ミニトマトの土づくり
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最終更新日:2016/06/26
土づくりは農業の基礎であり奥義でもある?ものですが、ミニトマトの土づくりについて説明します。
ミニトマトに適した土作りをすることで、苗の成長はまるで違ってきます。しっかりと大きく育てば1苗で500個以上収穫することもできるのです。
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ミニトマトに適した土壌pH

ミニトマトに適した土壌pHは、5.5~7.5くらいと言われています。そのままでも問題はないですが、大体6.0~6.5くらいの弱酸性に土を調整します。この数値は大抵の野菜を育てるのに適した数値でもあります。日本の土壌は大抵弱酸性です。
我が家の場合も、特別ミニトマト用というわけではなく、ゴーヤやパッションフルーツと同じように土作りを行いました。なので、ゴーヤの記事も参考になると思います。
- 土壌pH
- pHとは、酸性かアルカリ性かを1〜14の数値で表し、7を中性とする指標の事です。1~6が酸性、8~14がアルカリ性です。
土壌改良

元々の土壌がかなり悪い場合は、土ごと入れて変えて土壌改良をしたほうがいいケースもあります。
我が家でミニトマトを植えたところは一度大掛かりな土壌改良を施しています。その後、ゴーヤやパッションフルーツを数年植えた後にミニトマトを植えています。
土壌改良のポイント
- 土を入れ替える
- 水はけをよくする
- 元肥・肥料を混ぜる
我が家で行った土壌改良の手順は以下のような感じです。
土壌改良の手順
- 深く地面を掘る
- 水はけを良くする
- 苦土石灰をまく
- 最下層に砕いた炭を入れる
- 最下層に赤玉土(大)を入れる
- 中層に腐葉土を入れる
- 中層に牛糞を入れる
- 腐葉土と牛糞を混ぜる
- 中層に培養土を入れる
- よくを混ぜる
- 上層に培養土を入れる
- バイオ酵素を入れる
下記の記事で写真を使った詳細なやり方を紹介しています。
連作障害
毎年同じ土に同じ作物を植え続けていると、連作障害が起こります。
連作障害とは
土の栄養素は様々ですが、植える食物によってある一定の栄養素を吸収していきます。すると次第に土の栄養バランスが崩れていくのです。
連作障害になると作物がうまく育たなくなります。
連作障害への対策
- 輪作・去年とは違う野菜を植えたりする
- 堆肥を変える
- 土壌改良剤を使う
- 天地返しをする
- 土を天日干しで消毒
去年の土をリサイクル

はじめて園芸をやるのであれば、新しく土を購入したり、庭の土を耕したり、一から土壌改良します。
何度か園芸をしているのであれば、毎年土を全部入れ替えるような事はしませんし、コストパフォーマンス的にもよくありません。
今ある土に手を加える事で再利用していくわけです。
我が家で行った土をリサイクルの手順は以下のような感じです。
土をリサイクルする手順
- プランターや地植えの土を園芸用のたらいに移す
- 土を篩いにかけて肥料カスや根っこを取り除く
- 篩いをかけた土を天日乾燥させる
- 乾いた土を中層用と下層用の二つに分ける
- 水はけが悪ければ畑の最下層に赤玉土(大)を入れる
- プランターは最下層に鉢底石を入れる
- 下層用の乾いた土に腐葉土や牛糞を混ぜてプランターや畑に入れる
- 中層用の乾いた土に新しい培養土を適量混ぜる
- 土の土壌pHを測る
- 土壌pHによって酸性が強すぎる場合は苦土石灰や鶏糞を入れて調整する
- 調整した土を混ぜてプランターや畑に入れる
- 上層に培養土を入れる
- 元肥を熟成させる