簡単な木製プランターの作り方(1×6)
公開日:
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最終更新日:2016/06/15
我が家では既にかなりの数のプランターがあるのですが、木製のプランターは味があってお気に入りなのです。
でも市販品はそこそこ値段も張るので、格安で自作してしまおうというわけなのです!
30枚を超えるたくさんの製作写真を使って手順ごとに詳しく説明しちゃいます。これなら自分で作れそうと思ったらDo it yourself!
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目次
木製プランターの設計

何か物を作るとなれば、どのようなサイズで、どのような木材を使用して、どのように組み上げるかを考えなければ作れません。
設計と聞くと難しく考えてしまうかもしれませんが、難しい事は何もありません!順を追って考えていきます。
どのようなプランターにするか
市販されている木製プランターは様々なデザイン、構造をしていますが、木製プランターの造り自体は比較的簡単な物が多いです。
量産されている製品は価格もこなれている物も多いので、自作する意義はそれほどなかったりするものですが、木製プランターは使っている素材や構造の割には少し割高と感じてしまう製品も多いわけです。
以下、私が木製プランターを作る指針、要求定義を箇条書きにします。
- 市販品よりも頑丈な構造にする。
- 市販品は板厚10mm以下の材を使用している物も多いので、それよりは厚さのある板材で作る。但し、重くなり過ぎない程度とする。
- 市販品は幅のない板をすのこ状に連結して使用しているものも多いので、なるべく一枚板で作る。
- デザイン、構造はとにかくシンプルな基本タイプとする。
- ネジ・釘の使用はなるべく控える構造とする。
- 底板は水抜きができるようにする。
- 費用をとことん抑えたい。
- 耐久性、耐用年数が高いに越したことはないが、耐久性よりも価格重視で作る。
ざっくりと基本となるコンセプトを決めるとこんな感じです。今回はとにかく安く仕上げる事に重点を置いています。但し、構造や作り方は市販品以上を目指して造ります。
ダックス型プランター
木製プランターの作り方は色々考えられますが、今回作るタイプはダックス型プランターと呼ばれるタイプのものです。
細長く、可愛らしいダックスフンドに似たような形状をしていて、木製プランターとして販売されている中でも人気があるタイプです。
構造は木製プランターの中でもかなり簡単な部類なので、物によってはネジ止めのみで作られているのが販売されていたりもします。
自作するプランターは、少々手間が掛かりますが、市販品よりも頑丈な構造となるよう割と本格的な造りにしたいと思います。
加工難度の検討
市販品よりも頑丈な構造とするために、溝加工を行います。特殊な電動工具が必要となりますが、作業自体はかなりシンプルです。
溝加工をしなくても勿論木製プランターを作ることはできるので、要所をボンドやネジ止めに置き換えてネジを多く打つことで、同様に作れます。
作業環境や技術、道具は上を見ればキリがありません。自分の今の手持ちでは難しい加工は簡単な方法に置き換えて作ればいいのです。そして、徐々に技術や道具が揃ってきたら相応の加工を目指せばいいのです。
もっと簡単な方法
2016.05.23 追記
ネジ止めだけで作れるもっと簡単な作り方の記事を書きました。必要とする道具も少なく、より初心者向きの木製プランターの作り方を紹介しています。気になる方は下記の記事を参考にして下さい。
材料選び
ある日ホームセンターに出かけると、驚くような激安価格で木材が売られていました。いわゆる訳あり商品というやつです。
手にとって見てみると確かに少々問題はあるものの、使えないほど酷い状態ではありません。
ちょうど園芸を始める季節になり、プランターがもう少し欲しかったところなので、自作で作るうちの1つの材料として使ってみることにしました。
木材の種類
購入した木材の種類はSPFで、日曜大工では定番の木材です。SPFはコスパに優れた良い素材ですが、水には弱く屋外使用にはあまり適しません。
通常であれば、木製プランターの素材としては選ばないのですが、あまりの激安で手に入れたので、例え1年で腐れても十分に元は取れてしまいます。
耐久性を上げたければ、屋外塗料や防腐剤を塗る事で、多少長持ちさせる事も出来ます。ただ、私の場合は塗料代を塗るにも惜しいくらいの価格だったので、そのまま使用する事にしました。
