイプの蝶番が使われるのが普通です。
しかし、この蝶番を自作で一から取り付けた事がある方は分かると思いますが、非常にシビアな精度が要求されます。
今ではある程度、取り付けた後に調整できるタイプの物もあるにはありますが、基本的に蝶番を取り付ける箇所が1mmズレただけで上手く開閉できなくなったりします。
なので、蝶番の位置や微調整をして上手く開閉できるようになれば儲けものですが、僅かな歪みならまだしも、ドア枠の歪みに対応できるケースはかなり少ないと思います。
ドア枠自体を補修・リフォーム
この方法は一番DIY難度が高い事は自明です。
家の構造部分に着手する事になりますから、詳しい知識や腕が要求されますし、かかる費用的にも結構な額になるはずです。
ドア枠だけで済めばいいですが、壁を壊したりする大掛かりな工事になるケースがほとんどでしょう。
そして、この方法をDIYで簡単にできるなら、誰も苦労はしませんし、プロの業者は失業してしまうかもしれません。
少なくともハイアマチュア、セミプロ以上の領域ですから、自身で解決できるレベルの方が着手する方法と言えます。
ドア自体を調整、補修、交換
ドア枠が歪んだりしてドアが開きづらくなった時、一番現実的な方法はそのドア自体を調整・補修して有効活用することです。
そして、それが難しいケースに限り、新しくドアを作れば良いのです。
もう前置きが長くなってしまったので、こちらの写真が全てです!
ドアをノコギリでぶった斬る人の写真。どうでしょうか、この豪快さ!
※注意:息も切れかけながら休憩挟んでいます。。
部屋の中だなんてキニシナイ!ドアをひたすら斬る人の写真。あと少し!頑張れ自分!
見事に切れた!あ〜疲れた!横でぐったりして映らないところで休んでいる写真
使用工具
- のこぎり:ゼットソー265
- 補助道具:ソーガイド
ソーガイドは素人には難しい直角精度を保ちながら切ることができる補助工具です。切り口も驚くほど綺麗になるのでとても重宝する一品。
ゼットソーやライフソーと言った有名所のノコギリ刃を使用できるのも素晴らしい。
感想
この時はドアの化粧板自体の張替えというのもしましたので、化粧板を傷つけないように養生テープを張りながら切りました。
歪み
ドアの下部を7mm程ノコギリで切りました。
7mmというとかなりのものです…。これほど切らなければならない程歪んでしまっていたという事で、ドアの状態の悪さが分かると思います。。(涙
大変だったところ
合板と木材が縦横に組まれていて非常に切り辛かったのを思い出します。芯材を縦切りすることになるのでただでさえ切りづらいのです。
ですが、写真でも分かるようにかなり綺麗な直線で切れていると思います。(これを自画自賛と言います)
丸鋸やジグソーと言った電動工具を使用すればもっと楽に早く切る事はできますが、ノコギリで頑張ってみました。
この作業でドアの開閉は楽になりました。床面と擦ることもなく、滑らかに動くドアを見ると、「ああ、ドアだ」と思います。
弊害
ドアを切った事での弊害としては、隙間風がひどくなるという事が考えられると思います。対処方法としては以下のような事が考えられます。
- 隙間テープを貼る
- ドア枠の下面に、敷板を調整して貼る。
我が家のこのドアの枠は、嵌めこむような造りだったので、それほど隙間が開いていませんので、たいして問題になりませんでした。
しかし、実はこのドア以外のドアをもう1枚切っているのです!
そのドアの場合は結構隙間が開いてしまうタイプだったので、上記の2つの方法両方を試しています。
前者の方が簡単ですが少々風が入っていました。後者の方は前者に比べれば難しい作業になりますが、隙間風はほとんど入りません。
あとがき
重たい扉を何往復もして運んだり、ノコギリで切ったりとかなりの重労働でした。
3.11後のことでしたので、荒療治を取らざる得なかったのですが、化粧板も張り替えたので概ね満足いく仕上がりになったかなと思います。
あまりにも酷い状態であれば、枠ごとリフォームせざるをえないですが、多少の歪みであれば扉自体を調整する事で十分対応できます。
この作業後数年経った今でも問題なく開閉できているので、苦労した甲斐はあったかなと思います。
そして、電動工具がなかったとしても、ノコギリだって頑張ればできる!という事をお見せできたと思います。
いかがだったでしょうか、参考になれば幸いです。
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