木材の大きさ
材の寸法は1x6材で、厚さ18mm、幅140mm、長さ910mm、の板材です。定番の規格である1x4材ですと板継ぎをしなければプランターとしての利用は難しいですが、1x6材ならばそのまま使用しても良さそうです。
材をそのまま使用するつもりなので、プランターの深さ、奥行きは、140mm以下となり、木製プランターとしては浅型となります。
屋外使用に適した木材
今回は安く仕入れる事ができたSPF材をあえて使用していますが、木製プランターの素材として他所様におすすめはできません。
屋外使用する木材は、風雨や強い紫外線と言った厳しい環境に晒されるので、長く使用できる木製プランターを自作するのであれば、適した木材を選ばなければなりません。
特にプランターは、土を直接入れた上、毎日水を撒くわけですから、尚更傷みやすいわけです。
以下に屋外使用でよく使用される材の例を挙げます。
- 杉
- 杉は木製プランターの素材として非常によく使われている木材です。芯材は黒色から赤身をしていて高い耐水性があるので、古い家の板壁として使われている素材です。また、値段も比較的安価です。
- 桧
- 桧は高級木製プランターなどで見かける事もあり、芯材は耐水性があるので檜風呂などでも使われています。建材としても杉と並んで使用されますが、杉よりは若干高価な木材です。
- WRC
- ウェスタンレッドシダーはウッドデッキで使用される事が多い米杉(実はヒノキ科らしい)です。耐久性が高く屋外使用に適しており、なおかつ比較的柔らかい材なので加工もしやすいです。値段は一般的なSPF材などと比べると数倍はするので比較的高価です。
- 防腐SPF
- 防腐剤を注入したSPFで屋外使用にも数年以上は耐えられます。値段も比較的安価なので、かなり重宝する木材です。
- サーモウッド
- ウッドデッキ材などで使用される燻製した木材です。虫などにも強く、屋外使用に適しています。値段はSPF材などと比べると高めです。
使用する材料
今回作成する木製プランターに必要な材料は以下のようなものです。
- SPF 1×6材 18mm x 140mm x 910mm × 3本
- 杉角材 45mm x 45mm x 450mm × 1本
- スリムコーススレッド 45mm × 8本
特売品の為、使用する1×6材は通常販売されている規格の1820mmではなく、半分の長さにカットされた910mmの物を使用しています。
杉の角材も同様に特売品で仕入れたもので、450mmの物を使用しますが、プランターの足に使うので実際に使用する長さとしては300mm強あれば十分です。
基本的には溝加工した材を組み上げて強度のある構造で造りますが、材を止めるために日曜大工で一般的な木ネジであるコーススレッドを使います。
強度的に軸系のより細いスリムコーススレッドでも十分と判断しましたが、通常のコーススレッドを用いても問題はありません。
費用
このプランターは端材を利用しているので激安で出来ました。その費用はなんと驚きの55円!!もはや笑ってしまうほどの安さです。
いくらDIYとは言えここまで安く仕上がることは滅多にありません。通常はSPFといえども1×6材はそこそこ値段が張ります。少なくとも今回使用した材料だと1000円以上は確実にかかるでしょう。
それでも市販品よりは安く仕上げることはできるのですが、通常購入するのであれば杉材か、防腐SPFくらい耐久性のある素材を使いたいところです。
作り方
木製プランターの作り方を順を追って工程ごとに詳しく説明していきます。
木取り図
仕入れた材料からどのように必要な材料を切り出すのかを、寸法を入れ分かりやすく示した図を木取り図と言います。上図をクリックすると拡大表示します。
ノコギリを入れる箇所を点線で表し、鋸しろを3mmとして計算しています。
以下、固有のIDを付与したA〜Gまでの切り出すパーツについての補足説明です。
- B,D
- プランターの側面材で短辺側となる奥行き用の木材です。140mm x 140mmで切り出します。
- A,C
- 短辺(奥行き)材を切り出した後の残りの材を、プランターの側面の長辺側となる材として使用します。鋸しろ3mmを考慮すると767mmとなります。
- E,F,G
- プランターの底板となる材です。反りの軽減、水抜き用として適度な隙間が開くサイズで切り出します。底板の幅は、A,C材の幅と溝を掘る位置で変わるので、隙間が10mm程開くサイズで計算しています。
今回使用する材料から最も精度を重視して切り出す材をB,Dとして、その他のパーツは切り出す寸法を合わせています。
罫引き

1×6材3枚の板から1つのプランターを造ります。側面を構成する板を切り出す位置に墨入れをします。
奥行き、高さは1×6の幅である140mmを基本とするので、まず2枚の1×6から140mm x 140mm の板を1枚づつ、合計2枚切り出す事にします。
つまり、910mm – 140mm – 3mm(鋸しろ) = 767mm が出来上がる横幅の長さとなるわけです。罫引き、カットする際は、鋸しろを考慮します。今回はそれほどの精度は求めませんが、精度の高い加工をする場合は、罫引き線の上を切るか左を切るかといった微妙なズレで誤差が生じてしまうのです。

罫引きが出来たら次は小型丸ノコギリRockwell RK3441Kを使用して、材料をカットします。
電動工具がなければ、ホームセンターのカットサービスで切ってもらうか、手ノコギリを使用して切断しても勿論構いません。
私もこの後の作業では手ノコギリを使用してカットしています。
材料をカット

電動工具で正確にカットをするための下準備をします。罫引きの通りに小型丸鋸を走らせられる位置に木をクランプで固定します。
この木に沿って丸ノコギリRockwell RK3441Kをスライドさせる事で、正確にカットする事ができます。

下準備さえ出来てしまえば、丸ノコギリを使って数秒でカットできます。丸鋸の刃は必要な分だけを出すように調整し、危険なキックバックにも備えて慎重に作業を行います。
Rockwell RK3441Kは小型でありながら2バイ材(38mm厚)までカットする事ができますが、1バイ材(18mm厚)程度であればサクサクいけます。
側面板の溝加工

Bosch製トリマーであるPR20EVSKを使って溝加工をします。3/4インチ(inch)のストレートビットを使用して、切り出した側面用の板に溝を掘っていくわけです。
加工位置は、端から12mmほど取っているので、18mm幅の溝を掘ると、溝加工位置は端から12mm〜30mmになります。

PR20EVSKは1馬力のパワーを持つ高性能なトリマーですが、ルーターと比べるとビットの軸系も1/4インチ(6.35mm)と細い為、溝掘りは少しづつ行います。トリマーではおよそ3mm程度が1回の掘る深さの目安とされています。
溝の深さは今回6mm掘るので、2回トリマーを走らせる事になるわけです。

幅18mm深さ6mmの溝加工した溝に、先ほどカットした側面用の材をはめ込んでみます。

横からのほうが分かりやすいので、綺麗にハマるか確認してみます。

1×6の板厚は18mmなので、3/4インチです。1バイ材なので1インチ(inch)と勘違いしてしまいやすいですが、実は厚さは3/4インチなのです。
3/4インチのトリマービットを使用すれば、1バイ材とピッタリの溝が1発で加工できるという訳です。トリマーにオプションを追加装備することでも正確に素早く加工することができるようになります。

位置調整をしてピッタリと溝に板がハマることが確認できました。使用するビットや材によっては多少隙間が開くこともありえますが、よほど大きなズレが生じない限り問題はありません。

長手側767mmの板材2枚の両端に、幅18mm深さ6mmの溝加工を施しました。
仮組み

まだ作業は中盤ですが、一度この時点で仮組みをしてみます。罫引き通りに正確に加工出来ているのかをチェックするわけです。
また、材の反りや曲がりと木の状態によって、加工自体は正確にできていてもハマらない事もありえます。特に今回使用している材はあまり状態の良くない見切り品ですから尚の事なのです。。

現時点ではまだ問題は感じられなかったので、次の作業に移ることにします。今度は底板をハメる為の溝加工をします。
板の下にはお気に入りのBench Dogを敷いています。マカロン?みたいな形をしているこの物体は、材をクランプで固定することなくズレ防止ができる便利な一品です。
幅のあまり無い板を加工する場合、トリマーで板の上を動かすときに、クランプの固定の仕方次第ではぶつかってしまったりするのですが、Bench Dogを使えば楽々作業ができるのです。
底板の溝加工

底板の溝加工1回目(深さ3mm)を終えた後の状態です。綺麗に段差ができているのが分かります。
加工位置は、端から5mmほど取っているので、18mm幅の溝を掘ると、溝加工位置は端から8mm〜23mmになります。つまり、プランターの底までの深さは140mm – 23mm = 117mmとなります。

2回目の底板の溝加工(深さ6mm)を終えたところです。交差箇所も綺麗に角が立っています。もう1枚の板にも同じ加工をします。
底板をカット

底板のサイズに合うようにもう1枚の板材に罫引きをします。通常ですと底板の溝に合うサイズにカットすればいいのですが、この板はかなり反っているのでそのままでは溝にハマりません。
なので、反りを軽減させるために3枚のサイズにカットし、水抜き用も兼ねて隙間をわざと開けるように調整します。

愛用の手ノコギリ「ゼットソー265」と、簡単に誰でも直角切断できてしまう補助工具ソーガイドを使用して底板用の板を切り出していきます。

ソーガイドは素晴らしい発明品で、素人でもプロ並みに切れてしまうおすすめの製品です。大工さんも使っているゼットソーの切れ味も抜群なので、1×6材程度であれば10数秒で驚くほど綺麗にカットできてしまうのです!

このように綺麗にカットできちゃいます。直角垂直に切断できる事は何を作る上でも非常に大事な事なので、危険性の高い電動工具を使わずとも、安全性の高い手ノコギリで色々な物が作れてしまうのは特に素人にはとても重要ですね。

およそ10mm間隔の隙間が開くサイズで3枚の底板になる材をカットしました。この後、先ほど掘った溝にこの板をハメるわけです。
底板を叩き込む

カットした底板を含めてまた仮組みをしてみましたが、簡単には上手くハマってはくれません。底板の反りがかなり大きかったので、短くカットしてもスッと入る程ではないのです。

木組みをする場合キツ目の場合は手でハメるには限界があります。こんな事もあろうかと。。木槌を使って材を叩き込むのです。材料を痛めないように端材をかまして叩いていきます。
しかし、ただ叩けばいいというわけではなく、溝に綺麗にハマるようにコンコンと丁寧な仕事をします。下手に力任せに叩いてしまうと場合によってはせっかく綺麗に加工した溝や材を壊してしまうことにもなりかねません。
木槌は振り上げる必要はなく、木槌自体の重さを利用して叩けばいいのです。力はいりません。木槌はどこの家庭にもあるので…とは言い切れないので、ない場合はゴムハンマーでも十分です。
特に注意すべき点は手を誤って挟まないこと!です。手を置く位置には常に気を配っておきましょう。

激安で仕入れた反った材でも、このように綺麗にハマりました。まだ多少歪んだりはしていますが、そのあたりは今後調整して綺麗に仕上げていきます。
クランプで固定

材料の加工は全て終わり、これから本組に入ります。溝にハマっている状態とはいえ、ところどころは隙間が若干開いていたりするので、ネジで止める前にクランプで歪みを調整していきます。

ネジ止めをする位置を確保しながら、クランプの位置を考えます。全体的にクランプをかけていかないとせっかくハメた材が抜けてしまったりしうるので、注意して作業します。
よく見ると分かりますが、微妙に隙間が開いているところがまだあるのが分かります。
ネジ締め

クランプでしっかりと固定できたところから、ネジを止めていきます。インパクトドライバーやドリルドライバーに2.8mmほどの軸系のビットで下穴を掘るとその後のネジ締めが楽になります。

先ほどの写真で若干の隙間が開いていた位置に重点的に2本のクランプを掛けました。ネジ締めする位置はちゃんと確保しています。

下穴を開け、45mmのスリムコーススレッドを打ち込んでいきます。今回は材料自体があまり耐久性がない素材なので、ネジも普通のユニクロネジを使用しています。屋外使用で長期間腐らないようにするにはネジもステンレス製にすると良いです。

先ほどの写真をよく見ると分かりますが、反対側の側面位置は少しズレています。木の反りや曲がりで微妙なズレが発生してしまった場合は、クランプで矯正してしまいます。

片面4本、両面で8本のネジを締め終わればほぼ完成です。
構造的にネジにはたいして負荷がかからないようにしています。土を入れ、水を入れて運ぶときの持ち方によってはネジにそのまま負荷がかかることもありえますが、基本的に置いている状態では溝に負荷が掛かる構造です。
浅型のプランターの為、土や水を入れた重量を考えてもそれほどの重さにはならないので、ネジのみを用いても十分強度的には問題はないと思います。その場合、軸系の太い通常のコーススレッドを使用したり、もう1本づつネジ締め箇所を増やすといいでしょう。
溝加工をしない場合、底板は横からネジで締めるか、杉の角材の足を底面に付けてネジを締め、底板をその足の上に載せる形にする方法も考えられます。
見た目上はネジのみでもほとんど変わらないように作ることも十分にできるので、自分の道具の状況や加工技術に合った方法を選択して下さい。
完成

横に倒してみたプランターです。しっかりと木組みがされているのが分かります。

最も難儀だった底面から見たプランターです。側面の溝に底板がキッチリとハマっているので、人が乗っても大丈夫なくらいの強度があります。水抜き穴も底板の隙間で確保していますが、足りない場合はドリルで穴を増やしてもいいです。

プランターの足に45mm角材を敷いています。ネジうちをせずこのまま使用してもいいですし、杉の角材をプランターに打ち付けてもいいわけです。
使用する角材は45mm角でなくとも勿論構いません。よく市販されている垂木などの40mmx30mmと言った規格のものを代用してもいいでしょう。
角材は長めに尺を取ってざっくり切っていますが、プランターの奥行きと長さが合うように調整してカットし、ネジを締めて止めれば完成です。
プランターに足を付ける場合

適度な長さに杉の角材を切った後、プランターを裏返しねじをインパクトドライバーで斜め打ちします。
真っ直ぐ底面からネジを打ち付けてもいいですが、斜め打ちすることで直接地面に触れる部分に穴が開かないのです。

一本の足につき両側から2本づつ両端に打つので、合計8本のネジを斜め打ちしています。

脚付きダックスプランターの完成です。
工具
今回の木製プランターを自作する上で使用した工具や道具は以下のようなものです。必ずしも全てが必要というわけではありませんが、あると便利な道具もたくさん使っているので参考にしてみてください。
安全具
何か作業をするとなれば安全面の考慮は最低限しておくべき必須の前提条件となります。
- 安全メガネ
- 作業中何かの破片が飛んできたり、工具を使えば粉塵が発生したりするのはよくあることです。メガネをかけるだけでそういった危険から目を守れます。
- マスク
- 粉塵が発生するような作業ではマスクをすることで肺を守れます。できれば専用のマスクをしたいところですが、普通の花粉用マスクとかでも効果はあります。
- 手袋
- 軍手や革手袋をすることでちょっとした怪我を防ぐ事ができます。ただし、回転系工具を使用する場合、繊維製の軍手は巻き込まれる可能性があるので禁止です。
- 作業着
- 作業中工具に巻き込まれてしまうような危険のある服装はするべきではありません。汚れたりしても大丈夫で、安全面の考慮がされている専用の作業着を用意しましょう。
- ヘアバンドなど
- 髪が工具に巻き込まれてしまうととても危険です。髪を後ろで縛ったり、帽子などを着用するなどして安全対策を行ってください。
罫書き・測定工具
- メジャー(巻尺・コンベックス)
- スケールなどとも呼ばれる直線の長さを測定する工具。直尺(ちょくしゃく)など持っておきたい測定工具の1つ。
- スコヤ、指矩(曲尺)
- 直角を計測、罫書きするのに便利な測定工具には、完全スコヤなどがあり、指矩は差金(さしがね)、曲尺(かねじゃく)とも呼ばれている。
- 罫書き
- 木工専用の罫書きや墨付け道具がなくても、芯が固めの鉛筆で十分です。
切断工具
- ゼットソー
- 大工さんも使っている岡田金属のゼットソーは切れ味抜群のノコギリなのです。替刃も売っているので長く愛用できます。
- ソーガイド
- 岡田金属の開発したソーガイドは、素人でも簡単に木材を直角切断できる補助工具で、感動の切り口に惚れ惚れすること間違いなし。是非とも持っておきたいDIY必須の補助工具と言えます。
- Rockwell RK3441K Compact Circular Saw Kit
- Rockwellの開発した手軽に使える小型丸鋸です。ディスクグラインダー(サンダー)に近い利便性がありながら、丸鋸としての性能も併せ持っています。深さ調整も簡単に出来る上、傾斜切断もできるのです。
溝加工工具
- Bosch PR20EVSK
- 溝加工をするために使用するBosch製PR20EVSKは高機能なプロ用のトリマーです。ストレートビットで溝を掘り、加工した材で木組みをします。
- Bosch PR011
- Boschのトリマーやルーターに装着可能な昇降装置です。PR20EVSKにも使用できるオプションで、段階的に深さを正確に素早く調整できる為、3mmづつ削るといった溝加工などで重宝します。
- Bosch RA1054
- Boschのトリマー・ルーターに装着可能な昇降装置Bosch PR011と併用可能なオプションです。容易かつ正確に板面に沿った加工を可能とします。
穴あけ・締結工具
- ドリルドライバー
- 長年愛用してきたRyobiのCDD-1020はコスパ抜群のドリルドライバーなのでおすすめです。私のは酷使し過ぎてついに壊れてしまいました。。
- インパクトドライバー
- 私はマキタのインパクトドライバーを愛用しています。ネジ締めにはインパクトが断然強力です。インパクト用のドリルビットを用いればドリルとしても活用できるので便利です。
- +ドライバー
- 家庭に一本はある手工具のプラスドライバーは、電動工具を持っていても使う機会は多いのです。
クランプ(圧着工具)
- Lクランプ
- L型クランプは扱いやすいクランプの1つです。ある程度長い方が色々使えて便利ですが価格は長いほど高くなります。L型以外にC型クランプもあると便利です。
- Bench Dog
- 円柱形のマカロンのような形をしていて、上下にゴムの滑り止めが付いているパッドです。トリマーなどを使う際の材固定に使えます。
備品(ネジ・ボンドなど)
- コーススレッド
- coarse screw thread コース(スクリュー)スレッドとは、粗いネジ山という意味の木ねじです。ネジの種類は多々ありますが、木工では定番のネジです。軸が細めのスリムタイプもあります。
あとがき
ホームセンターに出かけると端材コーナーに安く売られている材がありますが、なかなか使用する機会はありませんでした。
適材適所で材を選ぶことが多い私としては珍しいことなのですが、せっかくなので木製プランターを作ってみたわけです。
実はこの他にも自作するプランター用に材を購入しているのです。屋外使用に適した素材を使ったもう少し本格的で大型のものなのですが、そちらも同じように紹介するつもりでいます。
使用してみた感想
今回自作したプランターを実際に使っているわけですが、塀の上に置く浅型プランターとしてはかなり十分な出来で満足できています。
小さいポッドをたくさん入れてプランターカバーのような使い方も良いかなと思ったのですけど、直接土を入れて使うことにしました。
白ペンキを塗ってやすりで削ればいい感じのシャビーなプランターにもなりそうなので、もう少しお洒落にしたいと思った方は塗装してみるといいと思います。
いかがだったでしょうか、自作で出来る木製プランター造りの参考になれば幸いです。
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